2018/10/02:パラドゲーの過去バージョンの利用方法についてはこちらの記事をご覧ください。

「Hearts of Iron IV」開発日記2018年9月19日――亡命政府

「Hearts of Iron IV」開発日記2018年9月19日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は亡命政府とイギリス帝国会議について。長め。

前回:開発日記2018年9月12日――艦船の建造・修理・損傷


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概要

開発日記2018年9月19日は、亡命政府とイギリス帝国会議について。

亡命政府の受け入れ

  • 枢軸国によって侵略された国家は少なくとも数個のユニットを持つ。例えば(これに限られるものではないが)フランス、ギリシャ、ノルウェー、オランダ、チェコなどだ。こうした亡命政府は陸軍のみならず、空軍も海軍も持っている。もっとも有名なのはポーランドだろう。ポーランド亡命政府軍は最大で約25万名を数え、フランス・ノルウェー・北アフリカ・ノルマンディ・北ヨーロッパで戦い、ポーランド人パイロットはバトル・オブ・ブリテンその他の戦場でその勇気を示した。
  • この機能で重視しているのは、例えばドイツなどに征服された国家が受け入れ国から機能するようにし、亡命政府の力を受け入れ国が利用できるようにすることで、民主主義にさらなる力を与えることだ。
  • 亡命政府はそれぞれ一定量の正統性(Legitimacy)を持つ。これは世界中の政府にどれだけ正統な政府として認識されているかというものだ。正統性が高いと亡命政府の樹立によってより多くの恩恵を得られる。

  • (注:正統性の?)各段階に合わせて、以下のことがアンロックされる。
    • 亡命古参兵師団(Exiled Veteran Divisions)の訓練と配置が可能になる。
    • 亡命政府の人的資源による航空隊の編成が可能になる。これは最初から高い経験値を持った状態で編成される。
    • 亡命してきた将軍を利用できる。亡命師団に配置することで相乗効果がある。
  • 正統性はまず降伏する前に獲得される。より高い戦勝点を得ていれば、正統性が高い状態でスタートできる。プレイヤーが降伏すると、すべての師団は安全な場所に移動するか解体される。亡命政府になると、戦闘を助けることで正統性を獲得できる。これは史実でもそうだったし、プレイヤーができる限り激しく戦おうとする動機づけにもなる。

  • 国家が降伏し、亡命政府になるといくらかのものをサルベージできる。正統性によって備蓄装備の一部を持ち去り、一部の師団が(装備を大きく失った状態で)脱出し、しばらく後になって受け入れ国に現れる。こうした師団が亡命古参兵となる。

  • 亡命古参兵師団は一般に熟練度が高く、祖国を占領している国との戦闘では戦闘ボーナスを得るほか、祖国の中核州ではさらにボーナスが付くため、こうした師団は非常に貴重で強力だ。

  • 彼らはTogether for Victoryを持っていれば植民地師団と同じように訓練され、自分のテンプレートと彼らのテンプレート双方にアクセスできる。

亡命政府でのプレイ

  • 受け入れ国がAIである場合、受け入れ国は古参兵師団の管理を渡すことで協力しようとする。亡命指揮官もプレイヤーの管理下に入る。亡命政府は領土をまったく持たないこともあるため、師団を武装させるためには受け入れ国のレンドリースに依存することになるだろう。まったく領土がない場合でも、正統性によってわずかながらの人的資源を得ることができる。
  • 亡命政府には自身の成長を助けたり、成果を称えるディシジョンがある。

イギリス帝国会議(Imperial Conferences)

  • 以前のイギリス方針ツリーの回では、有り得べき非史実ルートとしてイギリス帝国会議がないことを指摘するフィードバックが多かったため、調整を行った。
  • 帝国強化ルートからの自治領開発ルートを見直し、新たに3つの国家方針を追加した。カナダ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランドの開発の後、イギリス帝国会議を開催できる。関係国すべてに通知するイベントが起こり、イギリス帝国会議ディシジョンがアクティベートできるようになる。

  • 会議には60日間必要で、国家方針によって120の政治力を獲得できるが、このタイムフレーム内で提案を通すためには多くの政治力を蓄えて準備するべきだ。この提案に自治領が賛同するかどうかは自治領からの評価に大きく依存していることから、会議の開催の前に評価を高めることで準備しておく必要もある。最後に、議題に対する意見を決めることで、ゲームを通じてすべてのプラスの評価は半分に低下し、さらに会議の間はすべての自治領(とインド)の評価が-100される補正がつく。これによって私たちはAIが提案に賛同するかどうかを計算するのに評価の0-100の範囲を使うことができる。

  • 提案は以下のものが可能だ。
    • 帝国の防衛(Imperial Defense):それぞれの自治領は365日間、工場と造船所に10%の生産ボーナスを得る。自治領は受容に政治力25を消費する。自治領が受容するごとにイギリスは365日間、工場と造船所に3%(最大で15%)の生産ボーナスを得る。
    • 帝国の貿易(Imperial Trade):受容した自治領はそれぞれ「自由貿易」に変わる。イギリスは自治領に対して貿易評価が+50される。
    • 帝国の経済(Imperial Economy):それぞれの自治領は365日間、民需・軍需工場と造船所に10%の建設ボーナスを得る。自治領は受容に政治力25を消費する。自治領が受容するごとにイギリスは365日間、工場と造船所に3%(最大で15%)の建設ボーナスを得る。
    • 融和策(Appeasement):イギリスが戦争していないときにのみ可能。それぞれの自治領は戦争協力度が10%上昇する。自治領は受容に政治力25を消費する。自治領が受容するごとにイギリスは戦争協力度が3%上昇する。
  • さらに、この4つの提案について、自治領は1つ受容するごとにイギリスに対する評価が10上昇する。提案は提起するのに50の政治力を消費する。なお、すべての数値はテストによって変更される可能性がある。

  • 提案はイギリスのスタートイベントによって始まり、プレイヤーは自治領の評価に任せて単にサイコロを振るか、政治力(今のところ25か50)を投じて結果に影響を与えるかを選ぶ。影響を与えると自治領が賛成する確率が2倍、3倍にそれぞれなるが、プレイヤーに対する評価が100であれば絶対的な保証が得られる。

  • 最後に、帝国の連邦制(Imperial Federation)という提案も存在する。これは上で紹介した4つとは異なり、少なくともカナダ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランドすべての賛同がなければ効果を発揮しない。これは提起するのに100の政治力を消費する。
  • インドは特殊で、自治領ではないため、インドの支持を得るにはまず自治領にする必要がある。これは「インドの自治(Indian Autonomy)」という国家方針で行える。これを取るとインドが自治領となり、2年間自治度が+0.5される。帝国の連邦制の提案前にこれをやっておけば、インドも提案に賛同してくれるだろう(他の自治領と同じで評価の制約はあるが)。

  • すべての自治領が賛同すると、彼らは自治度が毎日-3される国民精神を得る。プレイヤーは手動で統合された傀儡にレベルダウンする必要があり(この自治度レベルはTfVの内容だが、MtGでもアンロックされる)、すべての自治領がこのレベルになると「帝国の連邦制(Imperial Federation)」という国家方針を取ることができるようになる。
  • 何らかの理由でインドが賛同しないが、他の自治領は賛同している場合、計画をキャンセルする以外に他の自治領と計画を進め、インドは独立させることができる。
  • これはゲーム中盤以降に可能になり、今のところ3年程度かかる。もちろん数値は変更される可能性がある。

  • 「帝国の連邦制」では複数のことが起こる。
    • カナダ・オーストラリア・ニュージーランドのすべてのユニットと陸軍指揮官をイギリスに移転し、彼らは併合され、彼らの中核州はイギリスの中核州となる。
    • 南アフリカはすべてのユニットと陸軍指揮官をイギリスに移転し、彼らは併合されるが、文化的な差異と反イギリス感情からイギリスの中核州とはならない。
    • インドが受け入れる場合には、すべてのユニットと陸軍指揮官をイギリスに移転し、彼らは併合されるが、文化的な差異からイギリスの中核州とはならない。
    • イギリスは新たなマップカラー、名称、国旗を持つコスメティックタグを得る。

  • 帝国の連邦制での今のところの名称と国旗はこのとおり。

質疑応答

Q1:受け入れ国はどうやって決まるの? 陣営の盟主?

A1:そのとおり。


次回:開発日記2018年9月26日――「われ守り続けん」:オランダの国家方針

コメント

  1. ついに降伏したら研究しながら国が戻るのを待つだけじゃなくなるのか。

  2. 「大英帝国」復活可能、ですな。

  3. たまに起きるフランスがイギリスに吸収される時の旗も欲しいなオーハンみたいに縦にならべてさ。

  4. ところで…発売日いつだろう

  5. 良い内容なんだけど全体のバランス調整は出来てるんだろうか
    今のスペイン内戦の結果なんかは追加要素で歪んできてて
    ちょっと不安になってくる

    • 強力に支援しないとまずいフランコ勝てないもんね

  6. イタリアのNFもバニラの頃のままだから、陣営関係は結構な部分で機能してなかったりするんだよな

  7. 複雑でダイナミックな要素追加は嬉しいがAIが対応できるかという問題が付きまといますよね
    まぁでも期待してます