「Stellaris」の新DLC「The Machine Age」発売は5月7日!

「Stellaris」開発日記#145――考古学

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#145が更新されましたので、その内容をご紹介。今回は考古学について。

前回:開発日記#144――巨大構造物、軌道上居住地、小規模な人工物


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概要

開発日記#145は、今回は考古学について。

  • 先週は重要でない遺物(Minor Relics)について概要とそれをどのように役立てるかをご紹介したが、通常はどのように発見するかについては述べていなかった。今日はそれをご紹介する。

考古学

  • 次のDLCでは考古学的遺跡の発見と発掘に関する新たなコンテンツを体験できる。遺跡はさまざまな方法で発見される。例えば探査、ゲームスタート時の生成、イベントによる生成などだ。

発掘の進捗。テキストはネタバレ防止のためぼかしている。

  • 自国内の遺跡は科学者によって発掘でき、遺跡はさまざまな章(chapters)からなる。遺跡には1-6個の章があり、これ以外に導入/プロローグがある。章ごとに固有のストーリーと報酬があり、アンロックするとそうしたものが見えるようになる。
  • 章は遺跡を発掘する科学者が発掘フェーズを成功させるとアンロックされる。これは機能的にはEU4の攻城戦に近い。科学者はフェーズを進行させるときにダイスロールが行われ、結果を補正する。最終結果はなにも起こらない、手がかりを得る、次の章へ進めるようになるのいずれかだ。
  • ゲームメカニクスの詳細は以下のとおり。
結果=ダイスロール+考古学スキル+手がかり-難易度
結果は以下のように変化する。

  • 0-7:現状維持
  • 8-10:手がかり+1
  • 11-13:手がかり+2
  • 14以上:次章へ進行

章が完了した状態。

  • この新しいシステムの素晴らしい点は、過去の章に戻って出来事を読むことができるという点だ。
  • 発掘フェーズが終わるとランダムイベントが発生することがある。これによって予測不可能性が入り込み、新たなストーリーテリングの機会がもたらされる。
  • 考古学の章では重要でない人工物(minor artifacts)を得ることが多いが、資源、研究点、その他固有の報酬であることもある。

デザインの意図

  • 考古学はより発展的な管理できる形でストーリーを表現する手段となるものであり、遺跡はそれぞれマップ上の場所に結びついている。こうしたものすべてがコンテンツをもっと楽しめるようにするはずだ。というのは、私たちはどこでなにが起こっているかについてのメンタルモデル構築を容易にしたいと思っているからだ。
  • 一般に、私はマップ上で見えるものと結びついたストーリーがあることがよりよい体験につながると考えている。私としては以前起こったイベントがマップのどこで起こったかを忘れてしまうことが多く、こうした点は徐々に改善していきたい。私は考古学システムをとても気に入っている。というのはこれがゲームメカニクスとストーリーの間に位置しているからだ。

質疑応答

Q1:考古学はあらゆる種類の(追加の)探査をカバーするわけではないんだよね? 生物学的探査とか奇妙なアノマリーの研究をすると発掘が進みやすくなるというのを想像したけど。

A1:私も同じようなことを考えていたが、まずは新たなコンテンツがうまくいくかを確認して、それからシステムの見直しや追加を行いたいと思っている。

Q2:次のDLCの所有者はアノマリーが置き換えられて、書き換えられないアノマリーは1章しか持たない遺跡になるということ? それともまったく新しいものになるの?

A2:完全に固有のコンテンツを持つ。古いコンテンツがこのシステムを使うように作り直せばこのシステムを利用できるが、それでもDLCは必要ない。

Q3:章の発見は時間経過? それともランダム?

A3:今のところほぼ時間経過だが、Modでランダムにするのも技術的には可能だ。私たちが作ったコンテンツにもランダムな章がある(例えばエンディングAかエンディングBか)。

Q4:考古学についてはゲーム中でアンロックするの? ゲーム序盤にはもう多くのものがあるけど、中盤には面白いメカニクスがない。

A4:遺跡をいつ発見するかによる。どれくらい難しいかは難易度と科学者のスキルによる。

Q5:章の数の制限とか分岐の最大数はあるの?

A5:1-6章まで(固定)でそれぞれの章は1-10の難易度を持つ(Mod制作者は拡張できるはず)。選択肢については制限はない。基本的には次の章として表示されるイベントをランダム化する隠しイベントを実行する章がある。

Q6:遺跡は入植可能惑星にも出るの?(頼むからイエスと言ってくれ!)

A6:イエス。遺跡はストーリーが理にかなっているところならどこにでも出る。これも完全に改造可能だ。一部の遺跡は惑星特性(遺構)を表現していることもあり、そうしたものを除去すると遺跡もなくなる。


次回:開発日記#146――BaolとZroni

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コメント

  1. 連作式のストーリーイベントはいいんだけど、調査対象の星系が敵対国の支配下になって中断されるのが困る。
    といってこちらから国境開放を申し込んでも無駄だし。
    学術調査に限定した通行許可申請とか、キュレーターへの調査依頼とかできないものかなぁ。

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