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「Victoria 3」開発日記#112――Political Lobby

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#112が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はPolitical Lobbyについて。1.7リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#111――従属国の改善


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開発日記

開発日記#112は、Political Lobbyについて。

  • Political Lobbyは「Sphere of Influence」で追加される新機能で、1.7アップデートで一部の要素が無料で利用できる。
  • Political Lobbyとは特定の外交政策の実施を推進する利益集団の集まりで、表面的には政党と似ているが、機能は異なる。
    • Lobbyは常に特定の理由、特に多くの場合でDiplomatic Catalyst(これとLobbyの設立については来週詳しく触れる)によって始まり、時間経過で変化しない長期的政策を追求する。
    • 利益集団は直接矛盾する目標を持たない複数のLobbiesのメンバーになることがある。
  • Lobbyの政策は常に特定の外国との関係であり、1.7/Sphere of Influenceでは4種類ある。
    • Pro-Country Lobby:自国との関係でもよりグローバルな意味でも、目標国の利益を増進させようとする。
    • Anti-Country Lobby:Pro-Country Lobbyの反対で、目標国の利益を妨げ、「面目を失わせる」ことを目指す。
    • Pro-Overlord Lobby:従属国において設立されるもので、常に宗主国を目標国とし、宗主国に対する忠誠心を促進し、宗主国との緊密な統合を目指す。
    • Anti-Overlord Lobby:Pro-Overlord Lobbyの反対で、宗主国への依存度を下げ、機会があれば独立しようとする。

  • 利益集団はさまざまな理由でLobbyに参加する。例えば目標国とのイデオロギーの一致や対立や、実業家が裕福な先進国からの投資資金を確保するためにPro-Country Lobbyに参加することもある。
  • LobbyにはAppeasementスコアがあり、そのLobbyの目標に沿った行動をとるとスコアが上がり、反する行動をとると下がる。AppeasementはLobbyを構成する利益集団の承認に影響する。

  • また、プレイヤーの行動が利益集団の目標に合致しているかによって直接的な外交上の利益・不利益がある。こうした効果の大きさはLobbyに参加している利益集団のCloutによる。例えばPro-Country Lobbyがあるとその国家のAIが提案を受け入れやすくなり、友好的な協定を維持するための影響力コストが低下するが、禁輸などの敵対的な行動のコストは上がり、その国家を宿敵とすることで得られる影響力が減少する。Anti-Country Lobbiesには逆の効果があり、友好的な外交を難しくし、敵対的な行動を安価にする。Anti/Pro-Overlord LobbiesはLiberty Desireに大きな影響を与える。
  • LobbyはAIの行動にも影響する。Pro-Country lobbyがあるAI国家は目標国に対して友好的な態度を取りやすくなり、Anti-Country Lobbyはその逆になる。このとき、そのLobbyのCloutによってAIがそのLobbyに従う確率を決める。こうした効果とLobbyの設立は無料の1.7アップデートに含まれる

  • 「Sphere of Influence」を持っている場合、Lobbyはopportunitydemandで意思を示すこともある。OpportunitiesはLobbyが外交的な根回しをすることで締結が困難な外交協定を締結できる。Pro-Country Lobbiesは目標国に直接関与し、Anti-Country Lobbiesは目標国の敵国や宿敵と協力する機会を作る。Opportunitiesはペナルティなしで断ることができ、受け入れて実行しない場合にのみAppeasementを失う。Opportunityを受け入れて実行すれば当然Appeasementは高まる。

  • DemandsはLobbyが政府に行動を要求することだ。一般に目標国や関係国(宿敵や同盟国など)に対して行ってほしい具体的な行動が示される。断ることもできるが、そのLobbyのAppeasementは大きく低下する(ただし受け入れて実行しなかったときほどではない)。

  • 「Sphere of Influence」では外交行動「Fund Lobbies」も利用できる。これはBankrollと同様に外国に送金するが、目標国の国庫に入るのではなくPopに支払われる。誰がどれほど資金を受け取るかは目標国の政治体制や権力の配分による。独裁国家でFund Lobbiesするときに、なんの発言権もない貧しい労働者にわざわざ資金をばらまこうとはしない。
  • Fund Lobbiesの効果は目標国内に実行国を目標とするPro-Country/Pro-Overlord lobbyが既にあるかどうかによる。存在しない場合はそうしたlobbyの創設に使われ、そうしたことが発生する確率が毎週ある。既に存在する場合はそのLobbyに属する利益集団のPop Attractionを引き上げることでそのLobbyを支援する。その結果としてそのLobbyに属する利益集団のCloutが高まり、AIの意思決定に与える効果が大きくなる。
  • LobbiesシステムのMod制作について、Pro/Anti Country Lobbies以外に、友好的でも敵対的でもないが他国に関する目標を持つ「中立の」Foreign Lobbiesや、国内のことについて追求するDomestic lobbiesも、このシステムはサポートしている。lobbiesの結成、appeasing、効果の適用などのシステム全体は完全に改造可能であり、今後のアップデートではこのシステムを使って新たなlobbiesを作っていくつもりだ。

来週はDiplomatic Catalystsと外交AIについて。

次回:開発日記#113――Diplomatic Catalysts

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コメント

  1. 内政と外交がリンクしていくのは楽しみ

  2. 利益集団の操縦がまたややこしくなるのかワクワクすんなあ

  3. この辺りは実際どう変わるかはやってみないとわからんかも

  4. 独裁政権ならここらへんはコントロールしやすくさせて欲しいねぇ

  5. 発売が6/24に延期になるらしい

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