「Rule the Waves」ミニプレイ日記:日本編 第2回は、1900年1月から。今回からゲームを進めていきます。
1900年
メインウィンドウ下部
ゲームを進めるにあたって、メインウィンドウ下部について見ていきましょう。
海軍の状況
Prestigeは海軍元帥たるプレイヤーの威信を表します。ゲームのスコアと考えて大体間違いありませんが、これが低くなりすぎると海軍元帥をクビになります。15まで低下すると「海軍軍人の間で指導力を疑う声が……」というイベントが発生する(まだクビにはならない)ので、少なくともそこまでは下がっても問題ありませんが、予算とも連動している数値らしいので高いに越したことはありません。
Tonnage on foreign stationsは前回マップの項で説明した植民地に配備すべき艦艇のトン数が満たされているかを表します。「OK」となっていない状態で、そのターンにトン数が不足している海域に充分な艦艇を送らない場合はPrestigeが低下します。
Dock sizeは国内で建造できる艦艇のトン数の上限です。「Build」ボタンで拡張することができ、12か月と予算120万(艦隊規模Smallの場合。艦隊規模に応じて予算は上昇します)がかかりますが、完成するとDock sizeが2,000トン増加します。また、タダで即時に1,000トン増加するランダムイベントもあります。ゲーム中で建造できる艦艇は最大52,000トンなので、それ以上上げる意味はありません。
お金がありますし、1万トンではさすがに小さすぎるので、ここで拡張しておくことにします。
Unrest levelは国内の社会不安のレベルを表します。高くなると君主制国家では革命が起こったり、海軍予算を削減して社会保障に回すイベントなどが発生します。低いに越したことはありません。
Build requirementsはイベントで課せられた「特定の艦種を建造せよ」という要求が表示されます。2,3か月以内に新規に建造を開始(完成はしなくてよい)する必要があります。
Treaty time remainingとPeace treaty limitはそれぞれ軍縮条約、講和条約の残り期間です。
海軍予算
真ん中の列は海軍予算が表示されています。注目すべきは下の2行のMonthly balanceとFundsで、Monthly balanceはその月の収支、Fundsは予備資金を表し、Fundsがマイナスの状態でターンを送ると大蔵大臣から抗議が来てPrestigeが低下します。またイベントでの出費や収入はFundsを直接増減させるので、常にある程度の予備資金を持っていたほうがよいでしょう。
コマンド
最後に、右側の9つのコマンド、特にTrainingとResearchについて。
Training
Trainingでは艦隊の訓練(左上)を行うことができるほか、搭載する弾種の割合(左下)、戦闘時に使用する弾種(右)を指定することができます。
搭載・使用する弾種についてはよくわかりません、私の場合は下のAuto ammo selectionにチェックを入れるだけにして他はそのままとしています。
訓練については、3つあるうち最大2つまで指定できるので、私はGunneryとTorpedo warfareを指定しています。夜間は視界が狭くなってそもそも接敵することが少なく、また逃げやすくもあるので優先度は低いかなということでこのようにしています。
訓練は艦艇の維持費が増大し、終了までに12か月かかります。前述のDock sizeの拡張と合わせて1月に開始すると翌年1月に完了するので、私は1年が経過したというリマインダーのように使っています。
ドックの拡張も始めましたし、せっかくなので訓練も始めることにしましょう。
Research
Researchでは研究開発について設定することができます。まず下のResearch budgetで海軍予算に占める研究開発費の割合(0~10%)を決定します。次に上の15の研究分野に対して優先度を設定します。研究でやることはこれだけで、後は勝手に研究をやってくれます。
ここでは研究予算を海軍予算の10%とし、研究分野は5つずつHigh、Medium、Lowに設定しています。Highにしたのは魚雷やその周辺の分野、Lowにしたのは艦艇設計や防御の分野です。このゲームでは「英米追従」を基本的な外交方針とすることを前回決めましたが、イギリスはShip designにアドバンテージがあるので、艦艇設計や関連技術はイギリスからの技術移転に頼ることにします。うまくいくかはわかりませんが……。
これで1ターン目にやることは終わりです。時間を進めます。
2月
2月はイベントはなし。ドイツとイタリアが駆逐艦を建造し始めたようです。
ターンを送ると、このように各国の動向が表示されます。諜報活動をしている場合は、その国の研究開発の状況や国内状況なども表示されることがあります。
4月
緊張度が変化し、イギリスとの緊張度がなくなりました。諜報活動は機械的に割り振りを決めているので、LowからNoneに変更。
緊張度はイベント以外に、艦艇の就役や技術開発などによっても変動するようです。
7月
イベントが発生。アジアで戦争の危機が発生し、国内の主要軍需企業のひとつが交戦の可能性がある国への輸出を増やしたいとのこと。
むやみに緊張度を高めるのは危険なので、「戦争の火をつけるのは避けるべきだ」を選択。下の「強い軍需産業は国家の安全を保証する。買いたい者が誰であろうと売るべきだ」を選ぶと、予算が増加すると同時に緊張度が高まります。
イベントの選択肢の効果は、選択肢にマウスオーバーで表示されます。
8月
今度はバルカン半島で政治的な殺人事件が発生。「バルカン半島に火をつけるようなバカな国家は自分が燃えることを理解すべきだ」を選択。緊張度が上昇します。
上の「罪は罰されなければならない。たとえ戦争の危険があったとしても」では予算とPrestigeが上昇、緊張度は大きく上昇。真ん中の「危機は外交的に解決されるべきだ」では予算と緊張度が上昇、Prestigeは低下します。
10月
同盟中のアジアの小国が隣国からの脅威に晒されているとのこと。「国際平和会議を招集する」を選択して緊張度を下げます。
上の「無条件に同盟国を支援する」は予算と緊張度が上昇。下の「同盟を解消し、体よく状況を切り抜ける」ではPrestigeと緊張度が低下します。
会議では多くの議論が尽くされるも、具体的な成果はなし。
11月
政府が戦争につながる緊張を心配しているとのこと。「イギリスと協定を結んで権益を守るべきだ」と政府に進言します。相手国はプルダウンメニューで選ぶことが可能ですが、世界最強海軍国と同盟するのがいいのは明白です。
上の「国際軍縮会議を招集して緊張を緩和すべき」では予算と緊張度が低下。真ん中の「平和を望むなら戦争に備えよう! 海軍にもっと予算を割くべきだ」では予算と緊張度が上昇します。
交渉は成功し、日英同盟が結ばれました。
同盟関係になると、Tension levelの国旗の下に書類のアイコンが表示されます。
同盟相手となるイギリスの概要はこのとおり。海軍予算は2,000万弱の日本のおよそ4,5倍、技術は先進的、効率的な造船産業、石油資源保有の上、戦艦5、装甲巡洋艦3、防護巡洋艦6、駆逐艦15と、七つの海を支配するにふさわしい海軍と言えましょう。これでどこと戦争になっても負けることはないはずです。
同盟はその国との緊張度がある程度まで高まると解消されてしまいますので、相変わらず緊張度の管理は大切です。
ちょっと切りが悪いですが、今回はここまで。イギリスという強大な後ろ盾を得ることができ、序盤からなかなか悪くない滑り出しです。
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