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「Rule the Waves 3」プレイ日記:日本不拡大プレイ 第1回

Rule the Wavesシリーズ

海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記です。


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「Rule the Waves」プレイ日記:日本不拡大プレイについて

「Rule the Waves 3(RtW3)」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記です。

2023年10月に日本で遊ぶプレイ日記を公開しましたが、諸事情により日露戦争終了で終わって尻切れトンボになっていたので、今回は1890-1970年、ゲームの全期間を通して遊ぶことを目指します。プレイ期間が長く、かなり長期間にわたって公開するシリーズになる予定なので、気長にお付き合いいただけましたら幸いです。

「Rule the Waves 3」については、こちらの発売時の記事、または日本語Wikiのこちらのページをご覧ください。

プレイ環境

  • バージョン:1.00.27
  • 日本語Wikiのこちらのページにあるような士官・艦船名の名称リストの変更と、階級名の修正(Kaigun daisa→Kaigun Taisaなど1)を行っています。
  • 開始年:1890年
  • プレイ国家:日本
  • プレイ上の縛り:初期の領土(日本本土と北海道)以外に領土を持たないようにする
  • プレイ目標:ゲーム終了まで初期の領土を維持する
    • 副次目標:経済力(Base resources)でトップになる

初期設定

海軍元帥会議(かいぐんげんすいかいぎ)は、日本海軍の機関のひとつ。海軍の重要事項を審議した。1890(明治23)年に設置され、1970(昭和45)年に廃止された。(……という脳内設定)

ゲーム開始時の設定はこのとおり。艦隊規模がLargerのほかはデフォルト設定のままとしています。艦隊規模をLargerとしているのは、マニュアルに「実際の艦隊規模に近いのはlargeかvery large」とあるため、その間を取ったものです。

ゲーム終了時にはこのように「Gensui Kaigi」という表示になる予定。

提督名の「Kaigi」というのは、1890-1970年の80年間をプレイするため、プレイヤーは提督個人ではなく「海軍元帥会議」という海軍の最高意思決定機関となって海軍を指揮する……という脳内設定のためです。1890年時点では日本軍に元帥という肩書はないので、元は海軍将官会議などという別の名称だったものが、やがて「海軍元帥会議」となって定着したのでしょう(という設定)。

ゲーム開始

開始時の状況はこちら。最初の艦隊は戦艦1・装甲巡洋艦3・防護巡洋艦5・コルベット4隻、計13隻・50,700トン。このほか、装甲巡2隻を建造中。

開始時の国際比較。日本はトン数でも戦艦数でも列強中最低ですが、海軍予算は清とスペインを上回っています。

目下の日本の競争相手は清です。海軍予算では勝っているものの、特に戦艦については日本1隻に対して清は保有3隻、建造中2隻と、大幅に水をあけられています。早めに戦艦の建造を進めましょう。

明治中期に日本が海外進出を行わず、国内に資本を集中する国家方針を決めたのは、帝国主義に反対した当時のイギリス自由党党首グラッドストンの言説が日本で幅広く受容されていたためである。(……という脳内設定)

開始時の世界はこのとおり。このプレイ日記の縛りで説明したように、日本は日本本土(Japan)と北海道(Hokkaido)の2つのみの状態からスタートします。

最後に列強間の緊張度。独露清との緊張度が少し高め、英との緊張度は低めでのスタートとなりました。序盤の新規建造艦は基本的にすべてイギリスに発注する予定ですし、序盤の最強海軍国でもあるので、イギリスとはぜひ仲良くしていきたいところです。

ゲームプレイ上の設定はこのとおり。特に海戦で影響の大きなRealism settingはAdmiral’s modeでプレイします。

このほか、研究費(8→10%)や研究優先度の設定、軍艦の全予備艦化(維持費節減のため)、戦隊構成の設定、ドック拡張を行っています。

1890年

1月

艦隊の編成

1890年1月時点の日本海軍の戦力構成は以下のとおり。

  • 常備艦隊(計13隻)
    • 戦艦「扶桑」
    • 第1装甲巡洋艦戦隊
      • 磐手型装甲巡洋艦「磐手」
      • 磐手型装甲巡洋艦「阿蘇」
    • 浅間型装甲巡洋艦「浅間」
    • 防護巡洋艦「畝傍」
    • 第1防護巡洋艦戦隊
      • 和泉型防護巡洋艦「和泉」
      • 和泉型防護巡洋艦「浪速」
    • 防護巡洋艦「高千穂」
    • 防護巡洋艦「千代田」
    • 砲艦(コルベット)「金剛」
    • 砲艦「比叡」
    • 高雄型砲艦「高雄」
    • 高雄型砲艦「葛城」
  • 建造中(計2隻)
    • 浅間型装甲巡洋艦「出雲」(イギリスにて建造中)
    • 装甲巡洋艦「八雲」(イギリスにて建造中)

まだまともに艦隊構成を作れるような状況ではありませんが、なるべく同型艦をまとめて戦隊とし、組織的な戦闘ができるようにしておきます。

沿岸砲台建設

また、戦艦の建造を始める前に、沿岸砲台の整備を行います。まったく整備しないという方も多そうですが、整備しておくとなんとなくそれっぽさが出るように思うので、私は基本的に領土にある港の数だけ沿岸砲台を建てるということをやっています。

3月

朝鮮半島南部で動乱が発生、軍を送って秩序を回復すれば植民地にできる可能性があるが、国際的緊張を高めるだろうというイベント。通常のプレイなら上の選択肢「どこかの国家がこの件で面倒を引き受け、秩序を保たなければならない。軍を送れ」を選択して朝鮮半島南部を植民地にすることを狙いますが、今回は不拡大プレイなので下の選択肢「我々はそのような冒険的行動を行うべきでない」を選択。

4月

陸海軍対抗フットボール試合のために訓練時間を割くべきかどうかというイベント。今は緊張度も高くないので、乗員の質が低下しても問題ないでしょう。上の選択肢「言うまでもなく、陸軍に勝つのは至上命題だ!」を選択。

その結果、海軍チームは最高の試合内容で陸軍チームに勝利。威信(prestige)と艦隊士気(fleet morale)が上昇。

9月

待命中の秋沢海軍大佐が、妻と離婚して評判のよくない女優と同棲しているというスキャンダルが広まっているというイベント。下の選択肢「しかし知ってのとおり、色恋沙汰ではそういうこともある」を選ぶと威信が低下してしまうので、上の選択肢「我々は海軍の名誉を傷つけるような恥ずべき振る舞いを容認できない! 彼をクビにしろ!」を選択。

秋沢元大佐は退役後に映画会社を経営しているとのこと。ある意味ではこちらのほうが幸せなのかもしれません……。

10月

イギリスで建造していた浅間型装甲巡洋艦2番艦「出雲」が就役。

バルカン半島の暗殺事件

バルカン半島で暗殺事件が発生、この危機への対応になんと助言するかというイベント。中段の「この危機は外交的手段で解決されるべきだ」も考えました(予算増・威信減・緊張度増)が、無難に下段の「バルカン半島の炎に手を出すような愚かな国家はやけどするということがわかるだろう」を選択。独英仏露との緊張度が上昇します。

11月

ドイツとスペインが同盟協定を締結。珍しい組み合わせです。

12月

アメリカとの関係が突如として悪化。

独仏露米との関係がかなり悪化しています。どうにか鎮静化してほしいところです。

新型戦艦の設計

沿岸砲台の整備が進んで予算に余裕が出てきたので、新型戦艦を設計します。もっとも戦争になる可能性が高いのは清なので、清の戦艦を確認しましょう。イタリアで建造中の迪化(Di Hua)型戦艦はまだ情報がつかめていないため、既に就役している鎮遠(Chen Yuen)型を参考にします。

  • 主砲:12インチ(30.5cm)砲4門
  • 魚雷発射管:3基(水線下)
  • 速力:15ノット
  • 舷側装甲:10インチ(254mm)

独仏露米との緊張度も少し高まっていますが、このあたりの国家とは戦争になった時点で負けなので考慮しなくてもいいでしょう。

鎮遠型戦艦をどのように撃破すべきかというのが、現在の日本海軍の課題です。海軍最先進国イギリスで最大の13インチ砲ですら8インチ未満の装甲しか貫通できないことがわかっており、砲撃戦での撃破は困難ということになります。そこで、日本海軍は大砲に代わって魚雷を主力兵装として運用していくことにします。

ゲーム中ではこの時代は小口径砲の大量射撃が有効ですが、本プレイ日記ではできるだけそうした知識はないものとして、ゲーム中から読み取れる情報を元にプレイの方針を考えていくことにします。

これを踏まえた要求性能は以下のとおり。

  • 主砲・副砲:敵戦艦の行動を阻害できるもの(副次兵装)
  • 速力:16ノット以上
  • 舷側装甲:12インチ砲に耐えること
  • 魚雷発射管装備(主力兵装)

フランス青年学派の影響を受けた少壮士官と、手本とするイギリス戦艦の構造に忠実であろうとした高官たちとの綱引き、そして当時の日本の貧弱な国力によって生まれたのが富士型戦艦である。(……という脳内設定)

以上の要求性能を踏まえて、富士型戦艦を設計。10,400トンと鎮遠型より大型ですが、欧米列強の主力戦艦と比べると小型の戦艦です。

  • 主砲:9インチ(22.9cm)連装砲2基4門
  • 速力:16ノット
  • 舷側装甲:8インチ(203mm)
  • 魚雷発射管4基(側面)

砲撃で清の戦艦の装甲を破ることはできないので、砲撃による敵戦艦の撃沈を諦め、比較的小口径の砲によって敵の行動を阻害し、機会があれば雷撃で敵戦艦を撃沈することを目指すものです。

とはいえ、現実的には鈍足の戦艦で雷撃戦を十分に行うのは困難であることは容易に想像できるので、実際には敵戦艦からの砲撃を富士型戦艦が引き受けて耐えている間に、優速の巡洋艦が突撃して敵戦艦に雷撃、これを撃沈するという戦法になるでしょう。ちょっと突飛なたとえですが、オンラインRPGで言うところのタンクの役割を富士型戦艦が、アタッカーの役割を巡洋艦が担うという役割分担です。


今回は1890年、プレイ日記の概要、初期の状況確認、最初の戦艦設計を行いました。次回は1891年から。

冒頭に書いたように、今回のプレイ日記はかなり長くなる見込みです。無事完走できるように最善を尽くしますので、気長にお付き合いいただけましたら幸いです。

次回:日本不拡大プレイ 第2回

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コメント

  1. 艦艇設計の歴史的背景を考えるの楽しいですよね…(副砲マシマシの艦艇を設計しながら)

    • そうですね。その時の状況からどうしてそういう設計になったのかを想像して自分の中で説明がつけられると、すごく楽しく遊べるゲームだと思います。

    • 中華の植民地譲渡イベントでどのくらいの国と接することになるか左右されますね
      素晴らしき海戦を待ってます!

      • 言われてみると確かにそこがポイントになる展開になりそうですね。
        ご期待に添えるよう頑張っていきますので、今後もご覧いただけましたらうれしいです。

  2. 日清日露も面白かったので今回も期待しています!前回見られなかった空母などが楽しみ

    • ありがとうございます! 私としても空母や航空機の時代をぜひやりたかったので、ちゃんと完走できるよう頑張っていきたいと思います。

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