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「Europa Universalis IV」開発日記2020年7月21日

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記2020年7月21日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はアユタヤについて。1.30「オーストリア」+「Emperor」リリース後の開発日記です。

前回:開発日記2020年7月14日


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開発日記

開発日記2020年7月21日分は、アユタヤについて。

  • アユタヤ(Ayutthaya)は西洋では後にシャム(Siam)として知られるようになった国家だ。1444年には、アユタヤは隆盛の中にあった。1431年には、アユタヤはクメール帝国(Khmer Empire)の首都アンコールを略奪した。これはその後数世紀がカンボジアの暗黒時代とされるようになるほど影響の大きなものだったが、詳細は今後の開発日記で述べる。

  • 1444年には、スコータイ(Sukhothai)が従属国となっている。アユタヤは王子Trailokをスコータイ王とし、彼の父の死後、Trailokは両王国を継承したが、これはEU4でも発生する。

  • 1.30ではアユタヤの国家アイディアはやや弱く、特に東南アジアのプレイスタイルをサポートするものでもない。この国家のフレーバーを反映して国家アイディアを変更し、属国プレイと外交に注力するようにした。

  • これはシャムと共通のアユタヤの新しいミッションツリーだ。アユタヤのミッションツリーでは、恒久的な請求権を与えられることはほとんどない。代わりに、多くのミッションでSubjugationの開戦事由を獲得でき、アユタヤは一度の戦争で大きな国家を属国化できる。
  • 本来なら単純に自国と従属国で必要なステートを保有することで充分だが、シングルプレイ・マルチプレイ両方のテストプレイの結果、そうしたミッションは少し強力すぎると判断した。そのため、ほとんどのSubjugationミッションではさらに関連する従属国のliberty desireを低下させる必要がある。名ばかりの従属では不十分で、従属国はプレイヤーの意思に真に忠実でなければならない。ここに国家アイディアが輝く機会があるが、Influenceアイディアで補完してもいい。
  • 他にも興味深い点がある。ミッション「Embassy to Japan」を完了すると、名高い日本の冒険家である山田長政を将軍として獲得し、アユタヤを拠点とする傭兵隊Japanese Volunteersを利用できるようになる。
  • ミッション「Devaraja」を完了すると、Dharmic信仰のプロヴィンスがReligious UnityペナルティをもたらさなくなるEstate Privilegesを付与する。詳しくはクメール帝国についての開発日記で述べることになると思う。
  • ミッション「Royal Absolutism」を完了すると、tier 1の政府改革であるChakravartiを獲得する。これはペナルティなしで(未公開の)Mandala改革の新機能を持ち、Absolutismの最大値を+10、君主のAdministrative Powerを+1する。さらに、政府ランクをEmpireに引き上げる。アユタヤとしてプレイしている場合は、このミッションを完了することがシャムを形成する唯一の方法だ。
  • ミッションツリーの一番左のルートではまだご紹介できない要素があるが、一般的にはさまざまな手段を使って国を、特に首都を発展させる。一番右のルートは海上の東南アジアにおけるアユタヤの野心を扱う。Malaccaへの侵攻準備ではMalaccaとMingの関係に深刻なダメージを与え、進貢国の地位を失わせることができる。その後のミッションでは地域のCenters of Tradeに対する請求権のみをもたらし、そのノードでのtrade powerの確立を必要とする。
  • 中央の最後のミッション(画像にはない)では、東アジア唯一の超大国であるMingを相手取り、the Mandate of Heavenを請求することになる。

  • アユタヤには新たなDisaster「the Siamese Revolution」が発生し得る。このDisasterはアユタヤが東南アジアで活動するヨーロッパの国家と一定の(~50)関係を築いているとお膳立てが整う。Disasterが始まるとOpennessとReactionaryの選択肢がある一連のイベントが発生する。OpennessとReactionaryはそれぞれ長所と短所がある。こうしたイベントはヨーロッパ人がアユタヤにかけようとした軍事的・宗教的・商業的・外交的圧力に対応し、一方の道を追求することで終わる。

  • Siamese Revolutionには2つの結果があり、史実であるReactionaryの道はシャムの貴族であるPhetrachaがクーデターを起こして王位に就き、鎖国時代をもたらしてシャムがヨーロッパの植民地になるのを防いだひとつの要因となった。これはForeign Spy DetectionとTolerance of the True Faithに恒久的なボーナスをもたらすが、東南アジアで活動しているすべてのヨーロッパ諸国との関係を断つことにもなる。
  • 非史実のOpennessの道ではPhetrachaは拘束・処刑され、東南アジアで活動しているヨーロッパ諸国に受け入れられているすべてのinstitutionが首都で大きく進捗する。Institution Spreadに恒久的なボーナスをもたらすが、Foreign Spy Detectionに恒久的なペナルティも得る。

来週はマジャパヒトについて。

次回:開発日記2020年7月28日

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