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「Hearts of Iron IV」開発日記2018年9月26日――「われ守り続けん」:オランダの国家方針

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2018年9月26日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はオランダについて。

前回:開発日記2018年9月19日――亡命政府


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概要

開発日記2018年9月26日は、オランダについて。あまりにも長いので、大幅に内容を省略しています。

  •  Man the Gunsのテーマは海戦と民主主義であり、侵略された後に亡命政府を作った小国に注目するのも自然なことだ。彼らはわずかな力しかないにもかかわらず、できる限りの貢献を続けた。これについては、オランダの右に出るものはいないだろう。

  • 1936年の王政が直面している状況はいいものではない。他国は大恐慌から立ち直り始めていたが、オランダは金本位制(Gold Standard)の放棄を拒絶し続け、「Crisisjaren(危機の時代)」が依然として続いていた。さらに、この頃は政府も悪戦苦闘しており、短命な内閣が多く続き、全体的な政治の不安定性が増していた。その上、第一次世界大戦では西部戦線における大量殺戮を最上の席で観察できる中立の立場を取っており、これによってベルギーから大量の難民が流入したため、戦間期には強力な反戦運動が展開され、軍事支出の増加を妨げた。この運動は中立が自分たちをWW1から守ったという大衆の強い信念によって盛り上がり、したがってオランダは世界の緊張の高まりに対しても超然とした立場を取るだろう。

  • ゲームでは以下のような国民精神でこの状況が表現されている。
    • ウィルヘルミナ女王(Wilhelmina):安定度+15%
    • 危機の時代(De Crisisjaren):建設速度-50%
    • 超然とした中立主義(Aloof Neutrality):今のところは通常の中立主義(Neutrality)の国民精神と同じ(陣営への加入・独立保障・義勇軍の派遣について緊張度制限がかかる)
    • 戦争神経症にかかった世界大戦の傍観者(Shell-shocked Spectator of the Great War):徴兵可能人口-50%、工場生産量-50%、造船所生産量-10%
    • 弱体な政府(Weak Government):政治力獲得-0.5、安定度-10%

  • 国家指導者も歴史的状況を正しく表現するようアップデートされている。
  • オランダは序盤が非常に弱体であるため、できるだけ早くマイナスの国民精神を緩和し、取り除くことが重要となる。国家方針の最初のルートは植民地へ外国からの投資を呼び込むことで「危機の時代」の影響を和らげることができる。

  • この後、自分で植民地へ投資することもできる。西インド諸島へ投資して資源生産と工業を拡大でき、また東インドへ投資して防備を固め、また1927年の報告書「オランダ領東インドの防衛体制の確立(Foundations of Defense of the Dutch East Indies)」を掘り返すことで駆逐艦・巡洋艦の建造速度にボーナスを得ることもできる。
  • さらにドイツの侵攻の後、ベネズエラがオランダの弱体化につけ込んでオランダ領アンティルの保護について「支援の申し出」を行い、これがエスカレートした場合、ベネズエラの宣戦布告を待たずに主導権を取ることも可能だ。

  • その間にも、「危機の時代」の影響を和らげるために本国に注力する必要がある。「金本位制の放棄(Abandoning the Gold Standard)」は史実では1936年後半に行われ、オランダは金本位制を最後期に放棄した国のひとつとなり、経済は回復に向かった。

  • これ以降はこの時期の一大国家事業である「ゾイデル海開発(the Zuiderzee Works)」を継続できる。ここでプレイヤーは選択に直面する。中立の「お守り」を信じるなら、本土に産業を作り出す大きな可能性がある。210日の投資の見返りに、フリースラントに強力な工業ボーナスをもたらし、「危機の時代」を取り除く。
  • これが終わるとランドスタット(Randstad)かザントスタット(Zandstad)のどちらに注力するかを選ぶ。

  • 本国に注力する代わりに植民地とのつながりを強化することもでき、亡命政府をバタヴィアに移して戦争を続けることもできる。これはオランダ領東インドを併合する。そこに工場をさらに建設できると同時に、非中核州のインドネシアからの徴兵可能数も増加し、新たな陸軍を編成して戦争を継続できる。

  • 「軍事予算削減の転換(Overturning Military Budget Cuts)」から始まるルートは陸軍経験値と戦争協力度をもたらす。「浸水線の準備(Prepare the Inundation Lines)」では建設速度にボーナスがつく国民精神を得るが、さらに重要な点として、侵略に際して国土の一部に故意に洪水を起こすことができるようになる。

  • 洪水を起こすには、戦争中であり、14日間ホランドステートを完全に支配している必要がある。空挺降下など(史実でドイツが行ったが)でどこかのプロヴィンスを失うと、なんの効果も起こらなくなる。成功すると、上の画像ような効果がある。

  • ホランドステートを支配したすべての国は、戦時にこのステートに洪水を起こすことができ、つまりドイツが連合軍の進攻に対して行うこともできる。

  • ディシジョンで平和主義的感情を和らげることができる。これを行うと、「戦争神経症にかかった世界大戦の傍観者」の効果を徐々に緩和され、戦争協力度が上昇する。また、宣戦布告を待つことで一気にこの国民精神を除去することもできる。

  • 史実ではオランダは中立を掲げていたが、ベルギー・フランスと非公式の軍事協力について協議していた。そこで、近隣の大国すべてと協議して装備・ドクトリンの技術ボーナスや、攻撃を受けている場合は一時的な防衛ボーナスを得ると同時に、金準備の避難先の準備もできるようにした。

  • オランダはヨーロッパ大陸の国際貿易のゲートウェイとして重要な地位を占めた。ドイツとイギリスはオランダの貿易に影響を与えるディシジョンを持つ。政治力を投ずることで、英独は「貿易への影響力」を持つことができ、これによってオランダの国家方針は「ドイツへの屈服(Cave to the Germans)」「イギリスへの屈服(Cave to the British)」「貿易の中立性の維持(Maintain Trade Neutrality)」のいずれかに固定される。
  • ベネルクス(Benelux)を形成するルートではこれを欧州連合(European Union)に拡張してヨーロッパの小国の同盟とし、おせっかいな大国、特に英独に対抗することができる。

オランダのイデオロギーを決める国家方針はこの貿易関係のブロックで決まるということのようです。


次回:開発日記2018年10月3日――水陸両用車と研究

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コメント

  1. ベルギーには来るのかな?ルクセンブルグはまあ…。

  2. 前から思ってたけど、艦船設計の話をこれだけ引き伸ばすってことは、システム面では大した追加要素がないのでは……?

  3. フランスは新方針来るよね、ポーランドもあるかな

  4. ただ単に不利益を解除していくだけのMFでなければ良いが

  5. NFの設計者はオランダに思い入れがあるとのことで
    面白くなるように努力してると思うぞ
    どこぞとは違うのだ

  6. 道路その2はいいからフィンランドとかブルガリアとかトルコとかあくしろよ。

  7. ブルガリアは面白く作れないからという理由でDoDでスルーされたぞ
    フィンランドやトルコはソ連とセットで直されると思う

  8. フィンランドはスカンジナビア+デンマークのカントリーパックで出されるんじゃないか

  9. お前らドーチェを忘れてないか‼︎
    イタリアプリーズ‼︎

  10. フィンランド、トルコ、スペインはソ連NF改正時に来る気はする

  11. エチオピアにも固有NFを…

  12. トルコ、フィンランドあたりのNF追加早くこないかなぁ

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