2019年6月4日、HoI4の1.7.0正式版がリリースされましたので、チェンジログから私が気になった部分を抜粋してご紹介します。
概要
パラドフォーラムのチェンジログはこちら。1.7.0の主な変更点については開発日記2019年5月15日分(前線の変更について)、2019年5月22日分(64ビット化、輸送船システム、海軍のバランス変更について)も合わせてご覧ください。
なお、過去バージョンとのセーブデータの互換性はないとアナウンスされています。また、1.7.0から64ビット化したことにともない、32ビットOSではプレイできなくなりました(1.6.2以前のバージョンは32ビットOSでプレイ可能)。
以下では私が気になった部分を抜粋してご紹介しています。全文については直接フォーラムをご覧ください。
- 重要
- ゲームが64ビットになった。
- 前線が見直され、軍集団隷下の軍の前線が互いに接するようになり、軍集団のみでプレイしていても混乱しにくいUIになった。
- バグ修正
- 提督の戦闘経験値獲得は24隻以上の艦船が艦隊にいても制限されなくなった。
- 相互排他の技術が既に研究されている場合、技術研究のプレイヤーチートをできないようにした。
- 中国が軍閥を統合しない問題を修正。
- 国家方針ツリーで使用するため、技術共有をDoDでもアンロックした。(注:元はTfVの機能)
- 枢軸国の中小国に対する日本と同じ陣営を避けようとする戦略はアップデートが遅すぎることがある。こうした中小国はファシズムが充分高ければ、日本を警戒するようになった。
- バランス調整
- 船団襲撃、潜水艦のバランス
- 潜水艦は退却中にも攻撃するようになった。
- 護衛空母ドクトリン、統合船団護衛ドクトリンにおける空母の潜水艦探知増加量を25%引き上げ。
- 空母に潜水艦探知を5追加。
- 艦船レーダー、ソナーの潜水艦探知を引き上げ。
- 船団護衛の任務部隊がカバーできる海域の数の基礎値を5に引き上げ。
- 探知と視認性の違いを広げるため、スクリプトされた値によって戦闘中のパッシブな潜水艦探知を引き上げ。
- 魚雷の命中プロファイルを145に引き上げ、命中精度を低下させた。
- 輸送船の視認性を10から14に引き上げ。
- 潜水艦の隠密離脱速度を0.25から0.18に引き下げ。
- 海戦においてポジショニング値のペナルティとして潜水艦の視認性引き上げを追加。
- 爆雷命中係数を1.8から1.1に引き下げ。
- 爆雷の命中プロファイルを120.0から100.0に引き下げ。
- 潜水艦の被発見確率の基礎値を0.4から0.5に引き上げ。
- 貿易輸送船を海上で発見することについて、索敵値を基礎にダイスロールする確率を引き下げ。
- 艦船モジュールのバランス:一貫しないものを取り除き、モジュールのバランスを改善しようとしている。
- 火器管制装置の信頼性ペナルティを半減させた。
- 対空砲モジュールの速度低下を軽減。
- 小型砲、副砲、両用副砲、すべての艦船の魚雷発射管、掃海具、機雷敷設機に速度低下を追加。
- 中小型砲(注:軽巡用砲のことと思われる)、中型砲、大型砲、対空砲の速度低下を調整。
- 小型艦用エンジン、大型艦用エンジンの速度を引き上げ。
- 海戦の損害の緩和
- 海戦のダメージスケールを1.0から0.6に引き下げ。(注:詳しくは不明だが、全体的なダメージの値の調整と思われる)
- 海戦の指揮統制ダメージスケールを1.6から1.0に引き下げ。
- すべての艦船の離脱速度を0.65から0.45に引き下げ。
- 海戦バランス一般
- 空母、主力艦、潜水艦は直衛艦よりも前に、それぞれの戦闘開始からのインターバルで(空母がもっとも早く)攻撃できる。
- その他のバランス
- 陸軍燃料コスト係数を0.4から0.5にした。
- 空軍燃料コスト係数を0.32から0.35にした。
- 空対空戦闘・空対地戦闘で得られる経験値を低減させた。
- すべての段階の戦略爆撃機で対空防御を低下させた。
- 満州国は難易度のカスタム設定において日本の強化から正しく恩恵を受けられるようにした。
- 船団襲撃、潜水艦のバランス
- AI
- AIは一度に命令グループを作り、それに軍を所属させて前線の中で師団が行ったり来たりするのを減らすようにした。
- Mod
- gfxファイルがリロード可能になった (!!!!!!)
- 安定性とパフォーマンス
- 自動クラッシュレポーターをアップデートした。
なお、同時に先週の開発日記で紹介されていたAxis Armor Pack、Radio Packもリリースされています。これらのDLC発売についてはこちらをご覧ください。
コメント
陸空軍の燃料消費を増やすなら、海軍の燃料消費は減らしてほしかった。
1.7になりましたねMODのアップデート頑張ってください!
>枢軸国の中小国に対する日本と同じ陣営を避けようとする戦略はアップデートが遅すぎることがある。こうした中小国はファシズムが充分高ければ、日本を警戒するようになった。
これ、具体的にどういう意味を持つのでしょう?
要はエルバサドルやペルー、ファシストトルコが大東亜共栄圏に入りにくくなったってことかな?
原文でも「枢軸国」の中小国ってなってるけど、正確には「ファシズム」の中小国ってことだよね。
「史実で枢軸入りした中小国がファシズムになったときに、史実どおりでない流れの中で日本と同じ陣営を避ける戦略が発動するのが間に合わずに同じファシズムの日本の大東亜共栄圏に入ってしまうことがあったので、ファシズムが充分高くなった時点で日本と同じ陣営に入るのを避けるようにした」
ということではないかと私は考えていました。実際どうなのかはわかりませんが……。
管理人さんの考え通りとするのが自然かと。単にAxis minorsって書かれてたけど実際には「陣営未加入の史実枢軸国である中小国」のことでしょうね。中小国ではないけど、たまにイタリアが大東亜共栄圏に入ったりするのも改善されたのかな。
gfxが使えるってマジですか?ddsがバグって使えない画像あったので嬉しい…
画像ファイルとしての.gfxファイルが使えるようになったという意味ではなく、「gfxフォルダ内のファイルがリロード可能になった」という意味と思います。