航空戦にも対応した海軍戦略・戦術シミュレーション「Rule The Waves II」

20世紀初頭の海軍建艦競争と海戦が楽しめる海軍シミュレーション「Rule the Waves」の後継作「Rule the Waves II」のご紹介。前作の正統進化版です。

前作「Rule The Waves」についてはこちら。


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概要

20世紀初頭を舞台にした海軍戦略・戦術シミュレーション「Rule the Waves」の正統進化版と言えるゲームが本作「Rule the Waves II」。プレイできる期間は前作の1900-25年も含めた1900-55年にのびています。前作では大艦巨砲主義華やかなりし頃のみを取り上げていましたが、今作は航空機の発展と戦艦の地位の低下も体験することができます。

艦船設計や艦隊戦など本作のシステムは大半が基本的に前作を踏襲し、これをさらに発展させたものです。

例えば上の画像は艦船設計で空母を設計しているとこですが、艦船グラフィックでは島型艦橋も再現できます(ただ、艦船グラフィックは前作と同じくフレーバー要素です)。空母以外でも、駆逐艦以上の艦船には水上偵察機やカタパルトを搭載することもできますし、画像では隠れていますが対空砲、機雷、爆雷投射機も搭載可能。その他、弾薬庫への重点装甲や傾斜装甲、小口径砲の両用化なども可能になっています。

なにをするゲームなのか

選択した国家の海軍のGrand Admiralとして1900-55年の55年間をプレイします。Prestigeという数値がスコアのような役割を果たしているため、Prestigeをどれくらい高めるかというのがゲームのひとつの目標と言えます。

選択した国家の海軍のトップとして平時は海軍力の増強をしつつ国際情勢や国内政治によって起こるイベントに対処し、戦時には防衛体制を整えつつ発生する海戦の指揮を執ります。

海戦について

海戦、特に空母が参加する海戦はこんな感じ。このシリーズの海戦は1分単位で進行し、グラフィックこそ非常にレトロですが、天候、風向き、日の出日の入りも考慮される本格派です。空母も(戦闘機を除く)航空機を発艦するには風上に向かって航行する必要がある場合もあり、薄暮時や夜間の着艦では事故が増加します。

ここでは本作戦の目標である「Installation 7」に向けて空母「蒼龍」から急降下爆撃隊2、護衛戦闘機隊1を発艦させて爆撃させることにします。

こちらが目標である「Installation 7」(赤の二重丸)を爆撃する「蒼龍」航空隊の図。夜間爆撃なので全然命中していません。この後空母に帰還してきたときも夜間のため、着艦で機体の損傷が多発しています。

航空偵察はこんな感じ。母艦から偵察を行う範囲を角度と距離で指定するという形式です。

もちろん水上艦同士の殴り合いも行えます。上の画像は巡洋戦艦「金剛」単艦で敵の水上打撃部隊と交戦している図。金剛は敵駆逐艦から雷撃を食らって自慢の30ノットの足を失いつつあるところです。こちらには空母機動部隊がいるので敵艦隊に航空攻撃をかけるチャンスですが、このときは悪天候で発艦できず、金剛は弾薬庫に一撃をもらって轟沈してしまいました。

戦力構築について

艦隊戦力の整備や航空機の開発はほとんどのプレイヤーが他国の状況と見比べながら行うものと思います。例えば上の画像では、自国(日本)は戦艦(BB)を保有しておらず、巡洋艦より大型の艦船は巡洋戦艦(BC)4隻、空母(CV)4隻があるのみ。しかも空母はすべて艦齢20年以上の老朽艦、巡洋戦艦もすべて艦齢10年以上と惨憺たる状況です。

航空戦力の優位性は明らかですが、悪天候時にはどうしても敵戦艦と殴り合いができる艦が必要ということで、新鋭高速戦艦「伊豆」型を設計。速力32ノット、最大装甲厚11インチ、主砲は20インチ(50.8cm)砲、排水量59200トンという化物です。完成まで33か月必要なので戦争が終わるまでに就役できなそうですが、本来はこういうことがないように平時から戦力構築に意識を向けておく必要があります。

もうひとつの重要ポイントは航空機の開発。現在の日本海軍の主力戦闘機は中島「Sakuradan B型」ですが、開発年が1948年と古く、フランス海軍の戦闘機に速度面で明らかに劣っています。そこで国内の航空機メーカーに新型戦闘機の開発を要求します。数か月すると各社のプロトタイプが出揃うので、その中から1機種を選定して(選定しないこともできる)さらに数か月待てば新型戦闘機が完成するという仕組み。これは爆撃機など他の航空機種別でも同じです。

もちろん航空機だけでは戦力にならず、これを運用する航空基地が必要です。既に台湾・高雄に航空基地があるので、ここに航空戦力を集中させましょう。敵国フランスとの戦いはこれからだ!

まとめ

このような感じで、平時は海軍力の整備、戦時は海戦の指揮を主に行いながら自国の発展とPrestigeの獲得を目指すゲームです。グラフィックやUIにはかなり癖がありますが、理解できれば非常に楽しいゲームです。前作「Rule the Waves」とシステムの大部分は共通なので、当サイトで連載したプレイ日記や、Youtube・ニコニコ動画などのプレイ動画をご覧になるとどんなものかわかりやすいかと思います。

購入・アクティベーションについて

発売時の記事でも記載しましたが、発売直後にはPaypalで決済できず購入できないという問題が発生しました(その後も継続中かどうかは不明)。また、アクティベーションコードの請求についてもトラブル公式フォーラムに投稿されています。解決策も掲載していますので、詳しくは発売時の記事をご覧ください。


前作から追加されたのが航空戦なのでそこに目が行きがちですが、20世紀初頭の建艦競争の時代を取り上げたゲームは希少ですし、その点でも楽しめるゲームです。グラフィックやUIが独特なのは慣れるしかありませんし、購入やアクティベーションにトラブルを抱えていてその点はとてももったいないですが、それを乗り越えても遊ぶ価値はあるゲームだと感じました。

コメント

  1. すっごいどうでもいい話だけど桜弾って特攻兵器じゃw
    それとも別のSakuradanなのかしら・・・

  2. ゲームというよりはシミュレータのようだ……
    やってみたいけど英語のみかー

  3. シミュレータですかね。
    装甲貫徹やら命中精度は時代とともに進化して、進化のスピード感をかなりよくバランスさせているゲームだと思う。ダレずに繰り返し遊んでいます。
    前弩級、弩級、超弩級、航空機発達による戦艦の終焉。
    時代のスピード感はゲームとしてバランスいいです。
    最強戦艦を作ってみたら旧式艦多数にボコられたりするので、プレイヤー構想のドクトリンが重要と思ったり。早期に空母作っても戦艦に押し切られる時代も発生し得たり。
    おもしろいですよ。
    このサイトを常に見るような方であればはまるんじゃないかな?

    UIと英語、購入方法やら敷居は高めですが。乗り越えてプレイする価値もアリかと。

  4. WW2版のCMANOみたいな感じですかね?

    • CMANOはプレイしたことがないので動画を見た限りですが、海戦の雰囲気は確かに近そうです。

      • 返信ありがとうございます。了解しました購入しようと思います。

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