「Hearts of Iron IV」開発日記2019年10月9日――装甲車

「Hearts of Iron IV」開発日記2019年10月9日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は装甲車について。

前回:開発日記2019年10月2日――共和スペインの国家方針


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概要

開発日記2019年10月9日は、装甲車について。今回はゲームディレクターのpodcat氏によるものです。

  • HoI4になぜ装甲車が出ないのかとたびたび聞かれてきたが、今日はなぜ今実装するかもお話しする。

レジスタンスの抑圧

  • 私たちが装甲車を追加した理由は、レジスタンスの抑圧と密接に関わる。装甲車は生まれて以来、さほど装甲化されず、重武装でもない敵に対して有用なツールだった。
  • 以前説明したように、駐屯部隊はレジスタンスの活動に対する盾となり、充分存在すれば工業や資源産出に対する妨害活動を行うレジスタンスの攻撃を大幅に緩和できる。装甲車はこの任務に特に適しており、というのはその装甲によってレジスタンスからの攻撃によるダメージを緩和できるからだ。
  • より強固で人的資源を保護できることに加えて、装甲車は高い抑圧値を持ち、配備される人的資源あたりの抑圧値を高めることができる。軽戦車ほど防護されてはいないが、コストに対して多くの人的資源を防護できる。
  • つまり、装甲車は生産コストより人的資源が懸念事項であるとき、レジスタンスの抑圧に関して優れた選択肢だということになる。しかし、騎兵も依然として生産コストあたりの抑圧値では優れている。
  • 以下は装甲車についてのまとめ。
    • 損失を抑える装甲化値(注:hardness。師団中で装甲化された部隊の比率)を持つ。
    • 高い抑圧値。
    • 他の装甲車両と比べて安価。
    • 騎兵よりは高くつく。

主戦力としての役割

  • 主戦力として前線で戦うことについて、装甲車は特段の役割がなく、HoI4においてもそれは変わらない。ほとんどの場合においては、装甲車は大きく劣勢に立たされることもあるし、単純に地形に適しているということもない。しかし、主戦力として力を発揮することもある。
  • WW2の装甲車は北アフリカの砂漠で活躍した。必要な補給量が少なく、砂漠において素早く移動でき、この戦域に比較的適していた貧弱な装備の敵との戦闘に威力を発揮した。HoI4でも同様で、装甲車は軽戦車よりも安く防御力を高め、また例えば自動車化歩兵や歩兵に対する突破力をもたらす。また、開けた地形ではゲーム注最速のユニットでもある。こうした要素により、装甲車は第二第三の戦域で危険な敵になり得る。

戦闘と機密情報

  • 私たちは支援中隊の偵察中隊を以下のようにいくつかに分け、師団に合わせて自由に組み合わせることができるようにした。また偵察中隊の速度が師団全体を制約するようにしたため、移動にあたってその速度が必要となる。つまり、進路を騎兵に偵察させる場合は騎兵の速度に合わせて移動する必要があるということだ。
    • 騎兵偵察支隊(Cavalry Recon Detachment):これまでと同じ通常の騎兵。安いが速くはない。
    • 自動車化偵察中隊(Motorized Recon Company):ジープや軽車両で自動車化されている。速いが弱い。
    • 軽装甲偵察中隊(Light Armored Recon Company):装甲車。
    • 装甲偵察中隊(Armored Recon Company):軽戦車。
  • 装甲車は能力、速度、装甲でいいとこ取りができる一方、軽戦車はより強力な師団で装甲化率や装甲値を保つ。
  • 偵察中隊が戦闘で戦術を選択するときに優位性をもたらすのは同じだが、偵察中隊がより価値あるものになるように、私たちは戦術のリバランスを行った。これまでの2倍の頻度でリロールされ、(市街戦でない限り)近接戦闘のような特定のフェーズが出る頻度を大きく下げた。
  • もうひとつ、偵察中隊は戦闘において機密情報(?intel)を生成する。機密情報とはなにか? 今回のアップデートの一環で、私たちは情報の挙動について見直したが、詳細は今後ご紹介する。今お伝えできるのは、機密情報を得る手段は複数存在し(戦闘はそのひとつだ)、相対的な機密情報が暗号技術による戦闘ボーナスと置き換わるということだ。

装甲車の3Dモデルと技術

  • ゲーム中の装甲車技術は自動車化歩兵からつながっているため、軽装甲偵察中隊や自動車化偵察中隊を使うには自動車化歩兵技術と装甲車技術の両方を研究する必要がある。
  • 装甲車は次のDLC内容だが、基本的な機密情報の変更やその他の偵察中隊は「ハスキー」アップデートで全員が利用できる。

質疑応答

Q1:偵察値は今は価値がないけど役に立つようになるの?

A1:これまでの調整で充分役に立つようになっていると考えているし、そうでなければさらに調整する。

Q1-2:どうして戦術のリロールの頻度を高めることが役に立つようになることになるの?

A1-2:戦闘においてあるドクトリンが他のドクトリンに対して戦術の点で一般的には5-20%の優位性を得られるときに、信頼できる結果を得るのにリロールの頻度が充分でなかったからだ。より一貫した優位性を得るというのは、ひとつの戦闘でより多くのフェーズを経ることで受ける側の指揮統制と戦力が低下し、次のロールでより弱い立場に立つようにすることだ。(?ここまでちょっと自信なし)プレイヤーは戦闘ごとに戦術の恩恵を受ける可能性が高まった。これはひとつのプロヴィンスでの戦闘から突破口が開けるゲームでは重要なことだ。ロールの頻度が少ないと戦闘結果はよりランダムになる。また、近接戦闘が選択されたときに泥沼の戦闘になることも減り、ランダムからはさらに離れる。

Q2:例えば自動車化工兵/整備/砲兵中隊とかもできるの?

A2:できない。Modでは作れる(し、戦闘大隊が偵察中隊の速度に制約されないようにもできる)。

Q3:国旗がついてない3Dモデルはどこの?

A3:汎用のモデル。左はポーランドのWz 29 Ursus、右は素晴らしい設計の車両である(注:スウェーデンの)Pansarbil m/39だ。

Q4:いろんな偵察中隊は偵察においては同じくらいの性能なの? それとも違ってる?

A4:偵察のレベルは同じになる可能性が高い。それ以外の性能を見て選ぶことになる。


来週にはPDXCONを控えていますが、来週も開発日記は更新されるとのこと。

以前の開発日記で諜報関連の追加があるのではと書きましたが、機密情報まわりのシステムはこれに関連しそうな感じがしますね。もちろん実際のところはPDXCONを待たないとわかりませんが……。

2019/10/16追記開発日記2019年10月16日分はPDXCON2019でのHoI4関連の出し物の案内となっています。記事にしてご紹介はしませんので、気になる方は直接スレッドをご覧ください。記事中ではパラド社のオフィスの引っ越しについても触れられています。

次回:開発日記2019年10月23日

コメント

  1. やったぜ

  2. 日本の装甲車細くて草

  3. 米軍の左隣の装甲車は、何でしょうね?
    まさかランチェスター装甲車とか?

    • https://en.wikipedia.org/wiki/M1_Armored_Car
      たぶんこれじゃないかな?
      12台しか生産されなかったけどこれで得られたノウハウが騎兵隊の機械化や新式装甲車の開発に活かされたらしい

  4. 偵察中隊はBlack Iceみたいに分けられるんか

  5. 汎用の装甲車は片方スウェーデンのやつだったのか
    マイナー国家プレイ好きだしスウェーデン戦車のモデルも追加されないかな
    あと航空機のモデルも追加されてほしい

  6. イタリアのAB41/43は?

  7. 機甲師団の兵員輸送車代わりになるかな?

  8. また研究しないといけないと増えるのか
    いい加減工場数によって研究枠増えるとか欲しいぞ

    • わかる
      あと師団が民需消費するようになってほしい
      46年とかになると小国が60個師団とか持ってて萎える

  9. 見る感じ偵察値は機能してるのね
    数値化できないからその恩恵が見えづらいだけで

  10. 日本の装甲車、これはウーズレー装甲自動車と九三式装甲自動車かな…?
    パラドが想定してるような師団隷下の偵察部隊の機材としては、装軌式とはいえこいつらよりTKとテケの方がそれっぽい気がするけれど。

  11. テケやTKは軽戦車偵察部隊枠でしょう
    効率を追求すると陳腐化した戦車をあてがうことになるだろうし

  12. 正直艦船設計みたいな戦車設計が欲しかった

  13. 歩兵師団に騎兵偵察中隊付けても移動速度は歩兵師団のままだけど、軽戦車師団に騎兵偵察中隊付けたら移動速度は騎兵並みにしかならず、軽戦車の速度を殺しちゃうから、こういう場合は自動車偵察中隊や装甲車偵察中隊付けなきゃいけない、っていう認識で良いのかな?

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