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「Victoria 3」開発日記#98――オープンベータのホットフィックス、1.5の実績と追加物

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#98が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はオープンベータのホットフィックスと1.5正式版での追加について。1.4・1.5オープンベータリリース後の開発日記です。

前回:開発日記#97――オープンベータ1.5のアップデート2


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開発日記

開発日記#98は、オープンベータのホットフィックスと1.5正式版での追加について。

オープンベータのホットフィックス

  • オープンベータアップデート2にはいくつかの新システムを導入したが、リリースには間に合わないことが判明した。ベータビルドなのでご理解いただけると思うが、問題となっていることについて現状のままにしておくにはゲームがあまりにも壊れすぎると私たちは感じている。その結果として、近日中に以下の問題を修正したホットフィックスをリリースする予定だ(注:19日にリリースされた1.5.4ベータ版のことと思われる)。
    • ゲームを英語で開始しないと、設定メニューで言語を変更できない
    • ステートを占領すると戦争から戦線が削除されることがある
      • ステートの最後のプロヴィンスを獲得すると戦線が移動するが、これによってその戦線が一時的に戦争から取り除かれることがあった。ほとんどの場合でしばらくすると再び現れるが、それによって再び編制を戦線に配置し直さなければならなかった。
    • 戦線が破壊されたときやゲームをリロードしたときにクラッシュすることがある
      • 現在の戦線が有効でなくなり、軍が強制的に他の場所に移動させられるとき、あるいはゲームのリロードでキャッシュされたデータを再計算するときにランダムにクラッシュすることがあった。
    • 貿易路のキャラバンが見えない
    • 占領テクスチャーが紙のマップに表示されない
    • AIが歩兵や小型艦以外のユニット作成を行わない
      • AIはまだ目的別にどの種類のユニットを作るか評価するのが不得手だが、少なくとも今はちょっとした実験についてオープンな状態にある。
    • 仕事への不満
      • 新たな仕事満足度と移住に関するシステムのバランスの問題により、特に上流階級のPopの雇用とその維持が極めて難しくなった。実際にはこのような求人は単に埋まるのが極めて困難であるか、Popが「跳ね回っている」ように見えたが、その理由は以下のものと判明した。
        1. 低い階級のPopに新たな職に就く機会が与えられる。例えば事務員が資本家になるなど。
        2. 事務員はもっと低い富のレベル(例えばレベル13)から昇格し、突然自分が資本家になったことに気づき、他の人々と自分を比較し始める。
        3. そのステートや市場の他の資本家が自分よりはるかに高い富を持っていることに気づき、直ちに自分の生活に不満を持つ。
        4. 仕事満足度が低いため、次の週に別のステートに移住しようとする。
        5. 翌週、その施設は資本家の後任が必要であることに気づき、その地位に事務員を雇用する。
        6. 以上を繰り返す。
      • これは意図したように機能していない。私たちは仕事満足度に、新たな仕事で給料をまだもらっていないPopがどれだけ高い報酬をもらえるか確認できるまで移住や転職を待つような、追加の係数を加えた。また、生活水準が上昇傾向にあるPopには仕事満足度を大きく引き上げる係数も加えた。
    • 逆移住
      • ステート間の移住の計算は正しいが、移住者を行くべき場所に送るのではなく、最終的に元のステートに送り返してしまっていた。つまり移住は行われておらず、UIを混乱させて流入するPopを流出しているように見せていた。

1.5正式版での追加物

実績

  • 1.5で追加される6つの実績は以下のとおり。
    • Not Yet Lost:クラクフでポーランド=リトアニアを建国し、ジャーナル記事「the Expanding the Commonwealth」を完了する。
    • Viva la Confederación!:ボリビアでペルー・ボリビア連邦を建国する。
    • Deșteaptă-te, Române!:Romanianの国家でルーマニアを建国し、Romanianのhomelandステートをすべて領有する。
    • Stonks:同時に3つの企業の繁栄度を最大にする。
    • Banana Republic:YankeeかDixieの国家でthe United Fruit Companyの繁栄度を最大にし、75以上のバナナ農園を所有する。
    • SPQR:教皇領でthe Roman Republicとなり、その後イタリアを建国する。

パリコミューン

  • 1.5ではパリコミューンのジャーナル記事が見直され、プレイヤーは危機の中でコミューンとヴェルサイユ政府の両陣営を演じるのではなく、最初にどちらか一方を選び、AIは他方に適した意思決定を行うようになった。この敵対的なシステムでプレイヤーとAIはそれぞれの大義を推進し、コミューンを破滅させるか勝利させるかの競争を行うようになった。

  • パリコミューンは存在する限りフランスの国庫を吸い上げて活動を続ける。内戦になればコミューンは完全に機能し、ヴェルサイユ政府に反撃するための武器と金を蓄える。

  • パリコミューンと外国の交流もさらに追加され、コミューンが台頭すると左派的であったりフランスと対立している外国がコミューンをフランスの合法的な政府として承認する可能性があり、コミューンの進捗速度にボーナスを与える。
  • コミューンに関連するバグ修正のために新たなコードも追加され、エフェクトset_immune_to_revolutionsは内戦国として扱いたい国家の革命を一時的に無効にするために使用できる。これによってスクリプトで作成した戦争が突然の反乱で中断することがなくなる。同様に、コミューン側がヴェルサイユへの進軍に成功した場合にフランスがジャーナル記事を失うバグも修正された。政府に属していない利益集団のキャラクターは温存され、コミューン側のキャラクターと古いキャラクターが混在するようになる。
  • こうした改善でパリコミューンはフランスのゲーム体験のより有機的な構成要素になるはずだ。この見直しは「Voice of the People」の所有者が利用できる。

その他の追加物

  • 1.5には無料のさまざまな史実コンテンツが含まれる。以下でその一部をお見せする。
辺境入植

  • 辺境入植(Frontier Colonisation)法が追加された。これは主にゲーム開始時に新世界の国家や植民地政権が使用する。この法律は植民地再定住と同様の機能を持つが、植民地化は既存ステートの範囲内に限定される。利益集団「地方民」はデフォルトで辺境入植法を支持する。

  • アメリカではAmerican Rural Folkにフレーバーが与えられ、小農地の植民地入植者の遺風を反映した新たなイデオロギーを持っている。イデオロギー「Jeffersonian」によって彼らは普通選挙をデフォルトで支持するようになり、農業集団化に抵抗するようになる。これにより、アメリカ人の参政権をゲーム開始時より小さくするのは困難になる。
赤の恐怖

  • 1.5パッチには新コンテンツ「赤の恐怖」が含まれ、外交関係のある国家で評議会共和国法が採用されることによって発生する。

  • ジャーナル記事「赤の恐怖」は国内における国際共産主義運動に対する反応を扱ったイベントが定期的に発生し、進歩的な利益集団に対する不信感を煽る。プレイヤーは反動側に味方して国内の平穏と引き換えに労働組合を犠牲にできるし、進歩のために立ち上がることを選び、上流階級を怒らせてでも下層階級に力を持たせ続けることもできる。「赤の恐怖」はいずれ終息するが、この時期に下された決断はその後の政治に長く影響を及ぼす。

  • さらに、AI共産主義国には3つの新戦略があり、中にはこれまででもっとも積極的な介入戦略もある。
服装の追加

  • 1.5で戦争システムが見直されるのに合わせて、ロシア・ブラジル・オスマン帝国・近代化された日本で将軍に固有の制服が追加された。

  • 以前述べたように、「敬虔な信者」ではないすべての日本のキャラクターは明治維新後には洋服を着るようになった。

  • ブラジル・オスマン帝国・近代化された日本には兵士の制服もあり、兵士と士官のPop画面で表示される。
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ロマノフ王家

  • パッチ1.5ではロシアのキャラクターとしてロマノフ家の家督請求者がすべて含まれており、彼らの運命に関するイベントや彼らの治世の始まりに関するイベントもある。

  • それぞれの皇帝は特定の社会階級の政治力にボーナスを与えて統治を開始する。場合によっては特定のイデオロギーを持つ顧問の登場を奨励する。

  • 皇帝候補にはアレクサンドル2世、アレクサンドル3世、アレクサンドル2世の息子ニコライ・アレクサンドロヴィチ、ニコライ2世、ゲオルギー・ロマノフ、ミハイル・ロマノフ、アレクセイ2世などがいる。
カウディーリョ時代

  • すべての南米国家の利益集団「軍隊」はイデオロギー「Caudillismo」を持った状態で始まるようになった。これは19世紀初頭からこの地域の政治を支配していた軍事的強者の傾向を表現したものだ。パッチ1.5ではジャーナル記事「カウディーリョ時代」が追加され、南米のプレイヤーがCaudillismoをを受け入れるか、それに対抗できるようになる。

  • 進捗バーは特定の条件を満たすことで減ったり増えたりし、軍人寄りか民間人寄りの結末のいずれかに向かっていく。

  • ジャーナル記事「カウディーリョ時代」は政治に対する軍隊の支持に関する誘惑をもたらし、国家が彼らの気まぐれにこれまで以上に責任を負うようになるかわりに必要な改革を支持する可能性がある。しかし独裁の誘惑に抗うことができれば「カウディーリョ時代」は終わり、南米の軍隊が文民統制下に置かれるかもしれない。

来週の開発日記は10月25日水曜日の予定であるとのこと。1.5アップデートのリリース日もここで発表されるようです。

次回:開発日記#99――「Colossus of the South」

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コメント

  1. アレクセイは生きています

    • 落ち着け、まだ生まれてない!

  2. ポーランドとルーマニア好きだから、国家形成の実績は嬉しい。

    てかDLCじゃない大型アップデータで実績追加は珍しいな

    • 南米テーマのDLCも同時発売されるようだ

  3. 久しぶりにやると楽しい

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