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「Rule the Waves 3」プレイ日記:日本・日清戦争編 第4回

Rule the Wavesシリーズ

海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で遊ぶプレイ日記です。今回は1893年11月、清との緊張関係がどうなるかから。

前回:日本編 第3回

第1回はこちら。


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前回のまとめと今回の予定

前回は新型防護巡洋艦の建造、富士型戦艦就役、新型装甲巡洋艦の建造を行いました。

今回は清との緊張関係が戦争につながるのかどうかというところから。

1893年

11月

日本海軍艦艇が中国漁船に発砲し、漁師数名が死亡する事件が発生。これにどのように対応するかというイベント。実質的には日清戦争を始めるかどうかという選択になりそうです。

不安はありますが、就役したばかりの富士型戦艦を信じて、ここは「漁船は禁漁区で操業しており、自らの不注意の結果である」を選択。清との緊張度を高めます。

これで清との緊張度は開戦ライン(10)を突破。遠からず戦争になる可能性がありますが、清は現在スペインと戦争中なので、どうなるかは不透明です。

海軍力の比較では、総トン数で日本は列強9か国中最下位。清は戦艦7隻を擁し、さらに2隻建造中。しかし装甲巡洋艦・防護巡洋艦では互角かそれ以上の戦力があります。いかに清の戦艦を各個撃破できるかが勝負の分かれ目となりそうです。

12月

ロシアとの植民地危機が発生。清ならまだしも、現時点でロシアと事を構えてしまっては国家の破滅なので、「戦争の準備ができておらず、緊張の高まりを避けるために妥協すべきです」と政府に助言します。

1894年

2月

アメリカ政府から榴弾技術のメリニットに関する権利を買わないかと打診。もちろん購入します。外国からの技術提供は可能な限り受け入れる方針です。

メリニットと言われてもあまり馴染みがありませんが、調べたところではピクリン酸を使った炸薬のことを指すようです。日本で言うところの下瀬火薬みたいなものでしょうか。

日清開戦

ここで遂に日清戦争が勃発。開戦劈頭の奇襲攻撃はできず。

開戦時の国際情勢はこのとおり。清はスペインとの戦争を継続しており、2か国を相手に戦争しています。一方、日本はロシアとの緊張度が高く、予断を許さない状況。

日本と清の艦隊戦力比較。日本は戦艦3・装甲巡4・防護巡7・コルベット4、清は戦艦7・装甲巡4・防護巡5・コルベット4と、戦艦の数ではダブルスコアで負けていますが、性能的には2隻の富士型戦艦が清の戦艦すべてを凌駕できるはずです。まさに日本の運命はこの2隻にかかっていると言っていいでしょう。

戦力配置を見ると、清は東南アジアでスペインを相手に戦わなければならないため、戦艦3隻を東南アジアに回しているようです。

マップ上の円は上陸作戦を行える範囲を示しており、上の画像ではわかりにくいですが、威海衛・青島・上海が上陸作戦可能範囲に入っています。清国海軍を壊滅させた後に上陸作戦を実施しましょう。

通商保護に3隻の艦船を要求されているため、コルベット4隻すべてを通商保護に割り当てておきます。

3月

清はコルベット以外の艦船をすべて東南アジアに移動。日本を相手にする前にまずスペインと決着をつける目論見なのかもしれませんが、その結果として清に対する封鎖が行われるようになります。封鎖状態が続くと食糧不足などで社会不安レベルが上昇していきます。

3月17日、北海道東部沖で海戦が発生。録画ミスで動画はありませんが、こちらは装甲巡4・防護巡4、清は装甲巡1・防護巡1の部隊でした。敵はそれぞれ別方向に退避するも、10時間近くにわたる追撃戦の末、装甲巡「磐手」が敵装甲巡を撃沈。指揮下にはいなかった補助部隊の高千穂型2隻からなる第2防護巡戦隊も敵防護巡の撃沈に成功します。損害は装甲巡1小破、防護巡2小破。快勝と言っていいでしょう。

4月

清と戦争中のスペインから同盟締結の申し入れ。敵の敵は味方と言いますし、ここは同盟を締結します。

4月27日、青森県東方沖で戦艦3・装甲巡3・防護巡6の大部隊が清の戦艦6・装甲巡2・防護巡1の大部隊と遭遇。戦艦同士の艦隊戦となります。大型艦同士が接近しての殴り合いになりますが、双方とも命中弾が少なく、命中したとしても十分な損害を与えるに至りません。7時間近くにわたる熾烈な砲撃戦の末、あわや衝角攻撃かという超接近戦で戦艦「富士」が放った魚雷が清の康定型戦艦(12,700トン)に命中。旗艦の被雷に泡を食った清国艦隊は被雷した戦艦を置いて退避し、日本艦隊は被雷した敵戦艦を悠々と撃沈し、勝負は決しました。

日本艦隊は戦艦3小破、装甲巡3小破、防護巡1大破・1中破。対する清は戦艦1沈没・5小破、装甲巡1中破・1小破。戦力で下回っていた海戦で敵戦艦を撃沈できたのは大きな勝利と言えるでしょう。

勝利の立役者となった旗艦である戦艦「富士」は、大型砲3発、中型砲14発、小型砲21発被弾してギリギリ小破という損害。しかし虎の子の13インチ主砲は命中率4%と良好なものの、発射速度が遅すぎるように感じられます。6インチ副砲が1,000発以上発射している戦闘で、13インチ主砲はわずか172発しか発射していません。さらに言えば、最終的に勝敗を決したのは砲撃ではなく魚雷でした。これをどのように考えるべきなのか、解釈に困ります。

しかしまず言えることは、戦艦が雷撃戦を行うべきではないということです。この戦争で富士型戦艦には文字どおり国家の浮沈がかかっており、敵の雷撃を受けるかもしれない距離に富士型戦艦を近づけるべきではありません。直近で駆逐艦が研究されたので、なるべく早い段階で駆逐艦を建造し、雷撃戦力を整える必要があるでしょう。

砲撃に関して言えば、まず戦艦に対しては、主砲ですら装甲を抜けるのは舷側装甲以外の装甲の薄い部分に命中したときだけ(戦艦の舷側装甲を貫通できる砲は今のところ存在しないということは、前回で富士型戦艦を設計したときに触れていました)ということを考えると、当面は徹甲弾よりも榴弾を主に使用するべきのような気がしてきます。副砲・補助砲のような中小口径砲はまず貫通は無理なので、これも榴弾を使うべきでしょう。

同様に、装甲巡・防護巡についても敵の舷側装甲を貫通できる場合は徹甲弾、できそうにない場合は榴弾という使い分けをすることにすれば、第1回でとりあえずデフォルトのままにしていた弾薬設定の指針になりそうです。

そういう考え方で設定したのがこちら。以下は設定とその理由です。

  • 対戦艦(画像左):すべて榴弾
    • 清:戦艦最小舷側装甲厚は9.5インチ
    • 日本:最大の貫通可能装甲厚を持つ13インチ砲は7.5インチまで貫通可能
    • →舷側装甲の貫通は不可能
  • 対装甲巡(画像中央):
    • 4-6インチ:すべて榴弾
      • 清:装甲巡最小舷側装甲厚は3.5インチ
      • 日本:6インチ砲の貫通可能な最大装甲厚は3.5インチ未満
      • →舷側装甲の貫通は不可能
    • 7-10インチ:すべて榴弾
      • 清:装甲巡最大舷側装甲厚5インチ
      • 日本:最大の貫通可能装甲厚を持つ9インチ砲は4.5インチまで貫通可能(10インチ砲は配備なし)
      • →3.5インチ装甲の装甲巡に対しては貫通可能だが、5インチ装甲の敵装甲巡に対しては貫通不可能
        • →清の装甲巡3隻のうち2隻が5インチ装甲、かつ9インチ主砲を持つ日本艦艇は1隻のみのため、貫通できるケースは少ない
    • 11インチ以上:近中距離で徹甲弾、遠距離で榴弾
      • 清:装甲巡最大舷側装甲厚5インチ
      • 日本:最大の貫通可能装甲厚を持つ13インチ砲は射程9,000ヤード中7,000ヤードまで5インチ装甲を貫通可能
      • →近中距離ではおおむね貫通可能
  • 対防護巡(画像右):
    • 4-6インチ:近距離で徹甲弾、中遠距離で榴弾
      • 清:防護巡舷側装甲厚はすべて2.5インチ
      • 日本:装備数の多い6インチ砲は射程9,000ヤード中3,000ヤードまで2.5インチ装甲を貫通可能
      • →近距離ではおおむね貫通可能
    • 7-10インチ・11インチ以上:すべて徹甲弾
      • 清:防護巡舷側装甲厚はすべて2.5インチ
      • 日本:装備数の多い8インチ砲はすべての距離で2.5インチ装甲を貫通可能
      • →すべての距離でおおむね貫通可能

これを踏まえて搭載する砲弾の比率も設定します。大型になるほど徹甲弾を多く、小型になるほど榴弾を多く搭載。これもなんとなくそれらしい感じになりました。

弾種の設定について日清戦争の間はこれでよさそうですが、この設定の仕方はかなり手間なので、もう少し簡便な方法を考えたいところです。どういう運用がいいのでしょうね。


今回は日清戦争開戦、日清の大艦隊戦、弾種設定の見直しを行いました。次回は日清戦争の続きから。果たして日本は日清戦争に無事勝利できるのでしょうか。

次回:日本・日清戦争編 第5回(最終回)

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