パラド社が2018年第4四半期・年間事業報告書を発表

2月19日、パラド社が2018年第4四半期、および通期の事業報告書を公表していました。第4四半期・通期ともに前年同期比で増収増益となっています。

前四半期:2018年第3四半期


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概要

2月19日、パラド社はウェブサイトで2018年第4四半期、および通期の事業報告書を公表しました。

業績

以下では1クローナ=11.84円で換算し、千の位を四捨五入しています。MSEKは百万スウェーデンクローナ。

第4四半期

スウェーデンクローナ日本円前年同期比(SEK)(参考)前年同期
売上高336.9MSEK39億8890万円+51%222.4MSEK
営業利益146.8MSEK17億3811万円+69%86.7MSEK
税引前利益146.8MSEK17億3811万円+69%86.7MSEK

通期

スウェーデンクローナ日本円前期比(SEK)(参考)前期
売上高1,127.7MSEK133億5197万円+39%813.8MSEK
営業利益455.1MSEK53億8838万円+34%339.8MSEK
税引前利益455.2MSEK53億8957万円+34%339.6MSEK

第4四半期はCties: Skylines、Stellaris、BATTLETECH、Surviving Mars、CK2、EU4で計6本のDLCが発売されたことが業績に寄与したようです。通年では計16本のDLCが発売されたそうですが、第4四半期はそのうちの6本と、DLCラッシュの四半期だったようです。その中でもCK2のDLC「Holy Fury」はこれまでのCK2のDLCで発売初月の売上本数がもっとも多かったとのこと。

また、Introversion SoftwareからPrison Architectの権利を買収するということもありました。

CEOコメントでは、「継続的なアップデートと拡張により、ゲームがプレイヤー数と定期的な売上の点で長寿命化している」と指摘しています。また、今年ニンテンドースイッチでCties: Skylinesがリリースされ、(おそらく他の機種やタイトルも含めて)コンソール版の売上が年間売上高の12%を占めていると述べています。

2018年にパラド社は積極的な企業買収を進めましたが、企業規模の拡大も行われ、第4四半期には従業員が400名を超えた(405名)のだそうです。

2019年にはAge of Wonders: Planetfall、Imperator: Romeの新規2タイトルとStellaris: Console Editionのリリースが予定され、さらにまだアナウンスされていない開発中のタイトルについてさらなる情報が明らかになるとのこと

株価と指標

パラド社の株価は、決算発表日の2月19日に直近の高値179クローナをつけた後は下落に転じ、22日終値は149.80クローナ。第3四半期決算発表の頃から比べると戻り上がっていますが、2018年5月末につけた終値ベースの上場来高値228.50クローナは遠く彼方という位置となっています。

2月22日時点での時価総額(Market Cap)はYahoo! Financeによれば158.2億クローナ(1873億円)。日本の上場企業で近いところでは、東映アニメーション(1877億円)、デサント(1848億円)など。参考までに「信長の野望」のコーエーテクモHDは2436億円となっています。

時価総額は企業価値を表す指標のひとつですが、会社の規模を見る指標としては総資産が簡単でより適切でしょう。これを見てみますと、パラド社の現在の総資産はグループ全体で1197MSEK(141.72億円)。日本の上場企業では天気予報のウェザーニューズ(151.06億円)やまんだらけ(151.45億円)などと同程度(よりちょっと小さいくらい)の規模です。コーエーテクモHDは854億円で、パラド社と比べるとずっと大きな会社であることがわかります(従業員もグループ全体で1788名)。

なお、パラド社と日本企業の比較では為替レートの影響もあることにご注意ください。


2016年の上場以来、通期では一貫して増収増益を続けているパラド社ですが、今後もさらに業績を伸ばしていくのかどうか、そして「まだアナウンスされていない開発中のタイトル」はVic3なのかどうかが気になるところです。

ところで、先日のHoI4のredditでのQ&Aセッションではスタッフ募集の話も出ており、HoI4ゲームディレクターのpodcat氏が「例えばコンテンツデザイナーみたいにリモートワークの募集もしている」とコメントしていました。採用ページでもフリーランスコンテンツデザイナーというページがあり、本当に募集しているようです(もちろんMod制作経験や英語ができる必要があるようですし、就業時間をストックホルムに合わせないといけないようなのでハードルはありますが……)。

毎年7月頃に1か月まるまる休みを取っているのを見ると、パラド社に就職するのもいいなあと感じてしまいますね……。

なお、当サイトはあくまでゲーム情報サイトですから、本記事はパラド社その他への投資の勧誘などを目的とするものではありませんし、情報に関して正確性に気をつけてはいますが、投資に際してはご自身で改めて正確な情報をご確認ください(という投資関係の決まり文句的なやつを念のため)。

次四半期:2019年第1四半期

コメント

  1. 南北戦争とかアフリカ分割とかあの年代が一番好きだからVic3来てくれ〜

  2. 継続的なアップデートと拡張~、と書いてますが
    プレイヤーにとっては好きなゲームのDLCが出るのは嬉しいのですが、
    それが必ずしもゲームとしての面白さに繋がるとは思えません
    最近のEU4などのDLCはシステムあたりがどんどん雑然となっていく印象を感じます

  3. 米国株なら応援込めて買ったかもしれんけどスウェーデン株は流石に縁がなさすぎて無理。
    メーカー買いする数少ない会社だからぜひともそのまま成長してくれ。

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