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「Crusader Kings III」開発日記#52――1.3「Corvus」パッチノート

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#52が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は1.3パッチノートについて。1.3パッチリリース前の開発日記です。

前回:開発日記#51――決闘の時


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開発日記

開発日記#52は、1.3パッチノートについて。

  • 今日は「Northern Lords」と、オーディンのカラスにちなんで「Corvus」と名づけた無料の1.3パッチのリリース日だ。これまでの開発日記でパッチノートの一部を紹介してきたが、今回はそのすべてを掲載する。これまでに紹介していない、注目すべき無料の追加もある。

  • ノース(Norse)人向けに多くの新たな紋章(Coat of Arms)を追加した。注目すべきは、スカンディナヴィアのほとんどの称号は所有者が異教であるかどうかで使用する紋章が変わる点だ。
  • また、ノース人の神々に言及する新たな標語(Mottos)も多数追加された(どの標語を選ぶかは家(House)の創始者の特性に強く依存する)。

  • 新たな教派(Faith)を作ったときに使える、ノースをテーマにしたカスタム教派アイコンもある。他の宗教からインスピレーションを得たものもあり、故郷を遠く離れたノース人領主が興した教派に適するかもしれない。

  • スカンディナヴィアと東ヨーロッパに複数の新しい特別な建造物(Special Buildings)を追加した。完全なリストはパッチノートにあるが、ここでは1066年スタートで建設された状態になっている3つをご紹介する。(注:「完全なリストはパッチノートにある」とありますがパッチノートにリストはなく、質疑応答で改めて尋ねられています)

  • 髪とヒゲに関する遺伝システムを見直しているときに、私たちのアーティストの一人が宝物、すなわち失われたヒゲを発見した。なんらかの理由で隠れていたこのヒゲは、私たちが掘り起こしてゲーム中で使えるようにした。

  • 通知のタイトルにカーソルを合わせると、右クリックで現在開いているすべての通知を消去できるボタンが現れるようにした。

  • 以前述べたように、いくつかのエリアのマップがアップデートされている。スコットランド北部に新たな男爵領を複数追加し、男爵領の平均的な大きさをかなり小さくした。

  • アイスランドは以前は2つの伯爵領に5つの(かなり大きな)男爵領があったところ、現在は4つの伯爵領に合計9つの男爵領がある。

  • 最後に、フレーバーパックのテーマと同じ地域であることから、Sápmiにも注目してもらういい機会だ。公爵領の配置については、新たな公爵領を1つ追加し、既存の公爵領の形を調整した。複数の男爵領も追加したが、伯爵領あたりの男爵領が多くなりすぎないように、対応する伯爵領も追加した。このため、伯爵領あたりの男爵領はこれまでとほぼ同じであるはずだ。また、新たに湖や川が追加され、見た目の変化をつけている。
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パッチノート

以下では私が気になった部分を抜粋してご紹介しています。全文については該当スレッドをご覧ください。なお、以下は前回の開発日記までで取り上げた分も合わせて掲載し、今回追加分は太字にしています。

  • 無料の機能
    • マップに冬が来る。穏やかな冬(Mild Winters)はユニットの補給物資消費量をわずかに増やす。通常の冬(Normal Winters)はユニットの補給物資消費量を大きく増やす。厳しい冬(Harsh Winters)は補給物資を急激に減らし、致命的な死傷者(Fatal Casualties)を増やし、戦闘の防御側がアドバンテージを得る。
    • 冬の影響を受けるプロヴィンスでの戦闘に長けた指揮官特性「Winter Soldier」を追加した。冬がある地域に住むキャラクターに自然に現れるほか、イベントで獲得することもある。
    • 常備軍(Men-at-arms)は通常の冬、厳しい冬での戦闘にボーナスやペナルティを受けるようになった。騎兵は一般的に不利で重騎兵は特にそうだが、Himalayan Mountaineersのような特別なユニットは有利になる。
    • 個人戦闘システムを追加し、2人のキャラクターが決闘できるようになった。このシステムは複数の場所で導入されているが、最大の変更点はChivalryフォーカスツリーのパーク「Stalwart Leader」で宿敵との決闘が可能になった点だ。決闘により敗者にはストレスが加わり、勝者はストレスが解消される。
    • ゲームに「詩人(Poet)」の特性を追加した。この特性はイベントで獲得することがあり、他のキャラクターに詩を送ることができる。詩にはStrife、Legacy、Romance、Mourningといったテーマがある。詩を送るときに威信(prestige)を消費するが、受け取った相手が受け入れれば相手からの評価を高めることができる。また、宿敵の無能さを批判する詩を送ることでストレスを与えることもできる。
    • 髪とひげを継承する遺伝子システムを強化した。親から特定の髪型を受け継ぐのではなく、「直毛」「ウェーブ」「巻き毛」「アフロ」などの「髪型」遺伝子を受け継ぐようになった。キャラクターの実際の髪型は文化に基づいており、祖父母の一人が他の文化を持っていても不適切な髪型やヒゲを使うことはない。
      • 注意:1.3以前のセーブで作られた既存のキャラクターは新しい髪型になったり、ハゲになったりするかもしれない。また、古い領主デザイナーのDNAデータには髪やヒゲがない。このシステムはBarbershopや領主デザイナーには影響せず、依然として好きな髪型にできる。
    • ノースの領主向けに多くの紋章を追加した。また、スカンディナヴィアの称号は保有者の教派や文化によってノースとキリスト教徒の紋章が切り替わるシステムもある。
    • スカンディナヴィアと東ヨーロッパに「Golden Gate of Kiev」「Danevirke」「Temple of Uppsala」などの特別な建造物を追加した。
    • ミッドガルドの蛇、トールのハンマー、十字架や三日月のルーン文字など、ノースにインスパイアされた8種類のカスタム教派アイコン追加。
    • ヒゲのバリエーション「Chin Goatee」を追加。
  • バランス取り
    • 常備軍(Men-at-Arms)、Special Troops、傭兵は移動時間を持つようになり、徴募兵(Levies)のように戦時の解体/再召集にペナルティがつくようになった。移動時間は勢力の首都までの距離をに基づく。これにより、マップ上で常備軍を「テレポート」させられなくなった。
    • 家系の遺産(Dynasty Legacies)の名声(Renown)コストは見直され、直線的な増加(1000、2000、3000……)ではなく動的なものになった。これにより、最初のいくつかをアンロックするの簡単だがすべての遺産をアンロックするのは難しくなった。
    • 年ごとのイベントのプールが再編成され、多くのトリガーが緩和されたか、または完全に削除された。これにより、プレイしているときにより多くのイベントを見ることができるようになる(おおよそ5、6年ごとにではなく、おおよそ4年ごとにこのプールからランダムに1つのランダムイベント)。これはまた、一部の非常に稀なイベントがより頻繁に発生するようになったということでもある。
    • 特性「Infirm」のイベントは年あたりの発生ではなく健康度による発生に変わった。これにより、領主だけでなくすべてのキャラクターが「Infirm」になる可能性があるようになった。また、年配のキャラクターがこの特性を得る確率が高くなった。
    • キャラクターがランダムにlover’s pox、great poxにかかる確率を引き下げ。
    • 補給上限を5000人を超えて超過するとより早く補給物資が減少するようにした。5kで月あたり5から10kで月あたり10までスケールする。
    • 孫やひ孫は子と同じルールに従うようになり、行方不明にならないようになった。
    • 共和制でない男爵はより安定して結婚し、家族を作るようになった。
    • 両親や兄弟が65歳以上で老衰で亡くなることでストレスを感じることはなくなった(友人や恋人はストレスを感じるかもしれない)。
    • 部族の封建化にはTribal時代のすべての革新(innovations)を取っている必要がなくなり、CivicとMilitaryの革新の70%(9つ)だけになった。
  • インターフェース
    • すべての通知を一度に消去できるようになった。通知のタイトルにカーソルを合わせるとボタンが表示され、このボタンを右クリックするとすべての通知が消去され、左クリックするとその通知が消去される。
    • 戦争中の敵が新たな同盟を結ぶと、警告が表示されるようになった。
  • ゲームコンテンツ
    • ノースの家では彼らの神々について述べた多くの標語を利用できるようになった。
    • 評価と引き換えに相手の罪を赦免する行動を追加。
    • 後見人が被後見人に対してフックを獲得できるようになるが、これには彼らがgreedyかdeceitfulである必要がある。
    • ノースの名前リストに標準化された古ノルド語の綴りが使用され、後期のキリスト教の名前が大幅に少なくなった。ノルウェーの名前リストも同様に更新され、さらに古いキリスト教の名前も追加した。
  • データベース
    • アイスランドに新たな男爵領と伯爵領を追加。4つの伯爵領に9つの男爵領がある。
    • Sapmiの男爵領の配置を変更し、新たな男爵領を追加。
    • アイルランドに 新たな男爵領と伯爵領を追加。一部の男爵領の面積が大きすぎたため、分割した。
    • イタリアの複数の伯爵領を見直し、男爵領を追加し、伯爵領あたりの男爵領の平均数を増やし、男爵領2つの伯爵領を大幅に減らした。
    • クロアチアとセルビアの伯爵領を見直し、既存の伯爵領を分割した。一部の伯爵領では男爵領が多すぎたため、複数の伯爵領に分散させた。
    • 外交可能範囲(Diplomatic Range)補正がなんの効果も持たなかったのを修正。2人のキャラクター間の距離は2人のうちもっとも高い外交可能範囲補正がに基づくようになった。
    • 敵対的策略(Hostile Schemes)は標的が所有者(?owner。策略の立案者のことか?)の外交可能範囲内にいない場合、無効になるようにした。
    • 軍隊が崑崙山脈を通過できるようにしていたCherchenとGomocoの間の秘密のトンネルを削除した。
    • AIは時々脱獄を試みるようになった。
    •  部族制は封建制に改革することなく限定的な部族の権限の範囲内で有効な継承法(例えば性別など)を調整できるようになった。
    • 隠し子の父親は母親が結婚していても自分が本当の父親だと気づけるようになった。

質疑応答

Q1:特別な建造物の完全なリストはないの?

A1:以下のとおり。

    • Hotin Fortress(別名:Khotyn Fortress)
    • Golden Gate of Kiev
    • Heddal Stave Church
    • Temple of Uppsala
    • Lund Cathedral
    • Danevirke

Q2:今やってるセーブデータは持ち越せる? それともロールバックしないとダメ?

A2:持ち越せるが、1.3以前のキャラクターは髪やヒゲがなくなる。ただ、これは数世代で正常に戻る。これは髪の遺伝情報の再構成をやったことによるものだ。


今後数週間は「Northern Lords」のコンテンツを掘り下げ、そこに至ったプロセスや考え方を紹介するとのこと。

次回:開発日記#53――Northern Lordsのコンテンツ概要

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