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「Crusader Kings III」開発日記#137――氏族制のシステム

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#137が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は氏族制のシステムについて。1.9リリース後の開発日記です。

前回:開発日記#136――ペルシャに関する私たちのビジョン


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開発日記

開発日記#137は、氏族制のシステムについて。

  • 氏族制と封建制の違いは、主君に対する封臣の評価が封臣から主君に納める税や徴募兵の量に影響すること、主君は封建契約より選択肢の少ない封臣契約を利用するという2点のみだ。

Tax JurisdictionsとTax Collectors

  • 氏族制における義務に関して、Tax Collectorを見ていこう。

  • プレイヤーは限られた数のTax Jurisdictionsを利用できる。ここに氏族の封臣をTaxpayersとして割り当てることで税と徴募兵を得られるようになるが、JurisdictionにはTax Collectorが必要だ。

  • プレイヤーはTax Collectorを通じて封臣の義務を管理する。宮廷の役職と同じく、Tax Collectorにも適性があり、適性を使って彼らは封臣の義務を封臣に割り当てる。適性が高ければより多くの税や徴募兵を得られるということだ。適性は主にスキルに基づき、中でもLearningが重要となるが、プレイヤーに対する評価も重要だ。Tax Collectorsを最大限に活用するには有能なキャラクターを任命し、彼らを懐柔して封臣からできるだけ多くの資金を搾り取ろう。

  • Tax Collectorsはプレイヤーの代理人として機能するが、彼らの管理にはTax Decreesがある。これはプレイヤーが封臣にどのように課税したいかというもので、封臣の義務を変更し、さまざまな恩恵をもたらす。

  • Iqta・Ghazi・Jizyaなどはここにあり、好きなように使える。例えばIqtaは不満を持っている封臣がいる場合に適した選択肢だ。Iqtaは封臣の数に応じて常備軍(Men-at-Arms)のダメージが増加するため、頻繁に戦争を行う場合も有効だ。義務に適用される補正はTax Collectorの適性によって変動する。

House Unity

  • 氏族制でプレイしているときには家(House)を特に強調するため、House Unityを導入することにした。これは家の構成員同士の関係と態度を表し、プレイヤーが家の構成員にどのように接するかの結果だ。氏族の家画面にはUnityに関するすべてが表示され、簡単に調べることができる。
  • Unityは0-200の間で変動し、5段階に分かれる。各段階にはゲームプレイに影響するルールとトレードオフがあり、デフォルトでは真ん中の段階から始まる。段階はUnityの低いほうから高いほうへ以下のように並んでいる。
    • Antagonistic
    • Competitive
    • Impassive
    • Friendly
    • Harmonious
  • Unityが高いと家の構成員は友好的な態度をとる一方で、戦争を行う能力が低下する。開戦事由はコストが上がり、「Invasion」は使えなくなる。Unityが低い段階にあるとその逆で、軍事力が大幅に向上するが、内部の安定性は低下する。

  • 各段階の効果がわかるスクリーンショットをお見せしよう。
  • 恒常的な効果以外にディシジョンもあり、ほとんどは家長のみが利用でき、家に強力な恩恵をもたらす。こうしたディシジョンにはPietyが主に使用されるが、これはほとんどの氏族がイスラーム教に属しているために自然に感じた。こうしたディシジョンの中には領地持ちの家の構成員数に応じて変動する補正を使うものもあるが、これは対応するようにPietyコストも上昇する。

  • 例として、家がAntagonisticのときのディシジョン「Reinforce Army with Loyal Officers」をお見せする。

  • Unityの段階は相続にも影響する。Antagonisticなら相続権のあるすべての子供に平等に分割される。Harmoniousなら第一相続人が称号の大半(少なくとも2/3)を相続する。欠点として、長子相続のような単一相続人の相続法をとろうとするのは可能だが、困難で高くつくようになる。
  • 既存の交流の多くがアップデートされ、さまざまな形でUnityに影響するようになった。称号剥奪や投獄のような対立的な行動を家の構成員に対してとると、当然Unityは低下する。同盟締結や後見依頼のような団結的な行動を家の構成員に対してとると、Unityは上昇する。

  • 家長には追加された行動がいくつかあり、自分の家のUnityを大きく変動させることができる。その最たるものは家長が積極的にUnityの方向性を選ぶディシジョンだ。また、家長が家の構成員に対して使える2つの新たな行動もある。
  • Unityに影響を与える行動はたくさんあるが、そうした行動が直ちに与える影響は小さいものの、時間経過で効果は積み上がっていく。
  • 氏族政府に関する変更は「Legacy of Persia」と同時リリースの無料アップデートに含まれる。

次回:開発日記#138――ペルシャの楽しみ

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コメント

  1. 氏族制は封臣管理がしにくかったのであまりやって無いなぁ、基本的には婚姻すりゃいいんだけど都合よく子供いるわけでもないし
    このアプデでプレイしやすくなるといいんだけど

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