「Stellaris」の開発日記#257が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は夏の実験について。3.4+「Overlord」リリース後の開発日記です。
開発日記#256はステーションのアートに関する内容となっており、当サイトでは記事にして紹介していません。
開発日記
開発日記#257は、夏の実験について。
- チームは3.4.4パッチに取り組んでおり、来週の開発日記でパッチノートをお出しできると思う。今週はあまり具体的でないことを述べる。
- 夏の間に私たちはさまざまなシステムの実験を行うことが多い。これまではLithoidの特性(これは種族パックの作り方を永遠に変えることになった)や、工業区域の実験などを行っていた。うまくいかなかったり、使えるものにするまでに何度もイテレーションすることもあるが、それで問題ない。こうしたことは意図的にプレッシャーの少ない実験として行われている。
- 夏以降になにがうまくいき、なにがうまくいかなかったかを振り返るより、私たちがこれから実験しようとしているシステムの一部をご紹介したい。ただし、こうした実験はうまくいくかもしれないし、いかないかもしれないことはご承知おきいただきたい。また、うまくいったとしてもリリース時期を明言することはできない。
Relicのバランス
- 今後のアップデートではRelicの間のギャップを少し縮めたいと考えている。relicsは大きく3つに分類される。
- イベントを元にしたものはニッチでやや強力な効果を持つものでよい。OmnicodexやBlade of the Huntressがそれだ。
- Precursor Relicsはあらゆる帝国にとって強力で有用なものであるべきだ。the Javorian Poxが平和主義者にとって最高のものであるとか、the Psionic Archiveが最高のmachine relicであるということにはしないが、充分な効果を持つ。
- 危機を打倒した報酬として得られるCrisis Relicsはちょっとした勝利の喜びを与えてくれるはずで、30の社会研究を与えるものではないはずだ。
- こうしたことを念頭に置いて、必要ならRelicsを調和させるつもりだ。多くは強化され、一部は弱体化されるが、より満足に感じられるようになることを期待している。
- これについては、夏の後に開発日記を再開する際に変更点のリストを掲載し、フィードバックをいただくことになると思う。
アクセシビリティの改善
- 私たちはマウスのサイドボタンの機能追加、イベントの読み上げ、拡大・縮小のホットキーなどを検討している。また、さまざまな色覚異常をシミュレートするためにさまざまなカラーリシェーダーを有効にして問題とその解決策を見つける助けとしている。
伝統
- 3.1「レム」で導入した伝統を選択できる柔軟性により、新たな伝統ツリーの導入に関する実験を計画している。この実験ではさまざまなトリガーによって伝統ツリーがどのように利用できるようになるかを検討する。アセンションパークや起源でロックされる伝統ツリーの導入が提案されている。
コード鉱山の奥深く
- 私たちがマルチスレッディングを使える場所を探し、特にゲーム終盤の補正の計算方法について実験する。
艦隊戦闘のバランス
- 以下のようなことを楽しみにしている。
- 駆逐艦と巡洋艦にゲーム終盤での役割を持たせ、混成艦隊へのインセンティブを与える。
- 艦隊戦を長くし、アルファストライク(注:相手が準備を整える前に攻撃して圧倒すること)の優位性を減らす。
- 既存のカウンター、追尾、回避、精度の仕組みを実験する。これは小型兵器に役割を持たせることになるかもしれない。
- 戦闘コンピューターによって割り当てられた役割に基づき、艦船の挙動を改善する。空母戦艦が防空レーザーを持っているからと言って、それを使うために乱戦に突入しないようにする。
- こうした実験は短期的には実を結ばない可能性が高い。
さらなる実績
- 私たちのアーティストは「Overlord」の実績を楽しんでいたため、種族パックに追加するように要求してきている。これは実際には実験ではないが、実装され次第公開される予定だ。上はその例だ。上の画像下段は「The Darkest Timeline」と呼んでいるものだ。
今後の予定
- 上記の例は網羅的なものではなく、記載されていない多くのもの(以前述べた諜報の改良など)にも取り組んでいる。
来週は3.4.4パッチノートで、その後は夏休みで開発日記はお休みであるとのこと。
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