「Rule the Waves」ミニプレイ日記:日本編 第1回

今回から、以前ご紹介した海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves」のミニプレイ日記を連載します。プレイ国家は日本。

「Rule the Waves」の紹介記事はこちら。


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概要

先日ご紹介した「Rule the Waves」ですが、「もっとゲームについて詳しく!」という方や、「買ってはみたけど、正直なところどこから手を付ければいいのかよくわらない……」という方も結構いるのではないかということで、プレイの解説がてらプレイ日記を書こうと思い立った次第です。

「20世紀初頭の海軍」というのはこのゲーム以外にフォーカスしたものがなく、詳しい方もあまり多くないだろうと考えて、プレイ国家は日本としました。ちょうど日本の転換点となったであろう日露戦争と日本海海戦もこの時期というのもあります。

「ミニ」プレイ日記としたとおり、長くは続かない予定です。

プレイ環境とプレイ目標

  • バージョン:1.34 Beta1
  • MOD:なし
  • プレイ国家:日本
  • 最終目標:1925年まで1900年の領土を維持する

解説を主眼としたものではありますが、これがもっともよいプレイ方法というわけではなく、あくまで「私の場合はこうしてます」というものですので、「こうしたほうがいいんじゃない?」ということがあればぜひ教えていただきたいと思います。

初期設定

初期設定はこのとおり。プレイヤーのデフォルトネームは「Togo」なのですが、山本権兵衛のほうがそれっぽいだろうと「Yamamoto」としています。デフォルトネームは国家によって替わります。

Fleet size

「Fleet size」はゲーム中の国家が保有する艦隊の大きさです。マニュアル(4ページ)には、史実に近い海軍の規模はVery large、最初のゲームはSmallかMediumでやるのがよいと記載があります。

艦隊規模が大きいと艦艇の管理が面倒ですし、解説プレイでもあるので、Smallを選択。

Historical resources

「Historical resources」にチェックを入れると、より史実に近いバランスのゲームとなります。具体的には、貧乏な国がより貧乏になります。

上の画像のように、国家選択画面でどれほどの海軍予算なのかが表示されますが、Historical naval budgetがチェックを入れたときの基本的な予算。最大の海軍国イギリスはどちらの場合でも4,000万なので、日本は1/4の予算しかもらえないことになります。

今回はチェックを入れて、貧乏海軍感を楽しむことにします。

Manual build of legacy fleet

「Manual build of legacy fleet」にチェックを入れると、初期の艦艇を自分で設計・生産することができます。チェックを入れない場合は自動生成。

面倒なので今回はチェックを入れません

Research rate

Research rate」はゲーム中の研究の進行速度です。10~100まで設定でき、デフォルトは100。下げると研究が遅くなります。

今回はデフォルトの100のままにします。

Varied technologies

「Varied technologies」は、技術開発の史実での不確実性を導入するというもの。マニュアル(4ページ)によると、具体的にはゲームを始めるたびにある技術はより開発が困難になり、またある技術はより容易に開発できるようになる……というものとのこと。

プレイヤーが史実の海軍技術の進歩を知っているというアドバンテージをなくさせるためのものなのだそうですが、今回はチェックを入れません

初期設定を終えてセーブスロットを選べばゲームが始まります。セーブスロットは途中で変更できないようです。

1900年

現状確認

まずは現状確認から始めましょう。ゲーム開始時の日本海軍は前弩級戦艦(B)1、防護巡洋艦(CL)2、駆逐艦(DD)5の計8隻という小所帯。Dock sizeは10,000トンで、ちゃんとした戦艦が作れない状況。

Almaniac

メインウィンドウ右側の「Almaniac」をクリックすると、他国の状況を見ることができます。

海軍予算で日本と同等なのはイタリアで、前弩級戦艦が1隻というのは同じですが、日本が防護巡洋艦2隻を持っている代わりに装甲巡洋艦(CA)を1隻保有、駆逐艦は現役が1隻のみで3席が建造中という状況。だいたい同じくらいの戦力と言っていいでしょう。

その上が海軍予算3,000万前半の独仏露ですが、ドイツは戦艦2、装甲巡洋艦1(建造中1)のみという、なんといいますか、大変勇ましい状況なのが目立ちます。

さらにその上は海軍予算が5,000万のアメリカ。太陽の沈まぬ大英帝国はアメリカのほぼ倍、日本の4,5倍の海軍予算という堂々たる海軍。英米と戦ってもたぶん勝てないので、外交方針としては「英米追従」を基本路線としましょう。

技術的にはやはり英米2カ国が先進的で、そのほかドイツも他より優位に立っています。

個別の国家をクリックすると、詳しい状況を見ることができます。日本は「Undeveloped shipbuilding industry」と「Surprise attack」の特徴を持ち、前者は艦艇の建造が他国より遅くなり、後者は開戦時に敵艦隊を奇襲攻撃することができます。また、魚雷技術にアドバンテージもあります。

Base resourcesというのは国力のようなものと考えてよさそうです。From possessionsはそのうちマップ上で所有するPossessionsから得られる国力で、戦争などでPossessionsが増えると国力が増し、海軍予算も増えていきます。

Tension

もっとも気にしなければならない情報が、メインウィンドウ右側のTension levels。これが上のバーに到達すると戦争になります。現在はドイツとの緊張度がちょっと高め。

その下のIntel effortはその国に対する諜報活動の度合いです。None/Low/Medium/Highの4段階から選べ、段階が上がると諜報予算が増えていきます。むやみに諜報にお金をかけても仕方ないので、基本的にはTensionに応じて上げていくという運用でいいのではないかと思います。私の場合は

  • Tensionバーがない:None
  • Tensionバーが緑:Low
  • Tensionバーが黄緑:Medium
  • Tensionバーが黄以上:High

と機械的に決めています。

マップ

メインウィンドウでタブを切り替えると、マップを見ることができます。全部で12の海域があり、各海域にPossessions(領土)が存在しています。Almaniacでも書きましたが、Possessionsが増えると国力が増し、海軍予算も増えることになります。

右上のボタンで各海域の各国の戦力や石油を産出するPossessionsや保有する国を表示することができます。

日本がPossessionsを持っているのはNortheast AsiaとSoutheast Asiaの2海域。本国のJapanはNortheast Asiaにあり、日本で建造した艦艇はこの海域に出現します。

Formosa(台湾)が属するSoutheast Asiaには、日本は艦艇を配備していません。マウスオーバーでその海域に配備されている艦艇を見ることができ、今のところイギリスがCL2隻、フランスがCL1隻、アメリカがCA1隻を派遣していることがわかります。

その海域にPossessionsがあると、どういう基準なのかはわかりませんが一定のトン数の艦艇を配備することが必要となる場合がありますが、このターンでは日本はSoutheast Asiaに艦艇を配備しなくてもいいようです(初期設定でVery largeなどにすると、1ターン目から配備する必要があります)。

マップ上の国旗をクリックすると、そのPossessionsの情報が表示されます。国旗ではなくグレーの長方形の場合はゲーム中の国家に属さない独立国のPossessionsです。

日本の本国であるJapanはHome areaとなっており、戦争に敗れてもこのPossessionsが取られることはありません(たぶん)。その他のPossessionsではここにValue(おそらく産出するResourcesを決めている数値)が表示されます。

Batteriesは沿岸要塞砲の数で、下の「Build fortification」ボタンから増強することができます。Batteriesは海戦のときに接近した敵艦を砲撃してくれますが、それよりも動く艦艇を作ったほうが役に立つので、私はほとんど使いません。

Base capacityはその海域に配備できる艦艇の上限を決めるもので、艦種ごと(たぶんですが)に使用する点数が決まっており、Base capacity以上の艦艇を維持することはできません(そうなるとなにが起こるかは不明)。Base capacityは下の「Improve bases」ボタンで増強できますが、足りなくなることがほぼないので使うことはめったにありません。

このほか、Portsというのもありますが、これはどういう意味があるのかわかりません。4鎮守府のうちなぜか呉だけありません(逆に1901年開庁の舞鶴はある)し、謎です。

さて、現状確認はこれくらいにして、次回はいよいよゲームを進めていきましょう。


次回:ミニプレイ日記:日本編 第2回