「Europa Universalis IV」開発日記2023年10月17日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は「King of Kings」・プレイしやすさ・モニュメントについて。1.36リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2023年10月17日分は、「King of Kings」・プレイしやすさ・モニュメントについて。
「King of Kings」のまとめ
ペルシャ
- 1444年にペルシャは存在しないが、建国されれば世界の中でも強力な主体となる。私たちはサファヴィー朝による統一をより魅力的な道とし、史実の結果に関するコンテンツやフレーバーも増やした。このDLCで着目した国家はそれぞれ固有の政府改革を通じて固有の仕掛けがあり、宗教に関する道でもさまざまなゲームプレイとフレーバーの選択肢を反映している。
- ペルシャの新たなミッションツリーには合計116のミッション(77の共通ミッション、31の宗教別ミッション(スンナ派・シーア派・ゾロアスター教)、8の起源別ミッション(Ardabil・ティムール朝の後継国家・Mazandarani))がある。
- 12ミッションがあるArdabilの新たなミッションツリー。
- 2つの新たな政府システム(イスラーム教ペルシャの「Persian Influence」とゾロアスター教ペルシャの「The Three Royal Fires」)。
- agendasと国難を持つペルシャの新たな2つの階級(「Ghilman」と「Qizilbash」)。
- 20の新たな階級の特権。
- 6つの政府改革。
- 歩兵か騎兵として雇用できる特別ユニット「Qizilbash」。
- ペルシャ向けの新たな68のイベント。
- 外交行動、従属国の種類、開戦事由、Local Organizationsのようなさらなる追加コンテンツ。
マムルーク朝
- マムルーク朝はQahirahを求める敵に四方から侵入されて激動の時代を迎えており、北の領土に関する問題とオスマン帝国の勢力拡大を経験する。歴史を書き換える壮大な旅に出発し、敵を打倒し、強力なイスラーム国家の新たなフレーバーを体験しよう!
- 39のミッションがあるマムルーク朝の新たなミッションツリー。
- エジプト建国による新システム「Egyptian Westernization」。
- 7つの新たな政府改革。
- 13の新たな階級の特権。
- 新たなHoly Order「Kashifs」。
- 新たな海軍ドクトリンと「Mamluk Galleys」「Mamluk Light Ships」「Mamluk Warships」「Mamluk Transports」。
- 特別ユニット「Mamluks」。
- 16の新たなイベント。
- 新たな傭兵、外交行動、マムルーク朝の支配階級を中心としたNobility階級のAgendas。
ビザンツ帝国
- 紫の不死鳥は再び立ち上がり、ビザンチウムのみならずローマ帝国そのものを取り戻すだろう。東西の強国はビザンツ帝国の時代はとうの昔に終わったと言っている。彼らを倒し、歴史的権利を取り戻せ。
- 55のミッションがある新たなミッションツリー。
- 6つの新たな政府改革。
- 6つの新たな階級の特権。
- 57の新イベント。
- 10の新ディシジョン。
- 新たな従属国の種類「Pronoia」。
- 新たな傭兵。
アラビア
- すべてのアラブ部族を一人の支配者のもとに統一し、カリフ国を主張してモロッコからザンジバルまでイスラーム世界全体を支配しよう。
- 34のミッションがある、アラビアの小国向けの新たなミッションツリー。このミッションツリーからアラビアを建国できる。
- アラビアの新たな階級の特権。
- 9つの新イベント。
- 新たな開戦事由「Spread Islam」とアラビアの新たなディシジョン。
イエメン
- アラビア半島南部の支配を主張し、大陸を股にかける貿易帝国を築き上げよう。
- Yemeni国家向けの26のミッションがある新たなミッションツリー。the Rassidsにはさらに5つのミッションがある。
- イエメン向けの新たな階級の特権。
- 7つの新イベント。
グルジア
- グルジア王国の状況は悲惨だ。内部抗争は数年おきにあり、外部勢力は山岳地帯の砦を奪う機会を狙っている。生き残るために強力な指導者を見つけ、カフカスの支配権を再建しよう。
- 30のミッションがあるグルジアの新ミッションツリー。
- 新たな国難「Georgian Crisis」と4つの関連イベント。
- 新たな階級の特権「Highland Fortifications」。
- 7つの新イベント。
- ベースゲームのグルジア地域に新たなGeorgian文化と新たな設定を追加。
アルメニア
- アルメニアの人々を自国の支配下に統一し、強力な隣国の中で偉大な国へと成長させると同時に、東方教会の影響力を回復させよう。
- 30のミッションがあるアルメニアの新ミッションツリー。
- 新たな政府改革「Nakharar Title」「Sparapet Office」。
- 4つの新イベントを追加。
Turkomen
- 白羊朝で部族連合を新たな征服へと導こう。あるいは黒羊朝でイラクの肥沃な土地を確保し、周囲の豊かな土地に領土をさらに広げよう。
- 31のミッションがある白羊朝の新ミッションツリー。
- 30のミッションがある黒羊朝の新ミッションツリー。
- 白羊朝と黒羊朝はミッションツリーからイェニチェリとPashasを利用できるようになった。
- 政府改革「Turkmen Ottoman Institutions」。
- 階級の特権「Emirs of Baghdad」「Great Works of Iran」。
- 11の新イベント。
- ベースゲームにTurco-Iranian文化を追加。
フレーバーコンテンツ
- 32の新ユニットスプライト。
- キプロス向けの4つの新ユニット。
- トレビゾンド向けの4つの新ユニット。
- Karaman向けの4つの新ユニット。
- イスラエル向けの4つの新ユニット。
- Tlemcen向けの4つの新ユニット。
- シリア向けの4つの新ユニット。
- アルメニア向けの4つの新ユニット。
- グルジア向けの4つの新ユニット。
- 12曲の新曲がある3つの音楽パック。
- ペルシャのフレーバーの4曲入り音楽パック。
- エジプトのフレーバーの4曲入り音楽パック。
- カフカスのフレーバーの4曲入り音楽パック。
フィードバックへの回答
- 私たちが「King of Kings」のベンチマークとしたのは「Lions of the North」で、ミッション、階級の特権、階級関連のコンテンツ、政府改革、政府システムその他のコンテンツの数の点ではKoKのほうがより多くのコンテンツを用意できた。作成されたコンテンツアセットの数ではほとんどの要素でKoKのほうが多く、これは私たちが達成したかったことだ。
- もうひとつはデザインの方向性だ。愛されているのにこのDLCでンテンツが提供されない国家があることを指摘されたが、LotNと同程度の開発期間で発売するにはどの国家に触れ、どの国家に触れないかについて、設計上の決断を下さなければならなかった。そのため、触れる国家を絞ってその国家のコンテンツをより高い品質で提供することに集中しようと決めた。ペルシャはこの拡張で最重要の国家であり、その最たる例だ。さまざまな起源にできる限り広いゲームプレイを作り出し、ゲーム中で特にリプレイ性の高い国家となった。
- もう中東の国々に取り組むつもりはないというわけではまったくない。私たちは以下のような国家に対するコンテンツの要望や提案を多く受け取っている。
- ティムール朝
- ムガル帝国
- The Central Asian Hordes
- Hisn Kayfa
- オマーン/ホルムズ
- トレビゾンド
- 既に来年の開発計画を立案しており、こうした国家の多くが2024年にコンテンツを受け取る可能性が高いことをお伝えしておく。2024年にコンテンツを受け取れるのはこうした国家だけではないが、今後の計画をこれ以上明かすことはまだできない。
- コンテンツの質について、まず私たちは開発の初期段階から「Domination」発売後のバグ修正に追われた。1.36ではそのうちの100以上が修正され、前回のDLCの全体的な質が向上した。また、分岐ミッションボタンのような新機能を実装した。パフォーマンスの改善にも取り組んでおり、おそらく多くのPCで改善される可能性が高い。
プレイしやすさの改善
- まず[Shift]+左クリックで複数のプロヴィンスの支配権を他の戦争参加国に移譲できるようになった。
- 宣教師の自動化もゲームに登場する。
- 以前からコミュニティから要望のあったいくつかの新たなアラートが追加された。
- 拡大を目指すキャンペーン向けの小さな改善。
- 円グラフに台帳の開発度の部分も表示されるようになった。
- 傭兵が混じっていてもユニットを合流させられるようになった(傭兵同士は合流しない)。
- autonomyを上げ下げする場合はプロヴィンスの並べ替えができるようになった。
- マクロビルダーで建物を選択し、その建物が既に存在するプロヴィンスを右クリックすると、その建物を即座に破壊できる。
Mod制作に関する部分は省略します。
新たなモニュメント
- 「Leviathan」所有者向けの新たなモニュメントを見ていこう。中東に新たに7つの巨大プロジェクトを追加した(以下の表示はすべてレベル3)。
- テヘランのゴレスターン宮殿。
- Qahirahのアル・アズハル大学。
- Sana’aにあるCity of Sana’a。
- MultanにあるTomb of Shah Rukn-e-Alam。
- Nizwaにあるニズワ砦。
- Khivaにあるイチャンカラ。
- トビリシにあるナリカラ要塞。
- Kazanにあるカザンクレムリン。
来週はアートと実績について。
コメント
2024年も増築する気満々なのか・・・。
個人的には嫌じゃないけど、何というかすごいな・・・。
eu5出るの何年後になるんでしょうね
来年は中南米宗教3兄弟とか元植民地国家も期待していいんですかね?
自動改宗、ようやく実装されるのか…
これ、メチャクチャ嬉しい