「Victoria 3」新DLC「Pivot of Empire」発売!

「Hearts of Iron IV」開発日記2021年1月20日――新年のアップデート

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2021年1月20日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は今後の開発・統計・ランチャーについて。「Battle for the Bosporus」+1.10「コリー」リリース後の開発日記です。

前回:開発日記2020年10月21日――テレメトリー


スポンサーリンク

開発日記

開発日記2021年1月20日は、今後の開発・統計・ランチャーについて。

  • 2020年はリリース以来、チームにとって最も困難な1年だった。私たちは新型コロナウイルスが蔓延している状況が仕事の効率に与える直接的な影響を過大評価し、メンタルヘルスや一般的な健康状態への影響を過小評価していた。これはいい仕事することや生産的であること、また新しいメンバーをチームに迎え入れることに関して非常に重要なことだ。
  • 私たちは間違いなく影響を受けており、その結果として今年の夏より前に次の大きな拡張がリリースされると期待しないでもらいたいということをはっきり述べておきたい。今年の夏のリリースというのはLa Resistanceリリース後、新型コロナウイルス感染拡大前に私(注:ゲームディレクターのpodcat氏)が計画していたことだ。
  • 多くの方が開発日記の再開時期や開発内容を紹介する時期について尋ねているのはわかっているが、それにはもう少し待ってもらう必要がある。私が言えるのは、私たちが作り上げようとしている拡張はとても素敵なものになるだろうし、みなさんが望んでいた多くのことに注力したものになるだろうということだ。
  • 去年は例年のようにPDXCONがなかったので、この機会に統計についてご紹介する。

プレイヤー数

  • 新型コロナウイルスのおかげで私たちはもちろん、他のゲーム業界の多くの人たちも通常よりも多くのプレイヤーがいるのを認識しているだろう。私個人も多くのゲームを遊んでいる。私たちの生活が元通りになったとき(それがいつになるかわからないが)に減少するかどうか興味深いものになるだろう。

上位のMod

  • ここでは最大級の総合改変Modを取り上げる。割合の数字は日間プレイヤー数に基づいている。ここで目立っているのはこの1年でプレイヤー数が急増したThe New Order(注:上の画像で第3位のもの)だろう。開発チームに祝意を表したい。

  • Road to 56Kaiserreich(注:第1位・第2位)は以前からトップの地位を保っている。KRチームが出している素晴らしい動画やその他のトランスメディアコンテンツには本当に感銘を受けたということも述べておきたい。今後、他のMod開発チームも同じようなことをするのか注視したい。

プレイされた国家上位20か国

  • 5時間以上のほとんどのセッションをカウントしている。
    • ドイツ:17.9%
    • イタリア:7.4%
    • ソ連:7.7%
    • フランス:5.5%
    • トルコ:5.1%
    • イギリス:4.7%
    • アメリカ:4.6%
    • 日本:3.9%
    • ハンガリー:3.7%
    • スペイン:3.2%
    • ギリシャ:3.0%
    • ルーマニア:2.0%
    • 中国国民党:1.9%
    • 中国共産党:1.9%
    • ブルガリア:1.8%
    • ユーゴスラビア:1.7%
    • オランダ:1.5%
    • ポルトガル:1.5%
    • メキシコ:1.4%
    • チェコスロヴァキア:1.2%
  • トルコがこんなに上位なのは本当に素晴らしいことだ。トルコは常に人気があったが、Battle for the Bosporusでプレイヤー数が60%以上増加した。ギリシャとブルガリアも倍以上になった。
  • ランチャーのアップデートが誤ってリリースされたこと、またこのランチャーにバグがあったことにより、ランチャーチームはできる限り早く元に戻す作業を行っていることを強調しておきたい。また、クリスマスの間にチートツールを使ってマルチプレイをめちゃくちゃにしたプレイヤーがいたという報告が増えていることもお伝えしておきたい。

ランチャーバージョン2020.17について

開発日記中で誤ってリリースされたとしているランチャーバージョン2020.17について、こちらのスレッドでは2020.17で明らかになったバグに対処するため、当面の間はバージョンの巻き戻しを行い(現在は既に2020.16に戻っている)、問題点を修正して2020.17.2として再リリースする予定であることが明らかにされています。

私の環境では、1月20日中に2020.17にアップデートされましたが、21日になって起動時に更新がかかり、2020.16に戻りました。

質疑応答

Q1:次のDLCが遅れたことでその間に小規模なパッチ(バグ修正とか)を出す予定はある?

A1:約束はできないが、振り返ると6月6日などの記念日にはいつもパッチを用意している。開発日記で述べたようにマルチプレイの問題を一部解決できればもっと早く修正版をリリースすることも不可能ではないと思うが、これは憶測にすぎない。私たちが今取り組んでいるのはかなり巨大で、用心が必要なものについて長期的な解決をしようと注力している。私たちがしばらく表に出てこなかったのはそういう理由だ。

Q2:開発日記を読んだときに最初に思ったのは、そういう締切の延期ができるのはいいことだということだ。私自身、プロジェクト(ソフトウェア関連ではないが)を運営していて、締切が深刻な問題になることがある。こうした柔軟性は素晴らしい。利益を生むプロジェクトは完了させることに強いプレッシャーがあるものだが、HoI4開発チームに締切を守らせてDLCを台なしにしてしまうよう強制するほど急進的ではないのは明らかだ。

A2:確かに締切は常に深刻な問題だが、私たちのビジネスモデルでは依然として長期的に毎月お金が入ってくるので、より大きな期間でリリースを考えなければならないし、そうするとクオリティは大きな影響がある。クオリティは後にリリースされるものの信頼性にも影響する。また、クオリティを落とさずに変更するための規模縮小その他のことができないほど深刻なことが起こることもある。さらに、チームが小規模なので重要な個人への依存度が高く、そうしたことに脆弱でもある。HoI3のときは従業員に給料を支払えるかどうか、ゲームをリリースできるかどうかというような電話をしなければならなかった最後の時だったが、本当につらかった。私の記憶が正しければ、経営陣の何人かの給料の支払いを遅らせて他の誰にもそういうことを言わずに済み、もう少し長くやっていくことができた。

Q3:国家方針ツリーとイベント、どちらが作りやすい/早いの?

A3:国家方針ツリーは私たちのあらゆるゲームに向けて作成されるものの中でダントツに高価なコンテンツだ。しかし、イベントが常に素晴らしいわけでもない。


開発日記中にもありますが、今回から開発日記の定期公開が再開されるわけではないとのこと。

次回:開発日記2021年4月7日――補給についての初期段階の情報と今後の1年

スポンサーリンク

コメント

  1. あのランチャーバグは何だったんでしょうね。
    いきなりランチャーが起動できなくなって(javaがどうこう、とかってメッセージが出た)かあり焦りました。
    「microsoft visual c++の最新版を入れると動く」という話を聞きつけてやってみたらホントに2020.17が起動しましたが、ランチャー画面が少し壊れてました。
    その後の起動で更新されたようで、管理人さんのおっしゃる通り2020.16に戻ってました。
    完成品のバグはある程度仕方ないとは思いますが、途上やテストのやつをミスでUPするってのはマジで何とかしてください。

  2. ここで書いてどうするのん

  3. 他の大国のNFが充実してきてるにも関わらずイタリアは人気あるんだな
    ファシズム国家補正なんだろうか

    • 日本「うちもファシスト国家なんだけど、やっぱ欧米以外は不人気なのかな…」

  4. The New Order面白そうだけど翻訳が進まないとシナリオメインのゲームだから難しいな

    • 翻訳に参加すればその分進むじゃん

    • 翻訳はだれでも参加可能だぞ
      一緒に進めてこうぜ

  5. 次の機能拡張は何だろう?傀儡、国家形成、海軍、諜報ときて…
    外交、中でも貿易とかだったら面白いかな?

    • 講和システムじゃないかなぁ。一旦開戦すると、どちらか(の陣営)が全面降伏するまで終わらないっていうのは戦争を扱うゲームとしては不自然な気がするし。

  6. 前回の開発日誌の質疑応答を見る限り次のDLCが講話という線はなさそう。そもそもHoIは総力戦の時代を扱ったゲームであって特別戦争を扱ったゲームというには微妙。(パラドゲー全てに戦争はあるし、CKは部分講話の概念ないし)

    後2019年のPDXconで陸戦を作り直す、それに合わせて空戦にも手が入ると発言していることを挙げておく

  7. 確か公式の開発チームよりもカイザーライヒMODの開発チームの方が参加人数多いと聞いたことありますね。

タイトルとURLをコピーしました