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「Stellaris」開発日記#197――諜報作戦とアセット

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#197が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は諜報作戦とアセットについて。2.8「バトラー」リリース後の開発日記です。

前回:開発日記#196――[編集済み]


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開発日記

開発日記#197は、諜報作戦とアセットについて。

機密レベルA3 極秘 配布禁止

注:この文書の下手な修正を誰がしたのか調査し、その者を解任してただちに深宇宙秘密軍事施設X-23に移送せよ。私は彼らとじっくり話をするつもりだ。

PLIFF-PLAFF HEIRARCHY INTELLIGENCE

「GOLD SLUG」

  • 今週は先週の使節が作り上げた諜報ネットワークを使ってできることを掘り下げていく。先週書いたように、諜報ネットワークを構築すると彼らが活動している帝国の浸透レベル(Infiltration Level。以前は諜報ネットワークレベル(Spy Network Level)としていたが、明確にするために名称を変更した)が上昇し、受動的な情報値(Intel)がもたらされる。諜報ネットワークが充分な強度になると、その帝国内で諜報作戦(Operations)を行えるようになる。強力な諜報ネットワークは複数の諜報作戦を同時に実行できる余力を持つ。
  • ファーストコンタクトと同様に、諜報作戦はAncient Relicsで導入された発掘調査システムの改造版を使用する。しかし、発掘調査やファーストコンタクトとは異なり、諜報作戦が任務を完了するのに必要な目標を達成する際には、なにか重要な問題が発生しない限り、通常はプレイヤーの介入を必要としない。(注:発掘調査もそうでは……?)
  • 諜報作戦を開始するときには、作戦にアセットを1つ割り当てることができる。
  • 諜報作戦には開始時と継続している期間中にエナジークレジットコストが発生する。ほとんどの諜報作戦は最終段階を開始する前にプレイヤーの最終的な承認を得るために待機状態になるが、UIから諜報員に準備が整い次第すぐに許可を与えることもできる。

巣の中で作戦を実施することもできる。

  • 秘密作戦(Covert missions)は少し厄介で、予測できない場合もある。作戦中に問題が発生した場合、スパイマスター(Spymaster)から指示を求めて連絡が来ることがある。買収して問題を解決するために追加の資源を与える、諜報ネットワークの大部分をその作戦に割り当てさせる(未割り当てのInfiltrationがあると仮定)、あるいは作戦を破棄してアセットを危険に晒すなどだ。同様に、物事が計画どおりに進んだとしても諜報員はもらえるものをもらっておくしかないこともあるし、予想をはるかに超えるものに出くわすこともある。
  • 諜報作戦を完了すると、多くの場合で浸透レベル影響を与える。一部の資源は漏洩したり使用不能になり、実施した諜報作戦によってはセキュリティの蜂の巣をつついたような状態になる。諜報作戦にアセットを割り当てていた場合、そのアセットをスケープゴートとしてネットワークの他の部分を保護する機会が与えられることが多い。

諜報作戦の種類

  • 諜報作戦は4つのカテゴリーに分かれているが、ここではそれぞれのタイプの概要と私たちが考えているいくつかの諜報作戦をご紹介する(いつものように変更される可能性がある)。
  • 欺瞞工作(Subterfuge Operations)はネットワークの状態を改善したり、標的となる帝国に古き良き時代の諜報活動を行うような一般的な作戦だ。情報収集(Gather Information)、アセットの獲得(Acquire Asset)、技術の奪取(Steal Technology)などが考えている欺瞞工作の例だ。
  • 妨害工作(Sabotage Operations)は有形・無形のものを破壊することに特化している。星系基地の妨害(Sabotage Starbase)、外交問題の惹起(Diplomatic Incident)などが考えている妨害工作の例だ。
  • 情報操作(Manipulation Operations)は真実を捻じ曲げ、自国の都合のいいものに置き換える。組織的中傷(Smear Campaign)、譲歩の強要(Extort Favors)などが考えている情報操作の例だ。
  • 挑発(Provocations)は反発がほぼ確実に起こるもっとも極端な諜報作戦だ。こうした作戦は実行が比較的困難だが、大きな結果をもたらす。私掠船隊の準備(Arm Privateers)は挑発の一例だ。

諜報作戦の例

情報収集

この開発中のスクリーンショットを得るために多くのJeferiansが死んだ。

諜報作戦は同じ結果になるとは限らない。

  • 情報収集(欺瞞工作)は特に単純な作戦で、開始するには20以上の浸透レベルが必要だ。スパイマスターは秘密裏に情報を収集するために諜報員を送り出す。比較的短時間でスパイマスターはプレイヤーに調査書類を提出し、現在の情報値にボーナスを付与したり、一定期間あるカテゴリーについて情報値を増加させる情報レポートをもたらす。
  • これは派手な作戦ではないが、強烈なしっぺ返しを食らうこともほとんどない。情報値の減衰が遅いため(現在は1ポイント/年に設定されている)、情報収集作戦は銀河についてもっとよく知るための着実な手段となっている。
  • アセットを諜報作戦に割り当てると、結果がアセットの利益となるように傾き、その帝国の政府・外交・軍事・経済・技術を対象とした情報レポートを獲得する可能性が大きく高まる。

技術奪取

この設計図はエッシャーの絵画のようだ。

  • 技術の奪取(欺瞞工作・技術)はフォーラムで波紋を呼んでいる。さまざまな手段を使って諜報員は標的国の研究データベースにアクセスしようとする。状況に応じていくつかの結果が発生し得る。技術がどのように機能するかについてのヒントを得ることができるかもしれない(研究の選択肢とある程度の進捗をもたらす)し、バックドアを残すことができるかもしれない(一定期間、自国の研究速度を引き上げる)。あるいは妨害することになった場合は標的国の研究を破壊することもできるだろう(標的国にペナルティを付与する)。
  • 自国の諜報員は自国が知りたいと思っている研究のみを奪取できるため、プレイヤーはすべての適切な前提条件を満たしている必要がある。
  • これによって、できるなら自国より優れた技術力を持つ帝国に諜報活動を仕掛けたいという興味深い状況につながるが、彼らもプレイヤーの諜報員を拘束する確率がより高いため、こうした活動はリスクが高い。

センサー距離に関する効果も置き換えられる。

  • アセンションパーク「解析不能の工学技術」は自国技術を他国がリバースエンジニアリングできなくするため、こうした技術奪取の試みも防ぐ。しかし諜報活動を仕掛けている帝国は彼らが実行するまでわからない。

組織的中傷

  • 組織的中傷は2帝国間の関係に対して働きかけるものだ。最初のチャプターが終わった後、プレイヤーはどの関係を弱体化させるか選択する。後日、諜報員が行いたい策略をプレイヤーに通知するが、これは選択された帝国の性質に基づいてさまざまなスキームが提案される。

  • この例では、組織的中傷で近くの連邦内に不和をもたらそうとしている。自国の諜報員がプレイヤーに対し、疑う余地のない敵に誤った情報を流す準備ができたと通知してきた。

  • 一方、Ztrakpor Confederated Domainsでは……。
  • 彼らの防諜能力では私たちの策謀を探知できなかったため、諜報員は事態をもう一段階進め、虚偽の告発に加えて研究施設への妨害も行い始めることにしたようだ。彼らはまるで彼らの同盟国によって行われている諜報作戦に気づいたかのように、私たちの偽旗作戦を探知した。
  • これは銀河全体に知れ渡ることになるだろう!
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アセット

  • アセットの獲得(欺瞞工作・政府)はアセットを得るもっとも着実な手段だ。他の諜報作戦中のランダムイベントでもアセットを獲得することはあり得るが、アセットを自国に惹きつけるほうがずっと信頼性がある。
  • アセットにはそれぞれ得意とするカテゴリーが2つあり、欺瞞・妨害・情報操作・挑発と、政府・外交・軍事・経済・技術からひとつずつ選ばれる。諜報作戦を開始するときにアセットをその作戦に割り当てることができ、カテゴリーに合ったアセットは作戦完了を容易にする。
  • 通常帝国におけるアセットは不満のある官僚、野心的な犯罪者、同情的な大衆の代表など、一般的な人々だ。ゲシュタルト帝国では諜報員が自分たちに有利なように利用する方法を見つけた逸脱したドローンであったり、自分たちの管理下に置いた物品であったりする。

  • このHask’Endekは欺瞞と政府に関する活動に特化しており、アセットの獲得に割り当てると特に効果的であることがわかる。他の潜在的な目標を見つけるために、政府の記録をふるいにかけることができる官僚がいることが極めて有用であることがわかる。
  • 問題が発生した場合、諜報員を守るために犠牲になる消耗品の手下を持つことも魅力的だ。支援と栄光を約束して彼らを惹きつけることができるかもしれないが、彼らは実際には銀河の大規模な策謀の駒にすぎない。多くの場合、彼らの真の運命は諜報作戦完了後に諜報ネットワークの浸透レベルを維持するために末端として「処分される」ことだ。

質疑応答

Q1:組織的中傷とは逆の関係改善を行う諜報作戦もあるの?

A1:最初のバッチでは検討していたが、一般的にはより敵対的なアプローチで行くことにした。将来的にはそうなるかもしれないが。


来週は他の厄介な諜報作戦について。

次回:開発日記#198――挑発

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コメント

  1. Hoiシリーズのスパイみたいにめんどくさいだけの要素になりそう

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