「Imperator: Rome」開発日記2018年11月12日

「Imperator: Rome」開発日記2018年11月12日分が更新されていましたので、その内容をご紹介。今回は宗教とアナトリア・エーゲ海のマップについて。

前回:開発日記2018年11月5日


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概要

開発日記2018年11月12日は、宗教とアナトリア・エーゲ海のマップについて。長いので大きく省略しています。

2018/12/27追記:省略していた部分を追記。

宗教

  • Imperatorでは国家キャラクターPopそれぞれが22の宗教のうちのひとつを持つ。宗教はフレーバーだけでなく、いくつかゲームへ直接影響する。
    • おそらくもっとも重要なのは、国家の宗教と異なる宗教を持つPopは幸福でも生産的でもないという点だ。
    • 国家と異なる宗教のキャラクターは国家に対する最大忠誠度が低下する。
    • 同じ宗教の総督に統治されるPopはより幸福で生産的になる一方、異なる宗教の総督に統治されるPopは幸福度が低下し、不穏度が上昇しやすい。
    • 宗教は国家間の評価に影響しないが、異なる宗教の国家との外交においては提案が受諾される可能性がいくらか低下する

  • さらに、信仰力(religious power)を消費して、吉兆(Omens)を起こしたり、神に犠牲を捧げたり安定度を上昇させたりできるほか、誓願を行う(Invoking Devotio)ことで戦争疲弊度を低下させられる。
  • それぞれの国家は一定の信仰力(今のところは基本値が200)を消費して吉兆を起こすことができる。吉兆の効力と期間はアイディア、政府の役職者、イベント、法律、その他多くのことに影響される。EU:Romeとは異なり、吉兆は失敗しない。ネガティブな影響を持つことはある。
  • 吉兆の名称と説明は宗教と文化による。例えばヘレニズムのギリシャ国家ならアレス・アテナ・テュケーの祝福(Blessings of Ares, Athena, or Tyche)となるが、ローマならマルス・ミネルヴァ・フォルトゥナに替わる。これはイベントや神について述べるテキストにも反映される。

  • Popの宗教は信仰力を使った国家の直接の介入や総督の政策(governor policy)によって変わることがある。
  • キャラクターは一般的に宗教を変えないが、特に彼らが野心的で公職のキャリアを追求しようとしている場合はイベントを通じて改宗することがある。また、自国のキャラクターに改宗を要求することも可能だが、彼らは必ずしも感謝はしないだろう。
  • インドにおいては、仏教はまだ若く拡大中で、これを反映してイベントを通じてキャラクターやPopが改宗していく傾向にある。
  • ゲーム中の宗教は以下のとおり。
    • Hellenic:ギリシャ本国に広まっており、オリュンポス十二神は多くの人々に崇拝されている。多くの神々の名称、容姿、ヒエラルキーは土地のよってさまざまだが、ローマではユピテルとして知られるゼウスがオリュンポス十二神のリーダーとされている。
    • Kemetic:数千年前からのエジプトの土着信仰。多神教で、ラー、アトゥム、セクメトなどへの信仰は自然の本質に対する深い畏敬を示す。
    • Canaanite:多神教的な意味でカナン信仰は多くの神や星の相を崇拝している。バアルは下級神の複雑なヒエラルキーにおける指導的な神とみなされており、山や丘の頂上にある寺院に祀られていることが多い。ゲーム開始時にはカナン信仰は主にフェニキアやフェニキアの植民地であるカルタゴに見られる。
    • Zalmoxian:ザルモクシスがもともと預言者なのか神なのかはよくわかっていない。しかしダキア人やゲタイ族はザルモクシスを聖なるものとして崇拝していた。
    • Druidic:ドルイドはケルト人社会で活動し、区別された社会階層でもあった。裁判官や立法者としても活動し、地方の宗教的習慣や信仰を決定づけた。ドルイド信仰はゲーム開始時点で主にイベリア、ガリア、イギリス諸島に見られる。
    • Iberic:イベリアの信仰は動物霊の崇拝と祖先崇拝を含む。さまざまなヘレニズム世界の神やフェニキアの神がイベリア人に信仰されると同時に、ベタトゥン(?Betatun)やアテシナ(?Ataecina)のような土着神も崇拝された。
    • Jewish:この当時の信仰とは異なり、ユダヤ教は一神教だった。
    • Zoroastrian:預言者ザラシュストラは創造神アフラ・マズダの一神教を説いた。これはインド・イランの初期の多神教から生まれた。
    • Matrist:バルト諸族とその信仰についてはほとんどわかっていないが、バルト海沿岸では地母神が崇拝されていたという記録がある。
    • North African:古代の信仰と文化は古来のエジプトの信仰、天体崇拝、祖先崇拝の混合物だった。多くのメガリス、神の栄光を増す巨石記念物が今もアフリカに点在している。
    • Tuistic:古代ゲルマン人の神であるトゥイストーは現代のスカンディナヴィアからの移住した初期の部族で信仰されていた。
    • Arabic:アラビアの信仰は神、星の相、悪魔の多神教的な混合物だった。創造神アッラーは場所によってはこの時代の神々の指導者として信仰されていた。
    • Ritualist:さまざまな地域信仰を表現したもの。
    • Buddhist:比較的若い信仰で、インド北部で生まれた。ブッダは中道を唱えた苦行者だった。
    • Hindu:ヒンドゥー教はヴェーダ時代に生まれ、ウパニシャッドによって導かれ、古代初期には全インドで広く信仰されていた。
    • Bön:チベット高原でもともと行われていた土着信仰の集合を表現している。
    • Heptadic:スキタイ人の土地を発祥とするこの汎神論的信仰は、7柱の主神を崇拝し、よくギリシャの神々と同一視される。初期の多神教的民族信仰の要素は残っており、馬の犠牲やチャリオットの埋葬などを行い、ケルト人のそれに近い。
    • Cybelene:フリギア人のキュベレー教団は先史時代の地母神信仰と関連している。
    • Khaldic:これは何百年も前にウラルトゥ文化で広まった神々への信仰を表現している。基本的には多神教で、ハルディ(Khaldi)として知られる主神は戦神として信仰される。
    • Armazic:コーカサス・イベリア地域の神々はアルマズ神に支配されている。
    • Chaldean:カルデアの神々の歴史は数千年にわたる。アヌ、エンキ、ナンナのような神々を信仰し、カルデア信仰の信奉者は神の栄光を称える立派な神殿を建設した。

アナトリア

エーゲ海・イオニア海沿岸

  • 紀元前304年にはアナトリアの人口密集地域はほぼ全土がフリギアのサトラップだったアンティゴノス朝に統治されていた。数百年前にギリシャ人が移住したことでアナトリアの沿岸部には豊かな都市が多くある。アンティゴノス朝のギリシャ諸都市に対する政策は博愛に満ち、自治を認めたものだった。都市に駐屯軍はなく、かわりに共通語と都市連盟が作られた。
  • 近年のアンティゴノス朝の敵はカッサンドロスとプトレマイオスだった。しかし、近年のサラミス海戦でプトレマイオスの艦隊は敗れ、エーゲ海の覇権はロドス島やコス島を除いてアンティゴノス朝が握った。
  • アナトリアはペルシャの王の道の始点でもあり、この道はシリア、メソポタミアを通ってその先までつながっている。

  • 初期の国家については以下。
    • Aeolia:アイオリア連合(?Aeolian League)、あるいはイリオン連合(?League of Ilion)の諸都市を表現した共和制国家。アイオリア連合は数百年にわたって断続的に存在してきており、これは特にアンティゴノス朝の政策の一環として再結成されたものだ。フリギアの従属国としてスタートする。
    • Ionia:イオニア同盟(Ionian League)の諸都市を表現した共和制国家。アイオリア連合と同じくアンティゴノス朝の統治下で再結成され、アンティゴノス朝の将であるキュレネのヒッパルコスに率いられている。フリギアの従属国としてスタートする。
    • Miletos:アナトリア沿岸部の共和制国家。かつては強力な都市で、黒海沿岸に入植した多くのギリシャ人入植者の起点となった。ミレトスはディアドコイ戦争初期にアンティゴノスによって解放され、ゲームスタート時点では自由を謳歌している。
    • Kos:小島の共和制国家で、地中海で絹を生産する数少ない場所として、またヒポクラテスによって設立された医学校がある場所として知られた。コスは長くプトレマイオスと同盟したが、サラミス海戦後にプトレマイオス朝が撤退して孤立した。紀元前304年にもこの状況は続き、また文化の中心地でもあり続けている。ここは医学者のプロクサゴラス、詩人・学者のベロッソスフィリタスヘロンダスの故郷でもある。コスはエジプトの従属国としてスタートする。
    • Nesiotic League:諸島連合(? The nesiotic league, or league of the islanders)はアンティゴノス朝によってエーゲ海の多くの島々をまとめるために作られた。こうした島々は地中海で人気の多くの商品の供給地で、ガラス、絹、大理石、貴金属、卑金属すべてをこの島々が産出した。
    • Halikarnassos:エーゲ海沿いのトロイゼーンにある古い植民地。プトレマイオスが軍事力でこの地域を奪おうとしたが、デメトリオス・ポリオルケテスに撃退された。フリギアの従属国としてスタートする。
    • Andros:エウボイア連合と諸島連合の間の小さな島嶼国家。エジプトの従属国としてスタートする。
    • Knidos:カリア沿岸部の小さな都市国家。医学校が有名だが、コス島の医学校ほどの名声や影響力はない。フリギアの従属国としてスタートする。
    • Rhodes:地中海において特に讃えられる工房、造船所を持ち、もっとも堅固な城塞を持つと知られている共和制島嶼国家。ロドスはアンティゴノスの息子デメトリオスによる長い攻城戦に最近まで耐えていた。多くの資源や技術を投じたにもかかわらず、デメトリオスはこの都市の攻略に失敗し、その過程で彼に「ポリオルケテス(攻城者)」という異名がついた。ロドス人はデメトリオスが残した多くの機械から勝利のモニュメントとしてロドス島の巨神像を作り、古代の七不思議のひとつとなった。ロドスは独立国としてスタートし、巨神像を建設するディシジョンがある。

アナトリア西部:ヘレスポントス・フリギア・パフラゴニア

  • アナトリア中部ではディアドコイ戦争の多くの戦役が発生し、ここは今ではアンティゴノス朝の支配下にある。北西岸の多くの小都市はますます自治を強めている。他と同じく、アンティゴノス朝の政策はギリシャ諸都市の自由を保った。これにより、ビテュニアのジポイテス、ヘラクレア・ポンティカのディオニュシオスやリュシマコスの領地である大国トラキアの攻撃さえもある程度阻止してきた。

  • Phrygia:「隻眼」アンティゴノスや「攻城者」デメトリオスの領地。アンティゴノスは年老いているが着実に他のディアドコイの軍を破り、誰よりもアレクサンドロス帝国の再興に近づいている。紀元前304年のアンティゴノス朝はヘレニズム世界の他のすべての大国を敵に回しているが、地中海の多くのギリシャ諸都市の間で高い声望を得ている。敵対する国とは異なり、アンティゴノスは都市の自由を守り、軍を駐留させないことで知られていた。この政策はギリシャにおけるアンティゴノス軍にとって有益なものだった。スタート時点でフリギアはアナトリア全体に多くの従属国を持ち、それはギリシャにも拡大している。また、マケドニア、トラキア、エジプト、セレウコス朝といった他のディアドコイ国家すべてと敵対している。
  • Bithynia:地元の領主であるジポイテスに統治されている黒海・ボスポラス海峡の小王国。アレクサンドロス大王の死により独立を回復したビテュニアはトラキアのリュシマコスとフリギアのアンティゴノスから自国を守らなければならなかった。紀元前304年のビテュニアはカルケドンやアスタコスの都市国家を併合しようとする。
  • Heraclea Pontica:ディアドコイであったクラテロスの妻であり、僭主ディオニュシオスの未亡人であり、ダレイオス3世の姪であったアマストリスによって統治されている黒海沿いの小王国。ヘラクレアは多くの敵を抱える小王国で、非常に積極的に対外・対内政策を行っていく必要がある。多くのディアドコイと同じく、アマストリスは新たな首都に自身の名をつけ、人々を近隣の都市からここに移住させた。ヘラクレア・ポンティカは同盟国を持たずにスタートする。
  • Paphlagonia:アナトリア北西部の部族王国。同盟国を持たずにスタートする。
  • Kios:ボスポラス海峡近くの小王国でフリギアの進貢国。領主ミトリダテスはポントスのサトラップの子孫だった。史実ではアンティゴノスが侵攻してミトリダテスを殺害したが、ミトリダテスの息子は逃亡してポントスに王国を建てた。
  • Kyzikos:マルマラ海の中ほどにある小さな寡頭共和制国家。フリギアの進貢国としてスタートする。
  • Byzantion:ボスポラス海峡の西側にある小さな都市国家。黒海への船の出入りを掌握できる位置にある。ビュザンティオンは頻繁にトラキアの脅威にさらされているが、今のところは独立を保っている。
  • Calchedon:ボスポラス海峡の東側にある非常に古く影響力のある共和制国家。入植者が将来のビュザンティオンの場所を無視したため、「盲目者の都市」と呼ばれているという。カルケドンは頻繁にビテュニアの脅威にさらされているが、たびたびアンティゴノス朝の軍に守られている。同盟国を持たずにスタートする。

カッパドキア・ポントス・黒海沿岸

  • ディアドコイ戦争中のこの頃はポントスやアルメニアは周辺部であり、ディアドコイの手はまったく及んでいなかった。カッパドキアは近年の戦争で中心となり、現在はアンティゴノス朝のサトラップであるアミュンタスが支配している。

  • Pontus:ポントス北部の地方領主を表現した部族王国。パフラゴニアと同様、長い間ディアドコイ戦争の舞台とはなってこなかった。かつてのペルシャのサトラップがキオスから帰還して王国を建てるのは紀元前304年からそう先のことではない。
  • Cappadocia:サトラップであるアミュンタスに統治されているアナトリア中部の封建王国。領主はマケドニア人だが、ギリシャ人人口が少ない中でアンティゴノスの領地にとどまっている。かつてのペルシャのサトラップはアルメニア王の宮廷におり、アミュンタスを排除することを望んでいる。紀元前304年時点ではフリギアのサトラップ国となっている。
  • Trapezous:黒海沿岸の独立寡頭共和制国家。南は部族地帯、東はコルキス、西はギリシャ人都市に囲まれている。ポントス沿岸部、アナトリア東部、コーカサスにおける主要な貨物集散地となっている。
  • Sinope:ギリシャ系ポントス人の独立都市国家。パフラゴニア人の僭主スキドロテミスによって統治されている。数百年前にギリシャ人によって建設され、海外交易を行っており、ビュザンティオンとは良好な関係にある。非常に古いギリシャ系ポントス人の都市で、シノーペーはポントス沿岸部のギリシャ人都市の入植の起点となった。独立専制王国としてスタートする。
  • Amisos:ポントス沿岸部のギリシャ人財産共和制国家。同盟国を持たずにスタートする。
  • Kerausous:ポントス沿岸部の小さな都市国家。シノーペーの植民地として建設された。シノーペーの従属国としてスタートする。
  • Kotyora:ポントス沿岸部の小さな都市国家。シノーペーの植民地として建設された。シノーペーの従属国としてスタートする。

次回:開発日記2018年11月19日

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