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「Rule the Waves 3」プレイ日記:日本不拡大プレイ 第14回

Rule the Wavesシリーズ

海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記第14回。今回は1909年、清との緊張が高まっています。

前回:日本不拡大プレイ 第13回

第1回はこちら。

日本不拡大プレイ各回リストはこちら。


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1909年

1月

国粋主義的政治家の圧力で海軍予算が増額。

榴弾技術「信頼できる遅延信管」

榴弾技術「信頼できる遅延信管」を獲得。徹甲弾のダメージが向上します。

吉野型防護巡洋艦の発注

海軍大臣から「巡洋艦を3隻作れ」と言われて急遽始めた吉野型防護巡洋艦の設計が完了したため、「吉野」「須磨」「明石」の3隻を発注。計画では1910年8月就役予定です。

1909年1月時点の日本海軍

1909年1月時点の日本海軍の状況は以下のとおり。筑波型装甲巡で第13戦隊を編成しています。通商破壊/護衛を念頭に置いているため、既存部隊との指揮関係は持たせず独立部隊として運用予定。

  • 常備艦隊(計72隻)
    • 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
      • 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
        • 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
          • 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
            • 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
              • 第4水雷戦隊(カリオペ型防護巡洋艦1隻)
              • 第9駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
            • 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
              • 第3駆逐隊(春風型駆逐艦2隻)
            • 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
              • 第5駆逐隊(春風型駆逐艦2隻)
            • 第2駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
            • 第4駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
          • 第7駆逐隊(雷型駆逐艦3隻)
        • 第6駆逐隊(雷型駆逐艦2隻)
      • 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
        • 第1駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
      • 第8駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
    • 第13戦隊(筑波型装甲巡洋艦2隻)
    • ハウ型戦艦「丹後」
    • 高雄型砲艦(コルベット)「葛城」
    • 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
    • 宇治型護衛艦「嵯峨」
    • 八丈型護衛艦「八丈」
    • 八丈型護衛艦「石垣」
    • 八丈型護衛艦「国後」
    • 八丈型護衛艦「択捉」
    • 沿岸用潜水艦14隻
  • 建造中(計3隻・潜水艦以外すべてイギリスで建造中)
    • 吉野型防護巡洋艦「吉野」
    • 吉野型防護巡洋艦「須磨」
    • 吉野型防護巡洋艦「明石」

1909年は吉野型防護巡洋艦の建造で予算の大部分が食われてしまうため、予定していた巡洋戦艦の建造は困難な見通しです。吉野型のほか、既存艦艇の改装を行っていく予定です。

春風型駆逐艦「冬風」の解体

設計速力から2ノット低下したため、春風型駆逐艦「冬風」を解体処分します。

2月

工業化の拡大により国力が増大。

国際ボートレースの開催

首相がボートレースなどの競技行う海軍の国際会合を開催しようとしており、開催費用は海軍予算から支出されるが、なんと反応するかというイベント。予算を取られますが、「海軍は国際的理解を促すこの素晴らしい取り組みを支持します」を選択。威信が上昇し、緊張度が低下する素晴らしいイベントです。

技術開発

装甲技術「クルップ硬化鋼板」、船体建造技術「重量管理の改善」を獲得。前者は装甲品質が少し向上、後者は船体重量が1%減少します。

3月

火器管制技術「プロッティングテーブル」を獲得。射撃精度が少し向上します。

高雄型砲艦「葛城」の解体

設計速力から2ノット低下したため、高雄型砲艦「葛城」を解体処分します。これで1890年のゲームスタート時に保有していた艦艇はすべて解体したことになります。

研究優先度の変更

日本海軍が雷撃戦重視から砲撃戦重視に変化しつつあるため、魚雷技術の優先度をHigh→Mediumに、火器管制技術の優先度をMedium→Highに、徹甲弾技術の優先度を同じくMedium→Highにそれぞれ変更。

一方、砲撃戦重視という状況とは整合しませんが、小艦艇・雷撃戦技術は国家補正でアドバンテージがあるため、それを生かすためにHighのままとしておきます。

4月

イタリア政府が砲塔・砲座技術「三連装砲塔」を売ってくれるというので購入。

設計時に三連装砲塔が使用可能になります。

同時に、砲塔・砲座技術「油圧装填装置」、魚雷技術「予熱器」を獲得。前者は射撃速度が少し向上、後者は魚雷の射程と速度が向上します。

5月

要求どおりの数の巡洋艦を建造していることで褒められました。威信が上昇。

イギリス防護巡洋艦「ダイアデム」

イギリスから老朽化した防護巡洋艦「ダイアデム」を買わないかとの打診。

カリオペ型防護巡洋艦と同じく舷側に大量に主砲を並べているタイプのもののようですが、買ってもうまく使う案がないので、今回は購入を見送ります。

戦艦「丹後」の大規模改装

1905年に以前イギリスから購入したハウ型戦艦「丹後(旧キャンパーダウン)」が設計速力から2ノット低下したため、大規模改装を検討します。上がその改装案。

  • 主砲:12インチ連装砲1基、単装砲1基、計3門
  • 速力:19ノット
  • 装甲:砲塔上部の装甲を厚くした以外に変更なし

これで改装費は22,440。もったいない精神に照らせば改装して使ってやりたいところではありますが、二線級戦艦ばかり持っていても仕方がないというのもありますし、今後建造する巡洋戦艦や「ト」級戦艦に予算を割り当てたいので、「丹後」は大規模改装を行わず、ここで解体してしまうことにしました。

というわけで、戦艦「丹後」を解体処分します。戦闘を経験せずに解体されるという、軍艦として幸福な最期です。

5月

機関技術「ボイラー管の細小化II」、艦隊戦術技術「偵察部隊」を獲得。前者は機関重量が1%減少、後者は装甲巡洋艦・巡洋戦艦を偵察任務に使用できるようになります。

上海の独立

上海の反乱軍が優勢となり、清国政府は上海の独立を承認。

6月

まだ吉野型防護巡洋艦は建造中ですが、あまりにも巡洋戦艦・「ト」級戦艦の建造が遅れるのは看過できないので、巡洋戦艦の建造を始めることにします。

北東アジア海域に拠点を持つ清露米仏伊の中で巡洋戦艦を持っているのは仏と露のみで、露の巡戦は情報がないため、情報が明らかなフランス巡戦「アキテーヌ」を見てみます。フランスは他に巡戦「ダンケルク」を建造中。

  • 主砲:12インチ連装砲2基4門
  • 速力:22ノット
  • 装甲:舷側装甲7インチ

もうひとつ、海軍最先進国イギリスの最新鋭巡洋戦艦インコンパラブル型も見ておきます。

  • 主砲:11インチ連装砲4基8門
  • 速力:25ノット
  • 装甲:舷側装甲10インチ

これを踏まえて、要求性能を以下のように設定します。

  • 速力:26ノット以上
  • 主砲・装甲:12インチ砲・10インチ装甲の仮想敵に対して現実的な交戦距離を見出せること

砲技術の飛躍的進歩により、主砲と装甲は単純に砲撃が貫通したりそれに耐えたりという尺度を決めるのではなく、仮想敵に対してこちらの主砲が相手の装甲を貫通でき、こちらの装甲が相手の主砲に耐えられる「交戦距離」を設定できることを条件としました。

この要求性能を満たすものとして、鞍馬型巡洋戦艦を設計。排水量27,000トン、14インチ主砲、26ノットという巨艦となりました。

  • 主砲:14インチ(35.6cm)連装砲3基6門
  • 速力:26ノット
  • 舷側装甲:10インチ(254mm)
  • 魚雷発射管4基(側面)
  • 交戦距離:4,000~9,000ヤード(相手が12インチ砲・10インチ装甲の場合)

交戦距離を稼ぐには砲と装甲のいずれかで相手を凌駕している必要があるため、今回は砲口径を大きくすることで対応しています。主砲塔は重量が非常に大きくなったことで3基しか搭載できていませんが、相手を上回る速力で4,000~9,000ヤードの交戦距離を維持する限り、12インチ砲・10インチ装甲の巡洋戦艦を相手にしても勝てる巡戦になったはずです。

……と、机上の計算では勝つ算段があるものの、実戦で本当にそのように戦えるのか、そして日本海軍がいまだ経験したことのない巨額の建造費に見合うものなのかは、作ってみなければわかりません。

設計完了は4か月後の予定。

7月

ドイツとスペインの同盟が、両国間の緊張の高まりにより終了。

清との植民地危機

清との植民地危機について政府になんと助言するかというイベント。「今のところは戦争を避け、海軍を強化することで将来の紛争に備えるのが最良です」を選択。

技術開発

今月は3つの技術を獲得。まず艦艇設計技術「軽巡洋艦の装甲構成」は、軽巡洋艦(CL)で防護巡洋艦の装甲以外の装甲構成が使用可能になります。

徹甲弾技術「弾道試験」は、徹甲弾の貫通力が少し向上します。

小艦艇・魚雷戦技術「連装魚雷発射管」は、連装魚雷発射管が利用可能になります。

8月

なんとイギリスとの同盟がここで失効。イギリスとの関係は良好ですし、延長したかったのですが……。

対潜水艦戦技術「防潜網」

対潜水艦戦技術「防潜網」を獲得。対潜水艦戦能力が少し向上します。

10月

鞍馬型巡洋戦艦「鞍馬」「伊吹」を発注。就役は1912年2月の予定ですが、予算不足で後ズレする見込みです。

春風型駆逐艦「春風」の解体

設計速力から2ノット低下したため、世界初の駆逐艦である春風型のネームシップ「春風」を解体処分します。

春風型駆逐艦の数がだいぶ減ってきたため、予算に余裕があれば駆逐艦も新規建造したいところですが、先立つものがありません。

11月

突然の不況への対応についてなんと助言するかというイベント。「政府は失業者を保護する社会改革を検討すべきです」を選択。

帝国議会で無事に改革案が可決されました。

第4回でも書いたように、社会改革が行われると社会不安が低下する以外にもいいこと(経済力がより伸びやすくなるなど)があるような気がしているので、威信が低下しますが社会改革を行っています。実際の効果は不明。

12月

ドイツが対潜水艦戦技術「対潜機雷」を売ってくれるというので購入。

対潜水艦戦能力が少し向上します。

同時に潜水艦戦技術「潜水装備の改善」を獲得。潜水艦の信頼性が5%向上します。

清との緊張緩和

清との緊張関係が危険水準(黄色)を脱したため、全艦艇を予備状態とし、特別訓練も終了します。これにより、予算面で少し楽になりました。


今回は1909年、期待の鞍馬型巡洋戦艦を設計しました。緊張の高まっていた清とも少し関係が改善し、戦争の危険は遠ざかりつつありますが、一方で列強間の建艦競争は熾烈さを増していくことでしょう。次回は1910年から。

次回:日本不拡大プレイ 第15回

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コメント

  1. 植民地を拡大しない日本の経済力で鞍馬型巡洋戦艦を何隻揃えられるかは気になるところ

    • 鞍馬型は2隻建造で予算がカツカツになるので、これが限度ですね……。もちろん今後も巡洋戦艦が必要な状況が続くなら建造していく予定ですが、それほど多くは持てなそうです。

  2. よく見たら鞍馬型は副砲も積んでないんですね…思い切った設計というか

    • 当初は6インチ砲を搭載予定でしたが、重量をイギリスでの建造可能上限である27,000トンに収めるためにやむなく4インチ砲になりました。

      • あ!未プレイ故設計画面の見方色々勘違いしてました、失礼しました…orz

        • 英語というのもありますし、未プレイの方にはちょっとわかりにくいですよね……。
          次回からもう少しわかりやすくなるように説明を入れてみようと思います。

  3. AIがたまに作ってくる主砲塔2基型の巡戦って、船体はBBに準じた細長くて甲板の余剰面積が大きい船体画像が使われるのに主砲塔が2基だけのせいでスッカスカで笑っちゃうんですよね

    • 今回だと「アキテーヌ」がまさにそんな感じですね。

  4. この世界のイギリス、「ト」級戦艦も巡洋戦艦も12インチ砲ではなく11インチ大好きな所がドイツっぽいですね。自分のプレイや他の方のプレイだとここまで11インチを愛するイギリスは見た事が無いのでレアな現象に思えます

    • 軍艦には詳しくないので知らなかったのですが、この時期の史実のドイツ戦艦・巡洋戦艦はだいたい11インチ砲搭載艦、一方イギリスはだいたい12インチ砲搭載艦だったんですね。
      確認してみましたが、今回のプレイではドイツの「ト」級戦艦・巡洋戦艦は確認できる限りでは12インチ砲搭載艦のみでした。史実の英独と逆転しているようです。

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