海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記第15回。今回は1910年、建艦競争が激化しつつあります。
1910年
1月
1910年1月時点の日本海軍の状況は以下のとおり。数の減った第3駆逐隊所属艦を第1駆逐隊に移しています。
- 常備艦隊(計68隻)
- 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第4水雷戦隊(カリオペ型防護巡洋艦1隻)
- 第9駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
- 第3駆逐隊(所属艦なし)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第5駆逐隊(春風型駆逐艦2隻)
- 第2駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第4駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第7駆逐隊(雷型駆逐艦3隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第6駆逐隊(雷型駆逐艦2隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
- 第1駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第8駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第13戦隊(筑波型装甲巡洋艦2隻)
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
- 宇治型護衛艦「嵯峨」
- 八丈型護衛艦「八丈」
- 八丈型護衛艦「石垣」
- 八丈型護衛艦「国後」
- 八丈型護衛艦「択捉」
- 沿岸用潜水艦14隻
- 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
- 建造中(計5隻・イギリスで建造中)
- 鞍馬型巡洋戦艦「鞍馬」
- 鞍馬型巡洋戦艦「伊吹」
- 吉野型防護巡洋艦「吉野」
- 吉野型防護巡洋艦「須磨」
- 吉野型防護巡洋艦「明石」
1910年はほぼ鞍馬型巡洋戦艦と吉野型防護巡洋艦の建造で終わりそうです。
2月
昨年イギリスとの同盟協定が失効したばかりですが、そのイギリスがイタリアとの緊張が高まっているために日本と関係改善を求めているというイベント。イギリスとはぜひ仲よくしていたいので、「イギリスとの協力関係を強めるべきです」を選択。イタリアとの緊張度が上昇します。
3月
新たな方式と技術の導入で工業生産が急増。
榴弾技術「砲弾用高品質鋼」
榴弾技術「砲弾用高品質鋼」を獲得。榴弾のダメージが少し向上します。
4月
諜報員によって1912年就役予定のロシア巡洋戦艦「キンブルン」の詳しい性能が判明。27ノットと現在建造中の鞍馬型巡洋戦艦より高速で、大きな脅威になり得ます。
6月
アジア本土での戦争が差し迫っている中、日本の主要兵器企業が好戦的な勢力に兵器を輸出したがっているがどうするかというイベント。「我々は戦争の火に油を注ぐべきではない」を選択。
船体建造技術「打鋲技術の改善」
船体建造技術「打鋲技術の改善」を獲得。船体重量が1%減少します。
7月
艦艇設計技術「背負い式艦首砲塔」を獲得。艦首(Bの位置)に背負い式砲塔を設置できるようになります。
8月
吉野型防護巡洋艦3隻が就役。しかし高速性が強みの艦型にもかかわらず、公試で設計速度28ノットが出ないという失敗作になってしまいました……。
吉野型3隻はカリオペ型防護巡洋艦を外した第4水雷戦隊(吉野型には魚雷発射管が搭載されていませんが……)に編入。
英伊関係の悪化
2月にイギリスがイタリアとの関係悪化で日本に接近してきていましたが、いよいよ抜き差しならぬ状況になったようです。
魚雷技術「水平タービン」
魚雷技術「水平タービン」を獲得。魚雷の射程距離と速度が向上します。
新型駆逐艦の設計
吉野型防護巡洋艦が就役して予算に余裕ができたので、春風型が次々と廃艦になっている駆逐艦を補充すべく900トン級駆逐艦の朝霧型を設計。
- 主砲:4インチ単装砲2門
- 速力:31ノット
- 魚雷発射管:単装1基・連装1基、計3本
諸外国の主力艦も相当高速化してきているのでもう少し速力を上げたかったのですが、他の要素とのバランスを考えると31ノットが精一杯でした。
設計完了は1か月後で、8隻建造予定。
9月
朝霧型駆逐艦「朝霧」「夕霧」「天霧」「狭霧」「瀬戸霧」「沢霧」「海霧」「山霧」の計8隻を発注。就役は1911年7月の予定。
10月
鉄鋼メーカーが首相に海軍予算を増額するよう説得してほしいと求めてきているが、どう対応するかというイベント。「海軍は鉄鋼メーカーの利益を増やす道具ではないことを伝える」を選択。威信が上昇します。
11月
対潜水艦戦技術「Qシップ」を獲得。Qシップが利用可能になります。
また、新たな技術分野「軽航空機」が出現。
1911年
1月
1911年1月時点の日本海軍の状況は以下のとおり。前年から大きな変更はありません。
- 常備艦隊(計71隻)
- 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第4水雷戦隊(吉野型防護巡洋艦3隻)
- 第9駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
- 第3駆逐隊(所属艦なし)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第5駆逐隊(春風型駆逐艦2隻)
- 第2駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第4駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第7駆逐隊(雷型駆逐艦3隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第6駆逐隊(雷型駆逐艦2隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
- 第1駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第8駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第13戦隊(筑波型装甲巡洋艦2隻)
- カリオペ型防護巡洋艦「筑摩」
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
- 宇治型護衛艦「嵯峨」
- 八丈型護衛艦「八丈」
- 八丈型護衛艦「石垣」
- 八丈型護衛艦「国後」
- 八丈型護衛艦「択捉」
- 沿岸用潜水艦14隻
- 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
- 建造中(計10隻・すべてイギリスで建造中)
- 鞍馬型巡洋戦艦「鞍馬」
- 鞍馬型巡洋戦艦「伊吹」
- 朝霧型駆逐艦8隻
1911年も鞍馬型巡洋戦艦の建造に終始しそうですが、ゲーム開始から20年以上経過するので、そろそろ沿岸砲台の更新も行いたいところです。
春風型駆逐艦2隻の解体
設計速力から2ノット低下したため、春風型駆逐艦「夏風」「沼風」を解体処分します。「夏風」は4度、「沼風」は2度の海戦に参加。
これに伴い、1隻のみとなった第5駆逐隊の「灘風」を第1駆逐隊に移籍させています。
14インチ砲台の建設
日本本土の沿岸砲台を更新するため、14インチ沿岸砲台の建設を開始します。これからの時代、4インチ砲・6インチ砲では沿岸防備にはいくらなんでも力不足でしょう。とはいえ、14インチ砲台は建設費が戦艦の建造費と変わらない額であり、予算面で小さくない負担です。
2月
かねてから関係の悪化していた英伊の間で戦争が勃発。
どちらにも同盟国はありません。このほか、仏独の間にも戦争が起こりそうな情勢。日本はと言えば、諸外国と非常に円満な関係を築けています。
4月
潜水艦技術「中距離潜水艦」を獲得。中距離潜水艦が建造可能になります。
5月
イタリアと戦争中のイギリスが日本に接近してきているが、どのような提案を行うかというイベント。イタリアとの緊張度が高まりますが、「我々はイギリスとの協力を進めるべきです」を選択します。
6月
バルカン諸国の間で戦闘が発生したが、どのように対応するかというイベント。「この地域の紛争を止めるのが不可能に見えるのは嘆かわしいことだ」を選択。
装甲技術「品質管理II」
装甲技術「品質管理II」を獲得。装甲品質が少し向上し、重量が1%減少します。
7月
朝霧型駆逐艦「夕霧」「狭霧」「瀬戸霧」「海霧」「山霧」の5隻が就役。「朝霧」「天霧」は来月、「沢霧」は再来月就役予定です。
水密区画・ダメージコントロール技術「応急訓練」
水密区画・ダメージコントロール技術「応急訓練」を獲得。ダメージコントロールが改善し、ダメージコントロールの特別訓練が可能になります。
8月
朝霧型駆逐艦「朝霧」「天霧」が就役。「沢霧」は来月就役予定です。
英伊戦争終結
2月に開戦した英伊戦争がわずか半年で終結。
朝鮮半島北部がイギリスに割譲されました。
イギリスの参入で北東アジア海域はさらに混沌としつつあります。
海軍将校団での年次講演
海軍将校団での年次講演でどういった内容を話すかというイベント。緊張度が上がりますが、中段の「我々は起こり得るあらゆる脅威に対して国家の利益を保護する準備がある」を選択します。
春風型駆逐艦「江風」の解体
設計速力から2ノット低下したため、春風型駆逐艦「江風」を解体処分します。6度の海戦に参加。
第一次日露戦争時に慌てて20隻建造した春風型も、もう3隻を残すのみとなりました。
9月
最後の朝霧型駆逐艦「沢霧」が就役。朝霧型駆逐艦を第3・第5駆逐隊に編入します。
技術開発
3つの技術を同時に獲得。まず火器管制技術「目標指示装置」。射撃精度が少し向上します。
次に艦艇設計技術「5基以上の首尾線上砲塔」を獲得。設計時に首尾線に主砲塔を5基以上設置できるようになります。
最後に艦隊戦術技術「艦隊巡航隊形」。艦隊が並走隊形(複縦陣のことか?)をとれるようになり、潜水艦の攻撃を受ける確率が低下します。
春風型駆逐艦「沖風」「灘風」の解体
設計速力から2ノット低下したため、春風型駆逐艦「沖風」「灘風」を解体処分します。「沖風」は5度、「灘風」は3度の海戦に参加。
春風型駆逐艦は「朝風」を残すのみとなりました。
11月
船体建造技術「鉄鋼品質の改善」を獲得。船体重量が1%減少します。
今回は1910-11年、英伊戦争の結果、北東アジア海域にイギリスが参入して情勢がさらに複雑化してしまいました。この先の日本と北東アジアはいったいどうなっていくのでしょうか……。次回は1912年から。
コメント
900トン級駆逐艦の登場と春風型の相次ぐ解体に技術進歩の速さを感じます。駆逐艦は予算に限りがある中でずっと活躍する艦種だと思うので、これからも駆逐艦の活躍や新型の登場に期待しています!
春風型は15年前の艦ですが、15年で海軍技術は本当に長足の進歩を遂げていますね。今後は防護巡洋艦に代わって駆逐艦が海軍のワークホースになるでしょうし、よい駆逐艦を作りたいところです。
春風型と朝霧型駆逐艦で3倍くらい排水量変わるんですね…技術進歩を感じるなぁ
一方で吉野型は設計速力出なかったのは、将来的に巡洋戦艦と組ませたりした高速戦隊運用連携に悪影響出そうで痛いですね…
吉野型は高速化のために武装をだいぶ省いた設計ですが、それで速度が設計どおり出ないという困ったものになりました……。おっしゃるように巡洋戦艦の補助に使えそうでしたが、別にそうした巡洋艦を設計することになりそうですね。