パラド社が2017年第3四半期リポートを発表

11月14日、パラド社が2017年第3四半期の事業報告を公表していました。おそらく上場以来初の前年同期比で減益となっています。

前四半期:2017年第2四半期


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概要

11月14日、パラド社はウェブサイトで2017年第3四半期の事業報告を公表しました。私の知る限りでは上場した2016年第2四半期以来で初めての減益決算となりました。しかし売上高は増加。

業績

以下では1クローナ=13.3033円で換算しています。千の位を四捨五入しています。SEKはスウェーデンクローナ。

SEK 日本円 前年同期比(SEKベース) (参考)前年同期
売上高 1億8068万 24億0364万 +42% 1億2718万SEK
営業利益 5286万 7億0321万 -3% 5458万SEK
税引前利益 5260万 6億9975万 -4% 5460万SEK

減益となった理由について、CEOのFredrik Wester氏は為替の影響、未公開プロジェクトの評価減、ロイヤルティ支払いの増加を挙げています。未公開プロジェクトの評価減はサードパーティで開発していたプロジェクトの開発中止によるものとのこと。

CEOコメントを読むと、DLCが「(Steel DivisionとTyrannyのDLCの販売は低調だが……という文脈で)特に販売戦略の点でゲームをアクティブに保つことができる」と述べています。今後もDLCを次々と投入していく路線を継続するということなのでしょう。

2017年第3四半期はCities: SkylinesがPS4で発売(Xbox One版は第2四半期に発売)というニュースがありました。その他、Pillars of EternityのPS4・Xbox Oneでの発売、Steel DivisionのDLC発売があったとのこと。また、会社としてはCFOの交代があったようです。

なお、7月7日に買収が完了したTriumph Studiosはパラド社の100%子会社となったようです。買収にあたっての評価額は4018万クローナ(5億3452万円)だったとのこと。ただしアーンアウトという条件がついており、2025年までのTriumph Studiosの業績に応じて最大2100万ユーロ(1ユーロ=10スウェーデンクローナとすると2億1000万クローナ)の支払いがあり得るようです。

株価

パラド社の株価は、決算発表日の11月14日には90クローナ(1,197円)でしたが、発表後の11月15日には減益決算を受けてか一時87クローナ(1,157円)まで3%強下落する場面がありました。しかし、去年5月末の上場時はおよそ55クローナ(732円)だったところから見れば、もうすぐ倍になるという位置まで来ています。

11月18日時点での時価総額(Market Cap)はYahoo! Financeによれば92.7億クローナ(1,233億円)。日本の上場企業で近いところでは、システムキッチンのタカラスタンダード(1,287億円)、腕時計のセイコーホールディングス(1,269億円)、家電量販店の上新電機(1,227億円)など(記事執筆時点の時価総額との比較)。もう新興企業どころか立派な上場企業と言ってもよさそうです。


減益とはなったものの、HoI4とStellarisというビッグタイトル発売の余波が残っていた前年同期比で売上高は増えていますし、特に問題があるわけではなさそうです。

しかしVic3はいったいいつになったら発表になるのでしょうか……。

次四半期:2017年第4四半期

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