「Stellaris」開発日記#72――危機と非常事態対応AI

パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#72が更新されましたので、その内容をご紹介。およそ1か月ぶりの今回は、危機と非常事態対応AIについて。

前回:開発日記#71――アダムズアップデート#2


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概要

開発日記#72は、危機と非常事態対応AIについて。

  • 今回の開発日記は、危機と将来的にこれをどのようにしていくかについて、特にAIの危機に関して述べる。本題に入る前に、1.6で発生した問題についてもうひとつパッチを出すために私たちは依然として作業中で、またマルチプレイ用として「ブラッドベリ」のベータがあることも話をわかりにくくしている。ブラッドベリ/1.6.2についてはこちらのスレッドを参照してもらいたい。

参照先のスレッドについては、以前ツイッターで内容をご紹介していました。パラド社が夏休みに入る7月前には1.6.2リリースを目標としているとのこと。

また、マルチプレイについては会社全体のイニシアティブでやっていることで、Stellaris開発チームとは部署が違うのだそうで、1.7ブラッドベリのベータが1.6の修正完了前に出ているのはそういう事情のようです。

危機の改良とAI

  • 少し前、危機とAIの危機の問題について尋ねられたとき、私はゲーム中盤にリソースを集中したいので、終盤の危機の改良に大きなリソースを使いたくないと述べたが、ゲーム中盤の状態は終盤の改良や修正にリソースを使うことを正当化できるくらいよいものとなったと感じている。
  • AI以外の危機での最大の変更は、ゲームの初期設定で以前のゲーム終盤の危機のオンオフに代えて危機の強度(Crisis Strength)を追加したことだ。またこれは銀河のサイズと入植可能惑星のスライダーにも置き換わり、銀河サイズごとにデフォルトの設定を持つようになった。(?)この設定により、プレイヤーは危機の強度を調整できるようになり、0.25倍から5倍の範囲で設定できる。以前と同じく、危機を起こらないようにすることも可能だ。

  • 加えて、危機のAIの改良に多くの時間をかけ、これがどのように振る舞うかと通常のAI帝国がどのように反応するかの両方を改善した。危機はより論理的に拡張し、うまく防衛し、占領した領域では要塞化を行う。一方、AI帝国は、致命的な脅威がある状況を非常によく理解し、危機の拡大に対しては他者と協調して素早くこれに対処し、艦隊を連携させて戦闘する。

非常事態対応AI(The Contingency)

  • 以前のAIの反乱の危機には多くの問題があり、それはほとんどがほかの危機とは大きく異なるということに起因していた。異次元人や災厄は艦隊と戦わなければならない大規模な侵略だが、AIの反乱は主に国内の危機であり、その危険性は公然たる戦争ではなく浸透と破壊によるものだ。
  • これについての問題は2つある。ゲームメカニクスがこれをサポートしていないということと、これが本質的に不満が残るものになっているということだ。巨大な艦隊が徘徊して銀河を脅かすというのは、帝国同士が連携して戦うべき脅威であることがわかりやすく、侵略者に備えて資源を備蓄することもできるが、AIの危機は帝国に個々に影響するイライラするイベントのまとまりになってしまっており、「宇宙港破壊シミュレーター」と呼ばれている。
  • ゲームプレイ上の問題に加えて、物語的な問題もある。本当に人工生命体の反乱は銀河全体の脅威となるのか? 知性のある機械がとても強力ならば、どうして人工生命体の帝国をゲーム終盤の危機のパワーレベルに引き上げる必要があるのだろうか? 巨大な艦隊を与えることでAIの危機を単純にブーストしたとしても、一握りの帝国から出た一握りの人工生命体の反乱軍が最初からそんなに大きな艦隊をもっているというのは理にかなっていない。
  • こうした理由で、私たちはAIの反乱を2つのゲーム終盤の危機の型にはめて作り直すことに決め、古い危機からは「人工生命体の浸透」というフレーバーを残すことにした。では非常事態対応AI(the Contingency)について見てみよう。
  • あまり多くのネタバレをするわけではないが、非常事態対応AIはすべての高等な生物学的生命体を浄化し、他の人工生命体すべてを管理下に置くか破壊しようという目的を持った古代のAIだ。ゲームスタート時にはこれは休眠状態にあり、予測できない方法で人工生命体に影響を与える弱い信号を銀河全体に送っている。非常事態対応AIが目覚める確率は、銀河に人工生命体が普及していることと直接結びついており、目覚めた後は人工生命体を制御する信号を使って、銀河を浄化するという容赦のない任務に強制的に協力させようとする。

  • 以前のAIの危機とは異なり、非常事態対応AIはその任務を実行するために恐るべき艦隊を持ち、浄化ユニットが到着するまでに標的を弱体化させようと破壊と浸透を行うため、宇宙空間と国内の両方で戦わなければならない。
  • 異次元人や災厄と同様に、非常事態対応AIについても追加のイベントや隠された伝承が明らかになることがあり、人工生命体の帝国はこれに関連した特別な行動や難問がある。非常事態対応AIは古いAIの危機と完全に置き換えられるが、私たちは新たなAIの反乱を作ろうとしている。これは銀河規模の危機ではなく、いくつかの帝国に限定されたゲーム中盤のイベントだ。詳しくはもっと後で!

質疑応答

Q1:危機の強度は1倍だとどれくらいなの?

A1:今のところ60~80k。


次回:開発日記#73――チャペックアップデート

『「Stellaris」開発日記#72――危機と非常事態対応AI』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2017/06/03(土) 11:23:53 ID:73a988bba

    これは期待できる。狂気難易度だと、クライシスが発生する頃は各国が軍備を整えていて、発生直後に潰されて肩透かしになっていたからなぁ。