海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記第21回。今回は1918年、戦争が終わり、再び艦艇の整備に戻ります。
1918年
1月
突然の不景気で失業と貧困が広がっており、軍事支出にも削減の動きがあるとのこと。社会不安レベルは0ですが、以前にも書いたように社会改革を進めることで長期的なメリットがあるだろうと(特に根拠なく)思っているので、失業者のための社会改革をやってもらうことにします。
社会改革が無事可決されました。
1918年1月時点の日本艦隊
1918年1月時点の日本艦隊の状況は以下のとおり。
- 常備艦隊(計89隻)
- 第5戦隊(薩摩型巡洋戦艦2隻)
- 第4戦隊(鞍馬型巡洋戦艦2隻)
- 第4水雷戦隊(吉野型防護巡洋艦3隻)
- 第8駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第9駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第1駆逐隊(磯風型駆逐艦3隻)
- 第10駆逐隊(磯風型駆逐艦4隻)
- 第4戦隊(鞍馬型巡洋戦艦2隻)
- 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第5駆逐隊(朝霧型駆逐艦4隻)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
- 第3駆逐隊(朝霧型駆逐艦4隻)
- 第2駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第4駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第7駆逐隊(磯風型駆逐艦3隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第6駆逐隊(磯風型駆逐艦4隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻(改装中))
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第13戦隊(筑波型装甲巡洋艦2隻)
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
- 宇治型護衛艦「嵯峨」
- 八丈型護衛艦「八丈」
- 八丈型護衛艦「石垣」
- 八丈型護衛艦「国後」
- 八丈型護衛艦「択捉」
- 沿岸用潜水艦10隻
- 中距離潜水艦8隻
- 第5戦隊(薩摩型巡洋戦艦2隻)
- 建造中(計3隻・すべてイギリスで建造中)
- 榛名型巡洋戦艦「榛名」
- 榛名型巡洋戦艦「霧島」
- 榛名型巡洋戦艦「金剛」
- 改装中(計2隻)
- 厳島型防護巡洋艦2隻
1918年は榛名型巡洋戦艦の建造で予算的には手一杯ですが、宇治型護衛艦など機関の交換を伴う大規模改装が必要な艦艇が出てきており、やらなければならないことはたくさんあります。
最初期の沿岸用潜水艦朝潮型の解体
1903年就役の日本海軍初の潜水艦朝潮型は、第三次日露戦争で7隻中4隻沈没とひどい損害を出しました。艦齢15年とそれほど古い艦ではないように感じられますが、潜水艦の進歩に着いてこれていないのは明らか(なんと潜望鏡すらない時代のものです!)でしょう。というわけで、最初期の朝潮型潜水艦3隻(「満潮」「夏潮」「冬潮」)を解体処分します。
潜水艦はどういった基準で解体とするか正直よくわかりませんが、少なくとも20世紀初頭の沿岸用潜水艦は15年も使えばもう十分という印象です。もっと早く、10年くらいで解体してしまってもよかったかもしれません。
2月
新たな研究分野「対空砲」が出現。
そして艦上航空機運用技術「飛行甲板」を獲得。軽空母への改装が可能になります。遂に日本でも空母の時代が幕を開けました。しかし予算不足のため、空母を持つのはだいぶ先の話でしょう……。
3月
徹甲弾技術「高重量砲弾」を獲得。徹甲弾の貫通力が少し向上します。
艦上航空機運用技術の停滞
「飛行甲板」技術を獲得した後の艦上航空機運用技術は、空母がないと研究が進まないようです(潜水艦技術などと同じ)。仕方がないので、なにかちょうどいい艦を見繕って軽空母に改装します。
飛行甲板を持たせるには排水量が7,000トン以上である必要があり、さらに24ノット以上出ないと発艦にペナルティがあるようなので、最高25ノットまで出せるある程度大型の艦艇から条件に合うものを選び、1903年就役の出雲型装甲巡洋艦(14,300トン)を改装し、出雲型航空母艦とすることにしました。
- 速力:25ノット
- 搭載可能機数:19機
- 主砲:4インチ単装砲6門
- 装甲:舷側7インチ
予算がない中なのに改装費用がかなり高くつきますが、致し方ありません。
1893年建造の富士型戦艦が改装の第一候補だったのですが、これは19ノット超の速度が出ないため見送りました。速度の上限はなにが要因で決まるのかよくわかりませんが、船体設計技術あたりで決まっているのかもしれません。
六式B型雷撃機の運用開始
川西航空機が独自開発して売り込んできた「六式B型雷撃機」が運用開始。
5月
第三次日露戦争で共闘したイギリスとの同盟が失効。できれば延長したかったのですが……。
厳島型防護巡洋艦「松島」の再就役
大規模改装を行っていた厳島型防護巡洋艦「松島」が再就役。日本海軍初の水上偵察機運用艦となりました。
1番艦「厳島」は来月再就役予定。
魚雷技術「耐圧瓶の改善」
魚雷技術「耐圧瓶の改善」を獲得。魚雷の射程距離・速度が向上します。
6月
海軍が予算不足に苦しむ中、帝国議会は海軍予算の削減を決定。
厳島型防護巡洋艦「厳島」の再就役
大規模改装を行っていた厳島型防護巡洋艦「厳島」が再就役。「松島」同様、水上機2機を搭載しています。
技術開発
3つの技術を一気に獲得。まず砲塔・砲座技術「仰角の増大」では、設計時に仰角の増大が利用可能になります。仰角を増大させると砲の射程距離が伸びます。
続いて小艦艇・魚雷戦技術「四連装魚雷発射管」を獲得。設計時に四連装魚雷発射管が使用可能になります。
最後に対空砲技術「重対空機銃」を獲得。軽対空兵器が利用可能になります。
7月
一部の海軍士官は戦艦や巡洋艦を潜水艦から護衛する駆逐艦が少なすぎると懸念しており、最近の研究によれば少なくとももう7隻が必要であるとのこと。現在就役中の駆逐艦は38隻なので、45隻以上の駆逐艦が必要ということのようです。
最新の駆逐艦である磯風型が就役してからもう2年経過するので、時期的にもそろそろ次の駆逐艦建造を始めていい頃ですが、現時点では予算がありません。このイベントでは建造しないとペナルティがある建造要求がつくわけではないようなので、できるだけ早く駆逐艦を補充することを念頭に置くことにして、現時点では建造を見送ります。
造船業の発達
日本の造船業が大きく発達し、諸外国と同等の水準になったとのこと。これで艦艇建造が長引き、ペナルティイベントが発生することがある国家特性「Undeveloped shipbuilding industry」が外れます。今後の艦艇はイギリスに発注するのではなく、国内で建造することにします。
対潜水艦戦技術「爆雷」
対潜水艦戦技術「爆雷」を獲得。設計時に爆雷が利用可能になります。
8月
イギリスが7インチ砲(品質0)の技術を売ってくれるというので購入。
12インチ以下の砲ではなぜか7インチ砲だけ品質が上がりませんでしたが、これですっきりしました。13インチ砲も使う予定はありませんが、早く品質0にしてしまいたいところ。
10月
中国で革命が発生し、清朝が崩壊。
機関技術「水冷壁炉」
機関技術「水冷壁炉」を獲得。機関重量が1%減少します。
12月
国粋主義的政治家の圧力で海軍予算が増額。ありがたいことです。
船体建造技術「設計計算の改善」
船体建造技術「設計計算の改善」を獲得。船体重量が1%減少します。
1919年
1月
せっかく増えた海軍予算を、緊張度が低いために再び減額されます。
火器管制技術「射撃方位盤の改善」
火器管制技術「射撃方位盤の改善」を獲得。設計時に改良型射撃方位盤が利用可能になります。
1919年1月時点の日本艦隊
1919年1月時点の日本艦隊の状況は以下のとおり。
- 常備艦隊(計86隻)
- 第5戦隊(薩摩型巡洋戦艦2隻)
- 第4戦隊(鞍馬型巡洋戦艦2隻)
- 第4水雷戦隊(吉野型防護巡洋艦3隻)
- 第8駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第9駆逐隊(東雲型駆逐艦4隻)
- 第1駆逐隊(磯風型駆逐艦3隻)
- 第10駆逐隊(磯風型駆逐艦4隻)
- 第4戦隊(鞍馬型巡洋戦艦2隻)
- 第3戦隊(香取型戦艦2隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻(改装中))
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第5駆逐隊(朝霧型駆逐艦4隻)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
- 第3駆逐隊(朝霧型駆逐艦4隻)
- 第2駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第4駆逐隊(睦月型駆逐艦4隻)
- 第2戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第7駆逐隊(磯風型駆逐艦3隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第6駆逐隊(磯風型駆逐艦4隻)
- 第12戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻(改装中))
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
- 第11戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第13戦隊(筑波型装甲巡洋艦2隻)
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
- 宇治型護衛艦「嵯峨」
- 八丈型護衛艦「八丈」
- 八丈型護衛艦「石垣」
- 八丈型護衛艦「国後」
- 八丈型護衛艦「択捉」
- 沿岸用潜水艦7隻
- 中距離潜水艦8隻
- 第5戦隊(薩摩型巡洋戦艦2隻)
- 建造中(計3隻・すべてイギリスで建造中)
- 榛名型巡洋戦艦「榛名」
- 榛名型巡洋戦艦「霧島」
- 榛名型巡洋戦艦「金剛」
- 改装中(計2隻)
- 出雲型航空母艦2隻(装甲巡洋艦からの改装)
1919年も榛名型巡洋戦艦の建造に終始しそうです。余裕があれば老朽艦の改装を進めていきます。
2月
装甲技術「舷側装甲の傾斜化」を獲得。設計時に舷側装甲の傾斜化を利用できるようになります。傾斜化すると、実質的な舷側装甲厚が10%ほど増加する一方、わずかながら甲板や舷側装甲の下に命中しやすくなるとのこと。
3月
出雲型装甲巡洋艦改め、出雲型航空母艦「出雲」が再就役。2番艦「春日」は来月再就役予定。
ゲーム中では軽空母は大佐が艦長となりますが、装甲巡洋艦から軽空母に転任させようとすると威信が必要になるので、ゲーム中の序列としては軽空母は装甲巡洋艦よりも下とみなされているようです。
対空砲技術「高角測距儀」
対空砲技術「高角測距儀」を獲得。重対空砲の効果が向上します。
4月
出雲型航空母艦「春日」が再就役。出雲型2隻で第1航空戦隊を編成します。
出雲型は19機搭載とちょっと中途半端な搭載機数ですが、うち8機を雷撃機、残りの11機を戦闘機としました。
中国からのアメリカ追放
中華民国が成立してから中国大陸各地で反乱が起こっていましたが、威海衛でこの反乱が成功し、アメリカが北東アジア海域から追い出されました。日本としては、競争相手からアメリカが外れるのは大歓迎です。
6月
スペインが艦艇設計技術「効率的な船体形状」を売ってくれるというので購入。
必要な機関出力が減少します。
同時に、艦艇設計技術「重巡洋艦の背負い式砲塔」を獲得。重巡洋艦で背負い式砲塔が使用可能になります。
7月
首相がコネのある金丸大佐を現在建造中の榛名型巡洋戦艦「金剛」の艦長にすることを提案してきました。金丸大佐はBelow averageですが、今は平時ですし、首相にゴマを擦っておくことにします。
8月
首相が海軍の国際会合を開催しようとしているとのこと。予算がとられますが開催に賛成しておきます。
小艦艇・雷撃戦技術「軽巡洋艦の艦首背負い式砲塔」
小艦艇・雷撃戦技術「軽巡洋艦の艦首背負い式砲塔」を獲得。設計時に軽巡洋艦で艦首背負い式砲塔(Bの位置)が使用可能になります。
9月
川西航空機が六式B型雷撃機の改良版を独自に開発してきたとのこと。全面的に性能が向上しているため、新たに六式B型雷撃機二型として採用します。
朝日型戦艦「朝日」の解体
朝日型戦艦「朝日」の速力が設計から2ノット低下したため、朝日型戦艦の大規模改装を検討します。
上の画像がその改装案ですが、船体が古すぎて機関を交換しても20ノットまでしか出ないことが判明。どれほど兵装を近代化しても20ノットではこれからの海戦についてこれないことは明らかなので、朝日型戦艦は解体処分することとします。
「朝日」は1900年就役、1903年に射撃管制装置を設置する改装を受けたきりで大規模改装はなし。艦齢19年とそれほど古いわけではありませんが、致し方ありません。海戦には第二次日露戦争で2度参加。
10月
徹甲弾技術「仮帽の改善」を獲得。徹甲弾の貫通力が少し向上します。
12月
砲塔・砲座技術「両用砲」を獲得。設計時に3インチ・4インチ砲を両用砲にできるようになります。
今回は1918-19年、出雲型航空母艦の設計を行いましたが、相変わらず予算不足に苦しむ回となりました。榛名型巡洋戦艦3隻はやはり無理のある数でした。第19回で国民から戦艦建造のための寄付があったことで急遽3隻目の建造も始めたのでしたが、あのときに榛名型ではなく、もっと安価な艦型を設計してそれを建造しておくべきだったのかもしれません。次回は1920年から。
コメント
出雲型航空母艦は熱い
おっとJ隊のは護衛艦でした(笑)
そういえば海上自衛隊にもいずも型がありましたね。
そういえば最近Wikiを見たら現行バージョンは異常に予算が少なく調整されてないかと話題になってますね
もし現行バージョンでプレイしてるようなら予算不足はそれも一因かもしれませんよ
https://wikiwiki.jp/rulethewaves/%E8%B3%AA%E5%95%8F%E3%83%BB%E9%9B%91%E8%AB%87%E6%89%80/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
ここのコメントですね。最新のコメントツリーにある「予算減イベントが連続発生する」というのは経験していませんが、Base resourceがおかしくなるバグのほうは発生しているかもしれません(すべての国家でBase resourceが減少している)。
バグによるものかはわかりませんが、そういう場合もあるというのは思い至りませんでした。教えていただきありがとうございます。