MODを作ろう!HoI4編 第6回――新MOD開発中

前回で新規開発を終了した「Japan Political Leaders」ですが、後継となる新しいMODを作り始めました。

前回:MODを作ろう!HoI4編 第5回――ユニット名・リーダー名の変更


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概要

前回まで開発を進めていた「Japan Political Leaders」は、基本的にバニラのバランスを保ったままとすることをひとつの目標としていましたが、現在開発中のMODはプレイヤーが日本を担当することを前提に(つまりAIによる動作は考慮せずに)、バランスの変更も視野に入れたものとなっています。

本当はとりあえずプレイできる状態にして利用できるようにする予定だったのですが、国家方針がプレイできない状態になっているため、とりあえず「作ってます」という記事だけの更新ということに……。

現時点でのおおまかな変更点は以下の3点。

  • 国家方針の見直し。DLCで追加された国家方針を参考に、ファシズム・民主主義・共産主義どのルートにも進めるようにした(現在は軍備についての方針が中途半端)。
  • これに合わせて、初期の国民精神や採用可能な政治顧問を追加・変更(上の画像)。
  • 初期の軍備(初期配置の部隊や師団テンプレート、艦艇タイプ)の追加・変更。

初期配置の部隊を大幅に削減しているため、その埋め合わせとして国家方針がかなり強力になりそうですが、なんとかゲームとしてちゃんと面白くなるバランス取りにしていきたいところです。

国家方針

目玉となる国家方針は今のところこんな感じ。外交ルートは日本のみでは完結せず、中国やアメリカなど他国で発生するイベントとの噛み合わせもあるので、さほど手を付けていません。

が、まず最初に「五相会議」を追加して南進論/北進論を早々に選ばせるほか、北進論ルートでは条件は非常に厳しいですが日英同盟復活が可能になる「日英関係再構築」を追加しています。最近もイギリスのメイ首相が訪日して外相が「パートナー国から同盟国へ」というコメントを出しましたが、「第四次日英同盟」という言葉にロマンを感じる人間なので……。

右端の国内政治ルートは全面的にバニラのものを改定しています。最初を「陸軍内部の対立」として、「Japan Political Leaders」では時期がトリガーになっていた二・二六事件イベントを発生させ、そこからファシズムルート(軍部大臣現役武官制―企画院―国家総動員法)と民主主義ルート(粛軍演説)に分岐します。民主主義ルートはさらにその次で共産主義ルート(治安維持法の廃止―人民戦線)にも分岐し、民主主義ルート(時局匡救事業の復活―憲政の常道)を続けていくこともできます。

もっとも強力な軍備を整えられるのはファシズムルートで、逆に民主主義ルートはもっともゲーム上の利益が少ないロマンルートとなっています。共産主義ルートはその中間。

真ん中のほぼなにもない部分は軍備ルートとする予定ですが、まだ全然できていません。予定では大きく左・中・右の3つの流れを作り、左側を陸軍地上部隊、右側を海軍艦艇、真ん中を陸海航空部隊ルートとし、最終的には空軍を創設できるようにもする予定です(実際、陸軍では「航空省」を設置して空軍を独立させようという動きもあったようです)。

国民精神

初期の国民精神は、バニラからある「国家神道(一番左)」、「Japan Political Leaders」で追加した「昭和天皇(左から2番目の菊花紋)」のほかに、共産主義の支持率を大幅に下げる「治安維持法(右から2番目)」、最後にバニラでは国家方針で取ることになる「ロング・ランス(一番右)」の4つとしています。

「治安維持法」は共産主義ルートの国家方針「治安維持法の廃止」関連のギミックとして、「ロング・ランス」は、史実でロングランスと呼ばれた酸素魚雷(九三式魚雷)は1933年に制式化されているためです。

このほかにも、国家方針やイベントでは多くの国民精神を追加しています。

政治顧問

国家方針に絡めて新しい政治顧問も追加しています。星野直樹はファシズムルートの「企画院」、小林一三は民主主義ルートの「憲政の常道」で使えるようになる産業指導者です(画像の星野直樹は設定ミス)。

初期の軍備

まず陸軍は、「Japan Political Leaders」では71個師団あるところ、南洋諸島守備隊を中心に大幅に削減して30個師団まで減少。また、自動車技術は初期保有技術から外したため、自動車化師団も歩兵師団になっています。

師団テンプレート

師団テンプレートはこのとおり。偵察中隊技術の代わりに補給中隊技術を初期保有技術とし、これを歩兵師団に加えているほか、騎兵連隊(3個騎兵大隊)、支援砲兵中隊を追加しています。

私がネットをざっと調査したところによると、1936年当時はまず1個師団あたり4個歩兵連隊(2個歩兵旅団)を持っており、これはバニラでも再現されていますが、さらに各師団には1個騎兵連隊(第1師団のように複数の騎兵連隊が配備された師団もあったようですが)が配備されていたようで、この騎兵連隊が偵察を担っていたようです。砲兵連隊も師団には含まれていたようですが、1936年当時はあったところとなかったところがあったようなので、これについては取り扱い困っているところ。

海軍・航空部隊

海軍と航空部隊はほとんどバニラから変更はありませんが、気になっていた「加賀型空母『龍驤』」は修正し、鳳翔を加えて小型空母(鳳翔・龍驤)を鳳翔型、大型空母(赤城・加賀)を赤城型としました。

そもそもの艦艇の実装については、バニラのアメリカ海軍は、巡洋艦以上はほぼすべて実装されているようですが、駆逐艦については一部のみが実装されているようです(1936年時点で就役中のアメリカ駆逐艦は非常に多く、だいたい6-7割程度の隻数となっているようです)。これとバランスをとるため、日本海軍艦艇も古い艦艇(二等駆逐艦や日露戦争時に装甲/防護巡洋艦であった艦艇など)を一部削除しています。

今後の開発予定

上でも書いたように、とりあえず国家方針を遊べる状態にして公開してしまおうと思っています。その後は外交ルートにも手を入れる予定。

初期配置の軍については、艦艇の型式をもっと細かく分けてもいいかもしれませんが、基本的にはこれで完成とするつもりです。

パラド社開発日記では今後の開発予定として「日本の国家方針の見直し」というのもありましたので、それもどうなるのかというのが気になるところ……。


「Japan Political Leaders」については今後もバージョンごとに対応していく予定ではありますが、大きな変更が入った際にはそこでもう新バージョン対応も打ち切りとしようと思っています。基本的には今作っている新MODに軸足を移していくつもりです。

次回:HoI4編 第7回――新MOD開発中 その2

『MODを作ろう!HoI4編 第6回――新MOD開発中』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2017/09/19(火) 01:32:42 ID:47fb08eb3

    お疲れ様です
    騎兵連隊が歩兵師団に配備する分にはメリットが活かせないのは残念ですね
    公開を楽しみにしています

  2. 名前:管理人 投稿日:2017/09/19(火) 16:01:35 ID:714756311

    ありがとうございます。実際の編制では騎兵の他に砲兵も連隊で持っていたようなので、そのあたりをどう配分したものかなとまだ思案中ではあります。史実にキチンと揃えたからといって面白いわけでもないですし、このへんはバランスが難しいですね……。

  3. 名前:匿名 投稿日:2017/09/19(火) 22:05:49 ID:47fb08eb3

    https://youtu.be/UUikt4XxF6w
    史実らしい師団編成についてはこの人の動画とmodを参考にしてみては?

  4. 名前:管理人 投稿日:2017/09/20(水) 11:50:52 ID:d4a0a13aa

    ありがとうございます。そこも参考にしてはいるのですが、なかなかHoI4のシステムに落とし込むのが難しいところです……。

  5. 名前:匿名 投稿日:2017/09/20(水) 15:08:02 ID:e0406b357

    人気なmodのひとつに軽戦車に偵察値をつけてやる物がありますけど、歩兵師団に騎兵を混ぜるのであればそういった活かすための工夫が必要かもしれませんね
    応援してます

  6. 名前:管理人 投稿日:2017/09/21(木) 12:01:03 ID:eef787ffd

    ありがとうございます。部隊の性能を変えると他の国にも影響してしまうので、騎兵連隊は偵察中隊にして戦闘部隊は歩兵のみにしようかなあと思っているところです。師団編制の初期設定は思ったよりも難しいですね……。

  7. 名前:匿名 投稿日:2017/09/22(金) 14:57:11 ID:501b7cdce

    日本陸軍の師団編制は平時編制と戦時編制が分けられていて、しかも戦時は軍直轄となる部隊が平時は師団の隷下にあったりするのでHoi4のシステムに落とし込むのはかなり難儀なことだと思います。
    例えば平時の第1師団には騎兵第1連隊の他に騎兵第1旅団が隷属していますが、戦時には騎兵旅団は師団から切り離されて軍などの上級部隊の直轄となります。同様に野戦重砲兵旅団が平時の師団に隷属していることもありますが、これも戦時には取り上げられてしまいます。
    リンク先は日中戦争突入時の戦時の師団編制ですが、1936年の時点でも大差はないと思われます。
    https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_C14010759200?IS_KIND=detail&IS_STYLE=default&IS_TAG_S1=InfoId&IS_KEY_S1=M2014020314154528292&

  8. 名前:管理人 投稿日:2017/09/22(金) 17:51:42 ID:dec76207e

    アジ歴は私もいろいろ見て回りましたが、こんな直球で参考になる資料もあるのですね……。ありがとうございます。
    日中戦争あたりで編制が大きく変わるのはなんとなくわかっていましたが、平時/戦時の移行というのがやっぱり大きいのですね。