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「GearCity」プレイ日記:日本縛りプレイ 第5回

GearCity

欧米進出を縛った1900年日本スタートで第一次世界大戦後まで生き残るプレイの第5回。今回は資金ショートで危機に陥った自社の立て直しから。

前回:日本縛りプレイ 第4回


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前回の振り返り

前回は2つ目の車両開発を始め、最初の車両を販売している中で会社が資金ショートを起こし、その脱出のための手段を探すところで終わっていました。今回はその資金ショートからの脱出方法から見ていきます。

なお、2021年7月19日にアップデートが行われ、今回からゲームのバージョンがRC2→RC3となっていますが、プレイ日記に影響するような変更はありません。

資金ショートからの脱出方法

利用できるさまざまな資金調達手段がすべてうまくいかないということを前回の最後で述べましたが、実は前回最後にご紹介したIPOこそが現在の資金ショート状態を脱出する銀の弾丸です。とは言っても、IPOしても得られる金額が少なすぎるという話を前回したばかりでした。それでどうやって問題が解決できるのかと言うと、IPOによって調達できる額は増やすことができるという点がポイントです。

とりあえず、1902年5月からターンを進めてみましょう

1902年6月

1902年6月も前月と資金収支はさほど変わらず、およそ3万ドルの資金流出が起こっています。車両は生産分に加えて在庫が売れて行っている状態なので、このターンでは価格調整はしなくていいでしょう。資金不足はさらに悪化しておよそ-6万ドルとなっています。

ここでもう一度株式画面を見てみましょう。するとこのターンではIPOで42万ドルあまりを調達できるようになっているのがわかります。前ターンの調達額30万ドルから4割も増えていることになります。

なぜこういうことが起こるのか私も詳しくはわかりませんが、どうやらIPO時の調達額は過去12か月間の(利益額ではなく)収益額(つまり売上)をベースに算定されているためではないかと考えています。

どのようなメカニズムであるにせよ、現時点で重要なのは「ターンを送れば売上が立つので、IPO時の調達額が増える」ということです。資金ショートを起こしてから待ってもらえる6か月間を最大限に使ってギリギリまで粘りましょう

待ってもらえるのは資金ショートを起こした月から6か月間ですが、6か月目までに支払いを完了していないとゲームオーバーになるので、1902年5月に資金ショートした今回は1902年10月まで待ってもらえることになります。10月までひたすら自動車を作って売っていきましょう

1902年7月

資金ショートから2か月後の1902年7月には支払期限が残り4か月であると注意喚起されますが、現在の支出からカットできるものはありませんので「ありがとう」をクリックして閉じます。

今月はIPOの調達見込額が54万ドルとさらに増加。毎月3万ドルの資金流出していてIPOの調達見込額が毎月12万ドルずつ増えていくとすると差引+9万ドル/月ですから現在の資金流出分を相殺して余りある増え方です。

調達見込額が毎月12万ドルずつ増えていくのが3か月後まで続くとすると54+12×3=90ですからおよそ90万ドルの資金を調達できるようになるはずですし、そうすると1904年2月の新型セダン設計完了と新工場完成まで充分会社を存続させることができることになります。なにも問題がなく予定どおりに進めば会社は助かります!

1902年8月

急に販売台数が伸びたため、来月には在庫が払底して販売機会損失になる可能性が高まりました。

販売価格を50ドル上げて850ドルとし、販売台数を抑制します。現在販売中のフェートンは車両としては発売4か月目にして損益分岐点を超えたようで、利益が出ているのがわかります(画像右やや下の「プロジェクトの利益」)。

1902年9月

資金ショートから4か月目なので、支払期限まであと2か月であると警告が出ますが、既に会社立て直しの算段は付いているので悠々と「ありがとう」をクリック。

前月に値上げを行いましたが、思ったほど販売台数が減らず、販売機会損失を出してしまっています。販売機会損失はまったくなにも残らない文字どおりの機会損失なので、なるべく販売機会損失を出さないように価格や生産量を管理するのがよいでしょう。機会損失を出すくらいなら在庫になったほうがマシです。

今月もさらに50ドル値上げして900ドルとして様子を見ましょう。

1902年10月

ちょっと値上げ幅が足りないかもしれないと思いましたが、上げてみるとガクンと需要が落ちて一気に20台近い在庫が出るようになってしまいました。しかしここで慌てて値下げしてはいけません。毎月のランダムな販売台数の振れ幅の可能性がありますし、なにもなければ放っておいても自動車の需要は時間経過で増えていきます。

ただし、在庫があまりにも増えすぎた場合(例えば月間生産台数の半分以上に達したなど、自分で基準を設けておくと楽です)は保管費がかかるようになるので、適当なところで見切りをつけて値下げする必要もあります。

車両の販売はこんな感じで、機会損失が出ないように、しかし一定以上の在庫も持たないように販売価格を調整していきます。

さて、今月はいよいよIPOを行う月です。IPOによって調達できる金額は91万ドルとおおよそ予定していたとおりの金額で、画面右下に表示されている20万ドル足らずの資金不足額を大幅に超える額です。会社は救われました……。

IPOを行うと会社は上場会社となり、株価や発行株式数、時価総額などが表示されるようになります。保有株数を見ると総発行株式数の75%を保有していることがわかりますが、つまりIPOによって株式の25%を売却してその対価を得たということです。

重要なのは一番下の「株主の士気」です。会社業績が悪化すると士気が低下し、逆に業績が好調になると士気は上がるというものですが、最初のゲーム設定で「解雇される可能性(ゲームオーバー)」にチェックを入れていると、株主の士気が低下しすぎた場合には社長を解任(つまりゲームオーバー)されてしまいます。そうならないためには配当を増やして株主のご機嫌をとることになるでしょう。

今回調達した資金は待ってもらっていた支払いを全部払った後、手許現金として72万ドルが残りました。-3万ドル/月とすると20か月以上の猶予ができたことになります。セダンを市場に投入すれば毎月の収支をプラスにするまで持っていけないとしても、資金流出額は大幅に小さくできるはずです。また、そうなれば社債発行や銀行借入といった資金調達も可能になるでしょう。少なくとも今後数年は安泰です。

1902年12月

その後さらにターンを送って11月にはセダン用のシャーシとエンジンが完成。12月にはセダンを設計します

新規開発するセダンは第3回で説明したのと同じ要領でスライダーなどを調整します。ちょっと評価が低いのが気になりますが、推定材料費がかなり高いので致し方ありません。

これ以降、セダンと新工場が完成する1904年2月まで、フェートンの価格を調整しながらターンを送っていきます。

1904年2月

その後思ったよりも資金流出が増えたため、1904年2月になる頃にはIPOで得た資金はほとんど枯渇状態となってしまいました。しかしながら、2種類目の車両であるセダンを投入するまで生き残ることには成功しました。

セダンは車両タイプの評価があまり高くなく、売価も高めでフェートンほど数は出ないため、生産台数が多い大阪の新工場にフェートン生産を移管し、セダンは東京工場で生産することにします

さらに、このタイミングで京都・名古屋・横浜に支店を建設します。これによって自社が販売する車両の需要を増やし、生産量が増えても販売価格を維持して利幅を大きくしたままにすることができます。

新たに投入したセダンの販売価格はフェートンのときと同じくとりあえず1000ドル程度に設定して売ってみてその結果から調整していきます。また、生産する工場を変更すると同時に支店を増やしたため、フェートンも需給が大きく変わっているはずなので、こちらも同様に調整していきます。


次回は3つ目の車両開発と工場建設から。だんだんと会社の商売が大きくなっていきます。

次回:日本縛りプレイ 第6回

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コメント

  1. 続きが気になる

    • ありがとうございます。第6回を公開しましたのでぜひご覧ください!

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