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「Crusader Kings II」開発日記#13――異教、顧問、女戦士

その他

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CK2開発日記#13が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は異教、顧問、女戦士ついて。

前回:開発日記#12――不具イベント

2016/07/17 #14へのリンクを追加。

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概要

開発日記#13は、異教、顧問、女戦士について。今回の内容は、無料の2.6パッチに含まれるとのこと。

防衛的な異教について

  • 最初に、防衛的な異教(Baltic、Slavic、Suomenusko、West Africanの4つ)は、信仰点(piety)を200消費して異なる宗教に対する主要な防衛者となることで、敬虔な戦士の一団を招集することができるようになった。これは「部族の軍を召集(the Raise Tribal Army)」ディシジョンのようなもので、防衛的な異教が攻撃されたときのさらなる戦力となるものだ。
  • 次に、防衛的な異教には平和時に使える新たなディシジョンを追加した。それが先祖崇拝(Ancestor Worship)で、10年に1度しか使用できない。これは自分の人生について先祖に助けやアドバイスを求めるもので、戦場で勝利を得たいとか、領地を発展させたいとか、結婚したいというのもあるかもしれない。いずれの場合でも、一旦プレイヤーが自分のしたいことを決めたら、先祖に聞いてほしいことを選び、自分の目や人間を生け贄として捧げたり、質素な祭祀を行ったり、簡単な偶像を作ったりする。生け贄を捧げると、すぐになんらかの結果を得ることができるだろう。だが、懐疑論者が先祖はなにかしてくれるという証拠はないということを指摘することもあり、プレイヤーが偶然の一致からそれを信じて敬虔な人間ではなくなるということもある。

ノースについて

  • 攻撃的な異教であるノースに話を移そう。第一の変更はシンプルなもので、以前の開発日記の画像の特性アイコンから予想していた人もいるだろう、ヴァイキングの特性の2つの進化版、破壊者(Ravager)と海の王(Sea King)だ。これはヴァイキングの特性を獲得した後に領地の略奪を続けると獲得でき、大きなボーナスがつく。
  • その他の小さな変更は以下のとおり。
    • ノースを信仰する人物は十字軍(Crusader)に似た特性として、ヴァルハラ行き(Valhalla-bound)という特性を大聖戦の中で得ることがある。
    • ノース文化は、領主が2つ以上の王号か皇帝号を持つ強大なノース(宗教?)の勢力の一部となった場合(これはずいぶん前に言って導入されていなかったことだが)や、宗教改革が起こってフィルキル(ノースの宗教指導者)がノース文化となった場合は、スウェーデンやデンマークなどに分かれることはなくなった。これに関連して、ピクト、古サクソン、西ゴート文化も強大な勢力の一部となったり、彼らの宗教指導者が彼らの文化を持っている場合には分割・変化することがなくなった。
  • 最後に、ノースの信仰を持つ領主は、自分の領内で高い指揮(Martial)スキルを持つ女性キャラクターを抜擢し、盾の乙女(Shieldmaiden)の特性を与えることができるディシジョンを使えるようにした。この女戦士たちはボディガードであり、性別法にかかわらず指揮官にすることもできる。盾の乙女には戦闘と訓練の双方で多くのイベントがあり、プレイヤーは盾の乙女を領地持ちにすることもできる。

その他

  • 異教だけでなく女性全般についてだが、優れた女性を宮廷に留めるために、女性を顧問にする方法をいくつか追加した。第一に、領主の近い親族で高いステータスを持つ者には、仕事を与えることができる。第二に、宮廷内の才能ある女性に対して、自分に仕えるように頼むことができる。どちらの場合も、受け入れられると彼女たちは評議会に抜擢されるが、プレイヤーは封臣から評価ペナルティを受ける。”Conclave”を入れているなら、ペナルティは性の平等性に関する法律(Gender Equality laws)に応じて減少する。こうしたイベントは、ゲームルール・性別法・宗教・文化が女性の平時の抜擢を認めていると起こらず、その場合は望むままに彼女たちを雇うことができる。

質疑応答

Q1:もうノースは充分強くない? 女性の扱いに関しても、実際とは違うものに近いんじゃない?

A1:追加のヴァイキングの特性と十字軍と似たような特性については、ノースで遊んでるときに思いついて面白そうだから追加したんだ。防衛的な異教については、プレイヤーがもっとコンテンツを追加して欲しがっているのに気づいて、他のコンテンツデザイナーにいろいろと頼んでみた結果、先祖崇拝ができた。基本的に私の親切心からできたこうした無料で予定外のコンテンツに怒っているというのは、どうしてこれが不平の種になっているのかわからず、不思議に思っている。これに関してさらになにか追加すべきだという情熱があるならMODを作るか、せめてなにか提案してくれれば、それを追加するかもしれない。

Q1-1:(先の質問とは別の投稿者から)同じことはあなたにも言えるでしょ。あなたがさらにノースにコンテンツを追加したいなら、勤務時間外でMODにしてSteamワークショップにアップロードすればいいんじゃないの? プレイヤーはDLCを買うことでゲームの継続的な開発にお金を払ってるんだから、開発者にはMOD制作者とは異なる期待をかけているということをわかってほしいな。

A1-1:いやいや、異教のアップデートは予算もついてないし、仕事を振られたわけでもないよ。私が面白そうだと思ったから作ったんだよ。私たちが作ったものが気に入らないなら買わないという選択ができるけど、私がなにをやるかということをあなたが命令することはできないでしょ。上司が割り振ってきたものをやることは別として、私が追加したほうがいいと思えばそうするよ。

Q2:(ヴァルハラ行きに関して)どうして全部の改革異教に特性をつけないの? 全部の異教にこういうのをつけたらいいじゃん。

A2:全部の宗教につけられるヴァルハラ行きみたいなものが思いつかないんだ。でもそれいいかもね。そのうち考えることにする。

というわけで、今回の開発日記は相当紛糾しています。以前からのファンタジー系イベント追加に対する不満と今回のノースのさらなる強化への不満が、今回一緒に噴出してきたような印象です。CK2の今後に悪い影響が出なければいいのですが……。

Q1-1はこの後さらにやり取りがあるのですが、ここから先はもはやゲームとはあまり関係なくなりつつあるので割愛しました。気になる方はパラドフォーラムの投稿をご覧ください。


次回は、Doomdark氏によるCK2の将来について。

次回:開発日記#14――前途

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