HoI4新DLC「No Step Back」の発売日が発表されましたが、これまで当サイトでご紹介してきた開発日記の内容をまとめて振り返り、「No Step Back」+1.11「バルバロッサ」アップデートのリリースに備えましょう!
HoI4新DLC「No Step Back」発売日発表時の記事はこちら。
本記事の概要
2021年4月7日の鉄道に関する開発日記以来、HoI4開発日記はこれまでに25回投稿されてきましたが、最初のほうの内容はもう忘れているという方がほとんどでしょうし、そもそも読んでいないという方もいるでしょう。
本記事はこうした方向けに、これまでの開発日記の内容をごく簡単に振り返って「No Step Back」+1.11「バルバロッサ」アップデートでどういう変更が行われるのかおさらいしておこうというものです。簡単なまとめなので、詳細は過去の開発日記をご覧ください。各項目の見出しにも関連記事へのリンクをつけています。
なお、画像は各開発日記についての記事からのもので、特に初期のものはリリースまでに変更されている可能性があります。
鉄道や補給システムの見直し(概要・自動車化と浮き港湾・列車)
1.11「バルバロッサ」アップデート最大の変更点は鉄道の実装と補給システムの見直しでしょう。
部隊への補給はこれまでは首都からその地域までのインフラに依存しているのみでしたが、1.11からはマップ上に鉄道が敷設され、首都から前線までは鉄道を経由して補給物資が運ばれます。鉄道上の補給結節点(Supply Hubs)からは馬匹で部隊まで補給物資が輸送されますが、補給結節点にトラックを割り当てればより遠くまで補給できるようになります。なお、もちろん海を渡る場合は港を経由して輸送船で運ばれます(ここはこれまでどおり)し、また河川も補給物資の輸送手段となるとのこと。
線路があればそれだけで補給が行えるわけではなく、もちろん線路を走る列車も必要で、生産できる装備として実装されます。列車は新たに航空隊に実装された兵站線攻撃(Logistics Strike)任務などで破壊されることがありますが、「No Step Back」で追加される装甲列車を使うとその損害を低減させることができます。
また、上陸作戦時の補給を支える設備として、「No Step Back」で浮き港湾が追加されます。浮き港湾は「日常的な上陸を目的としたものではなく、ノルマンディーの戦いのような大規模な作戦で使用される装備を表現するためのもの」であり、非常に高価ですが、港をすぐに奪取しなくても相当数の部隊の補給を支えることができます。
国家方針ツリーの見直し(ポーランド・バルト三国・ソ連)
「No Step Back」+1.11「バルバロッサ」アップデートではポーランド・バルト三国・ソ連の史実の国家方針が見直されます1。ポーランドとソ連は1.11「バルバロッサ」で史実ルートが見直され、「No Step Back」でさらに非史実ルートが追加されます。バルト三国の国家方針ツリーは「No Step Back」で追加され、中国のように共通部分と各国固有部分を持つ形式です。なお、ソ連は共産主義ルートが複数あり、民主主義ルートがありません。
戦車デザイナー
「No Step Back」では「Man the Guns」で追加された艦船デザイナーと同じようなシステムである戦車デザイナーが追加されます。エンジン・砲・装甲などのモジュールを選択して好みの戦車を設計できますが、戦車は機動性・火力・防護の3要素間でトレードオフがあり、「装甲の厚い戦車は遅く、速い戦車は大きな砲を搭載できず、大きな砲を搭載するには装甲を施すのが困難な大きな戦車にする必要があ」ります。また、設計が面倒なプレイヤー向けに自動設計機能もあるようです。
戦闘正面幅や戦闘に関する変更(戦闘正面幅・天候の影響・目標選定)
これまでは40/20幅の師団があらゆる戦場に適した最適の正面幅となっていましたが、1.11「バルバロッサ」アップデートでは地形ごとの戦闘正面幅にできるだけ共通する約数ができないように変更してこれまでのような最適な正面幅の師団ができないようになりました。
また、戦闘時の攻撃目標の選定が変更され、敵師団をひとつずつ集中的に攻撃して戦闘不能にするようになり、師団スパム対策が行われています。
さらに、天候や地面の状態がユニットに与える影響が見直され、悪条件での戦いに大きな影響が出るようになっています(泥濘の損耗+70%、師団速度-50%など)。
将校団(概要と顧問・軍の精神と優先する戦術・まとめ)
1.11「バルバロッサ」アップデートでは新たに将校団(Officer Corps)画面が新設され、三軍それぞれの長や理論家などの任免、ドクトリンの研究などはこの画面から行うようになりました。
ドクトリンは研究ラインを使うのではなく経験値を消費する形になり、経験値の獲得量がバランス取りされ、全体的に増加しているとのこと。
また、陸海軍では司令官から顧問を作成できるようになります。司令官レベルによって顧問としてのランクが決まり、特性によって顧問としての種類が決まります。
「No Step Back」ではさらに、陸軍は優先する戦術を設定することができ、設定した戦術が陸戦時に選択されやすくなります。優先する戦術は元帥や将軍でも設定できますが、元帥や将軍の優先する戦術は一度設定すると変更できなくなります。
「No Step Back」を持っている場合は経験値を支払って軍の精神(Military Spirits)を設定でき、軍をさらに特化させることができます。
列車砲
「No Step Back」では装甲列車からの派生技術として列車砲が実装されます。列車砲は鉄道のみを移動するもので、周辺プロヴィンスの陸戦に沿岸砲撃のような効果(敵にマイナスの補正を与える)をもたらします。包囲されると敵に鹵獲され、また鉄道が損傷すると列車砲も損害を受けます。
その他(6月9日分・8月25日分・9月15日分)
その他の重要な機能として、「No Step Back」では焦土作戦(Scorched Earth)が実装されます。侵攻を受ける際に実施することでインフラや鉄道を破壊し、敵の補給能力に負荷をかけることができます。
2021年11月18日追記:2021年11月17日分の開発日記でパッチノートが公開されました。変更点についての詳細がご覧になりたい方はこちらもご確認ください。
2021年11月23日追記:「No Step Back」+1.11「バルバロッサ」アップデートのリリースはSteamの表記が正しければ日本時間では24日1時の予定です。なお、大型アップデート後にMod(日本語化Modを含む)を使用する際にはMod側がそのバージョンに対応しているか確認されることを強くおすすめします。
コメント
まとめ助かります。
めちゃ楽しみ!
NFの見直し、次は日本こないかなぁ
多分次はカントリーパックで北欧か南米か中東が来ると思うけど、ユーゴとルーマニアもカントリーパックの時に修正きたからワンチャンなんかあるかも。でもBftBの時は隣国がメインだったけど一番近い中東でもクソ遠いからどうかなあ…
多分次の大型はイタリアになるんじゃないかな、唯一初期から手を加えられてない大国だし
ただヨーロッパ周りはほとんど手を加えてるしスイスやオーストリアにNF入れてもちょっとボリューム不足かもしれないからついでに日本にも調整入る可能性はある
日本はフィリピンなどの東南アジアの時じゃないかと思ってる
イタリアの時はアルプス諸国+エチオピアで枠埋まるから
エチオピアには死んでもらわないとイタリアが悲しみを背負いながら世界大戦の準備しなきゃいけなくなるからさすがにエチオピアにはNF来ないんじゃないかな
観戦モードとかつかって参戦することとか想定されてないだろうし別に関係なくない?
史実モードでaiが勝利するパターン選ばなければいい話だし
NFもそうだけど、初期からいきなりファシスト大政翼賛会100%とかそのへんもどうにかしてほしいよなぁ。ゲーム的に丸めることはもちろん必要だけど、これは流石に雑すぎて
グスタフ・ドーラでるの?
経験値でドクトリンを研究するとなると、史実日本は悩ましいですね。中華速攻でそこそこの工場、資源を取るか、少し時間をかけてドクトリン研究を取るか
欲しいのはNFじゃねーんだよなぁ
Hoi4で不足してるのは歴史イベント
Ww2の世界をプレイしてるのにまったく歴史を感じない
マップやAIは4だけど中身は2がやりたいなぁ
エアプか?大きなnf達成と共に新聞が出て変革を教えてくれるだろ
確かに歴史の雰囲気を感じるのは2と3だったな
まあそもそも4と過去作では長所短所が全く違うゲームだから比較してもしょうがないと思うけど
あと4は無料スマホゲームっぽいアイコンのアートワークで損してる気がする
イギリスプレイのバナナイベントみたいのがもっと欲しいところ
確かにイベント描写全然ないよな
それこそ、時間経過で新聞記事になるような簡易イベントはもっとあってもいいと思う
・重要ではないイベントはポップすると邪魔なので画面端に表示する
・歴史はプレイヤーが作るものでありイベントで強制するものではない
最近のパラドゲーはこの方針だしスタイルはそうそう変わらないだろうな
多分vic3もhoi5も歴史イベントは少なめだと思う