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「Crusader Kings II」開発日記#64――龍の爪

その他

CK2開発日記#64が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は中国の内部事情について。

前回:開発日記#63――皇帝の好意


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概要

開発日記#64も、中国の内部事情について。

  • 中国は大部分を自身の国内に秘めているが、外部の朝貢国を求めるのはよくあることだ。唯一、Expansionistの中国だけが、国内が豊かであっても積極的に朝貢国を広げようとする。ときどき、中国はどこかの国を朝貢国とするために戦争をする。標的となるのはタリム盆地やチベットの小国が多いが、こうした小国は実際に戦争になる前に朝貢国となる傾向にある。

  • 中国が西方に領土(the Western Protectorate、安西大都護府)を持っている場合でも、しばしば中国から軍が送られてくることがある。こうした軍は、通常はチベットの北の安西地方に到着する。中国がExpansionistでない場合は、西方で戦争をして大きく拡張しようとすることはなく、したがって標的を打ち負かすに足る戦力以上の軍を呼ぼうとはしない。だが、中国が過ちを犯し、中国の裏を書き、傭兵を雇い、あるいは単に幸運に恵まれることで、たいていの領主が中国に勝てるというのはめずらしくない。中国を降伏に追い込むというのは非常に大きなことで、その結果得られる協定などは損失を埋め合わせて余りあるものとなるだろう。
  • 中国の国力の興廃はStatusと時間経過に関係し、中国はときに弱くなり、ときに手を付けられないほどになる。Stableの中国は攻撃したりされたりする敵に対抗することができ、中国がFamine(飢饉)やPlague(疫病)に苦しんでいる場合はほぼ強いとは言えなくなる。安西大都護府がマップ上に存在する場合は、中国がこうした状況にある時期が攻撃のチャンスだ。また、Unrest(社会不安)に悩まされていたり、Civil War(内乱)の最中もいい機会だろう。こうした時期には、征服された国が中国からあまり敵視されずに独立する傾向にある。
  • 一方で、中国がGolden Ageにある場合、彼らに干渉するのは賢いとは言えない。より強い軍をより多く呼ぶことができ、またより多くの国を朝貢国にしようとする。通常ならそれ以上求めない場合であってもだ。中国がGolden Ageにある場合はより大きな脅威となるが、彼らから得られる恩恵もまた利益の大きなものとなり、効果は大きく、長く続くようになる。
  • 中国がExpansionistである場合、彼らは自分たちの土地を確保しようとする。中国がExpansionistになるのはかなりまれだ。モンゴルやその他のアルタイ人の皇帝に支配されているときになることが多い。中国がExpansionistとなるのは、平時より強くなっているとは限らない。しかし中国は大きな魚を狙いに行く。彼らはほぼすべての国をサイズにかかわらず標的とし、相手に貢物を出させるか、多くの場合では征服しようとする。Expansionistの間に中国が戦争に負けると、中国はExpansionistではなくなり、Unrestの状態となる。中国がExpansionistかつGolden Ageの場合、彼らは手がつけられない絶対的な強国となるが、これはゲーム10回に1回あるかないかという非常にまれな組み合わせだ。
  • 中国は戦争をするとき同じ地域で続けてやる傾向にあるというのは注意するに値するだろう。例えば、中国はタリム盆地のすべての国を朝貢国にしようとしたり、あるいは北東インドを征服したりしようとする。中国はそれが終わるまで、関心をほかに向けようとはしない。

  • 西方で戦争を巻き起こすのは皇帝だけではない。ときには中国から冒険者が放り出されて自分たちの土地を得ようとすることもある。これには大きく3つのタイプがある。
    • Sinicised Altaic Tribe(中国化したアルタイ部族):道教信者の女真族のリーダーがシルクロードやステップを通じてやってきて、西方に新たな国を作ろうとする。これは通常の冒険者の襲来と同じように機能するが、私たちは冒険者襲来システムを見直してよりプレイヤーが干渉できるようにし、プレイヤーを攻撃してくる頻度を減らした。代わりに彼らは脅迫をするようになり、プレイヤーに資金や住むための領地を要求するようになった。
    • Displaced Princes(追放された皇族):内乱に負けた後、以前の皇族の御曹司が西方に逃れてくることがある。こうした人物は膨大な軍と資金を持って登場する。こうした人物は交渉事では従順で、プレイヤーの領内に住むことを認めると莫大な資金を支払ってくれることがある。
    • Rebel Generals(反乱軍の将軍):内乱に勝利すると、特定の野心的な将軍は西方に新たな中華帝国を探そうとする。彼らは反乱軍をそのまま率いており、非常に危険な存在だ。西方に新たな中華帝国を探そうとすることは中国の王朝の怒りを買うことでもあり、中国が西方の皇帝位を狙う者を最優先で叩き潰そうとすることも多い。
  • 中国の侵略についてはすべてゲームルールで管理できることに注意してほしい。例えば、中国が朝貢国だけを欲して領土を求めないようにできる。

質疑応答

Q1:中国の宗教は中国以外でも機能するの? あとプレイもできる?

A1:道教(Taoism)はプレイ可能だ。道教は聖戦がないが、非常に大きなボーナスが付く学校(ヒンドゥー教の神の信仰のようなもの)にアクセスできるので、小さく強い国作りのプレイに最適の宗教となるだろう。


次回:開発日記#65――シルクロードに沿って

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