「Stellaris」の新DLC「The Machine Age」発売は5月7日!

「Stellaris」開発日記#73――チャペックアップデート

Stellaris 開発日記

2週間ぶりにパラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#73が更新されましたので、その内容をご紹介。今回は1.8「チャペック」アップデートについて。

前回:開発日記#72――危機と非常事態対応AI


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概要

開発日記#73は、1.8「チャペック」アップデートについて。

  • このアップデートは開発日記#72で説明したAIの危機やその他の変更を含む。1.8の正確な内容やリリース日は将来の開発日記でお伝えするが、今回は1.8での居住性とテラフォーミングの改良について述べる。

居住性の変更

  • ハインラインで居住可能惑星クラスと居住性について変更を行ってから私たちは居住性について、特に居住可能惑星の発生頻度について議論を続けてきた。デザイナーの間での一般的な感覚では、居住可能世界が多すぎて特別な感じがしないが、居住可能惑星を減らすのはほとんどの帝国が初期に入植できる惑星が1/3に限られてしまい、ふさわしくないということだった。他の気候タイプにも入植したりテラフォームしたりできるようになったときにプレイヤーが多くの居住可能世界を利用できるというのは、国境を拡大するプレッシャーがほとんどないということでもあると私たちは感じている。自国の惑星を3倍にしなくても、既に国境内にある惑星を活用することができる。
  • こうした理由で、私たちは居住性について、本質的な多くの変更を行うことにした。まずPopが居住できる居住性をデフォルトで40%から20%に引き下げ、ほとんどの種族はかなり序盤から銀河の殆どの居住可能惑星に植民できるようにした。また、居住性の効果も変更した。幸福度のキャップではなく幸福度に対する補正(加えて、従前どおり成長率に対する補正も)として機能するようにし、居住性が100%から10%下落するごとに幸福度が2.5%低下するようにした(つまり居住性が20%ならばPopは幸福度が-20%される)。これにより居住性が低い惑星でも入植できるようになるが、低い居住性の効果を埋め合わせる方法がなければいい方法ではないということになる。
  • これに合わせて、銀河の居住可能惑星の数を半分にした。居住可能惑星が多いほうがいいというプレイヤーには、もちろん以前と同様にセットアップ時のスライダーがある。
  • 全体として、この変更は、ゲーム序盤において居住可能惑星やテラフォーミングの候補惑星を発見することをより重要なものとし、ゲーム中盤以降に国境内の入植可能惑星が払底することによる帝国同士の対立に寄与する。

惑星の産出資源

  • 居住性の変更に合わせて、居住可能惑星の産出資源の生成方法も変更した。すべての居住可能惑星においてさまざまな産出資源がまったく同じ確率で生成されるのではなく、気候によって次のように分けた。
    • 湿潤気候(大陸・海洋・熱帯):食糧と社会研究点がより生成されやすくなる。
    • 寒冷気候(極地・ツンドラ・高山):鉱物と工学研究点がより生成されやすくなる。
    • 乾燥気候(砂漠・岩石・サバンナ):エネルギーと物理学研究点がより生成されやすくなる。
    • ガイア:混合された資源や戦略資源がより生成されやすくなる。
  • もちろん、この種類の惑星ではこれ「しか」出ないというわけではない。単に可能性が高いというだけだ。

テラフォーミングインターフェースの改良

  • 1.8ではテラフォーミングやテラフォーミング候補惑星について改良を行っている。まず、「重要な惑星補正」というコンセプトを取り入れた。これはすべての惑星補正に設定されうるフラグ(Mod制作者も利用できる)で、入植可能惑星でない場合でも拡張計画画面に表示される。重要な補正はテラフォーミング候補惑星(火星のような)に限らず、またこれによってテラフォーミング候補惑星がどの星系にあったか忘れて探すということもなくなる。将来的にはこれ以外にも機能を追加していこうと思っている。

  • テラフォーミングインターフェースの見直しも行い、テラフォーミングできない惑星にはボタンを表示しないようにし、テラフォーミングウィンドウの並びやスタイルを改良した。

来週は、遺伝子改変についての大きな変更について。

次回:開発日記#74――遺伝子改変テンプレート

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