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「Victoria 3」開発日記#90――1.3.5チェンジログ

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#90が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は1.3.5チェンジログについて。1.3リリース後の開発日記です。

前回:開発日記#89――1.3の次は?

前バージョン:1.3.4ベータ版


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開発日記

開発日記#90は、1.3.5チェンジログについて。

  • 今回は6月26日にリリースされる1.3.5アップデートの最終的な変更点リストについて。数週間前に述べたように、1.3.5は通常のリリース後のパッチよりも大きなもので、というのはバグ修正だけでなく「Voice of the People」にも必要な改善を加えたためだ。また、「Voice of the People」を持っていないプレイヤーのためにインパクトの大きな改善もある。
  • セーブデータは問題なくロードされるはずだが、特に「Voice of the People」を入れてフランスでプレイしている場合、一部の見直しによって既存のセーブデータが壊れる可能性がある。いつものようにSteamで1.3.3に戻して進行中のゲームを終わらせることができるようにしてある。

  • 「Voice of the People」の改善だが、開発日記#88で述べたように、寄せられたフィードバックに沿ってコンテンツの改善を行った。例として見直されたジャーナル記事「Divided Monarchy」ご覧いただきたい。このジャーナル記事はタイマーではなく3つの王朝の競争となった。依然として好きな候補を選ぶとその王朝を支援するためにキャラクターを懐柔する選択肢が与えられるが、ジャーナル記事完了時に必ずしもその王朝が王位に就くわけではない。

  • それぞれの王朝の進捗速度はこのような要因で決まる。キャラクターの人気は利益集団の指導者以外に、国家指導者・後継者・将軍・提督・政治活動家(agitators)はすべてこのレートに影響する。こうしたキャラクターはすべてプレイヤーの目的に合わせて懐柔でき、そのクールダウン期間も5→2年に短縮された。
  • もうひとつの主要な要素は適切なイデオロギーを持つ人物が率いる利益集団の影響力(Clout)で、その利益集団を政府に取り込めればさらに大きなものとなる。
  • 特定の施設のレベルも大きな要素で、ボナパルティストは軍事施設、オルレアン王朝派は産業施設、正統王朝派は農業施設からそれぞれ進捗を得る。これは徴兵センターも含まれ、徴募兵が召集され、戦争が激化するなら、ボナパルティストがフランスの支配を強固にする。
  • 政府の正当性も王朝の支配に影響し、現在即位している王朝では正当性50以上なら進捗が早まり、他の王朝では程度は小さいが進捗が遅くなる。
  • もちろん、ジャーナル記事に関連するイベントでのプレイヤーの決断も重要で、王朝の進捗に影響を与えるかもしれない。

  • このジャーナル記事はできるだけ早く解決しようとする理由があり、「Divided Monarchists」が有効な間はフランス全土に補正「Republican Unrest」がつく。高い正当性によって体制派が生まれにくくなり、低い正当性からは急進派が増えやすくなる。また、イデオロギー的に一貫しない政府は正統性を保つのが難しくなる。政治運動の急進性も高まり、内戦につながる可能性が上がる。

  • 失敗条件はこのとおり。フランス国内に大統領制共和制を支持する利益集団が存在するとき、首都の社会不安が非常に高い場合、以下のいずれかが発生している場合、このジャーナル記事は失敗する。
    • フランスで「Springtime of the Peoples」が起こっている。
    • 急進派が25%以上。
    • 内戦が勃発しようとしている。
  • この場合、フランスに臨時政府が樹立され、大統領共和制と任命制の官僚に変更し、現在の君主を追放し、共和主義を支持する利益集団の指導者を大統領とし、選挙を実施する。もちろんフランスが後日再び君主制を復活させれば、王朝の問題も再び浮かんでくる。

  • ジャーナル記事「Divided Monarchy」を成功させ、候補者の一人を即位させた場合はこのとおり。

  • プレイヤーは依然として統治する手腕があることを証明しなければならない。この場合はナポレオンが安定した政府を保てることを証明しない限りこのジャーナル記事は進捗せず、ジャーナル記事「Divided Monarchists」は残り続ける。これはナポレオン(あるいは他の誰でも)が統治を盤石にしようとしている間は「Divided Monarchists」が失敗する可能性があることを意味する。

  • 「Voice of the People」以外にも、一般的な改善や修正を行っている。動員から6か月以上たっていれば、選択的に将軍を復員させることができるようになった。動員は直ちに解除され、物資の消費も減るが、予算は4か月かけて徐々に減少する。統一にも多くの改善が行われたし、産業禁止法(Industry Banned Law)も改良した。また、通知スパム削減のために利益集団の特性無効化は有効化と異なるレベルに設定している。
  • ゲーム終盤のパフォーマンスはコミュニティにとっても私たちにとっても優先度の高いことであり、継続的に取り組んでいる。そんな中で、ゲームが進むにつれて小さなPopを統合させる量をカスタマイズできるようにPop統合のゲームルールを追加した。試してみてみなさんのパフォーマンスに関する懸念の解消にどの程度効果的か教えていただきたい。パフォーマンス改善のために行ったことはこれ以外にもあり、今後も取り組みを続ける。

チェンジログ

以下では私が気になった部分を抜粋してご紹介します。

  • 政府から利益集団を排除することでクーデターを防ぐことの難度とペナルティを引き上げ。
  • 「Voice of the People」の多くのイベントが効果音を再生しないバグを修正。
  • 利益集団の有効な特性は、より安定し、かつ通知スパムを防ぐため、承認値が閾値と十分異なった状態になるまで無効化されなくなった。
  • 請願は既に好む法律を政府が既に制定しているときには発動しないようになった。
  • 政治活動家がプレイ国家に出現した際のトースト通知を追加。
  • 産業禁止法を大幅に改善。技術ペナルティを半減させ、生産技術に限った。50%の民間建設割り当てを追加。全ステートに農業出力+10%。すべてのPopで期待生活水準を-10%。
  • 陸軍の訓練率を非正規部隊の10を除いたすべての製法でレベルあたり20に引き下げ。
  • 豊かなPopの美術品需要を引き下げ。
  • 豊かなPopのサービスに対する需要を引き上げ。
  • Popニーズに関するスクリプトのタイプミスが修正され、サービスが美術品の代替品になりにくくした。
  • 既に法律の制定過程にある場合のジャーナル記事「請願」の時間切れの影響は、到達した段階によって影響の軽減量が変動するようになった。最初の段階では軽減なし、第2段階では承認低下量が-5、第3段階では承認低下量が-10に軽減される。
  • ゲーム終盤のパフォーマンスを向上させるため、Pop統合パラメーターを世界のPop数で変動するようにした。
  • ゲームルールを追加し、Pop統合の度合いを制御できるようにした。

正式リリースは26日ですが、既にSteamで1.3.4ベータ版が公開されています。26日リリースの正式版はこれにさらにいくつか修正が入るため、1.3.5というバージョン番号になると述べられています。

開発日記は来週も公開され、その後夏休みに入るとのこと。

次回:開発日記#91――夏の後の計画

次バージョン:1.3.6

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コメント

  1. なんとなく1.2より美術品消費されなくなった気がしてたけど、サービスで代替されてたのか

    • 1.2だと高止まりだし1.3だと需要0になるし極端過ぎるんよなあ

      • 市街地でサービス量産されてるせいでそう感じるけど、実際豊かな大国になるとまぁまぁバランス悪くないとは感じる、人それぞれかな。
        今までサービスがゴミみたいに捨てられてたからモヤモヤしてた

    • 今までは美大を建てても建てても需要が減らなかったので
      この世界ではヒトラーも生まれなさそうと思ったりしたものだが……

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