「Stellaris」の新DLC「The Machine Age」発売は5月7日!

「Stellaris」開発日記#78――ロボットの改良と変更

Stellaris 開発日記

パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#78が更新されましたので、その内容をご紹介。今回はロボットの改良と変更について。

前回:開発日記#76――集合意識の改良と伝統の変更


スポンサーリンク

概要

開発日記#78は、ロボットの改良と変更について。

ロボットの改良

  • 1.8では、ロボット、ドロイド、人工生命体のPopに対する遺伝子改変のようなシステムを通じて、異なる「モデル」を作ることができる。「マシンテンプレート(Machine Templates)」という技術を研究することでロボットの改良が行えるようになり、1ポイントのロボット特性ポイントを得る。ロボット特性ポイントはさらなる工学研究で獲得できる。このポイントを使うことで、様々な特性を持つテンプレートを作成することができる。基本的な生物学的特性の代わりにロボットのPopは固有の特性セットを持っており、一部はベーシックなロボットタイプでは利用できない。
  • テンプレートがひとたび作成されると直ちに、惑星上でロボットPopを生産するときにテンプレートが利用できるようになる。また既に存在するロボットPopは、工学研究点を使用するスペシャルプロジェクトでそうしたテンプレートに置き換えることもできる。
  • このシステムの追加に加え、遺伝子改変やロボット改良システムにおける種族ポートレートの変更もサポートした。特定の種族クラスにこれを許可していると、その種族クラスはテンプレート作成プロセスの一環として、同じ種族クラスのどれとも異なるポートレートに変更される。このシステムはMOD制作者も利用できるが、詳しくは将来の開発日記で。
  • 注意点として、ロボットPopへの特性の追加は、ロボットや人工生命体のアセンションを行った帝国を全体的に強化するため、これらについてはバランス取りを行い、また他のアセンションパスについては強化を行う予定でいる。

ロボットの生産

  • 私たちはロボットPopの生産にも改良を加えた。ロボットPopは惑星画面の「Pop生産」インターフェースから生産することができ、ここでどのモデルを生産するかを選択し、一度に複数のPopを生産することもできるオプションもある。このオプションにチェックを入れていると、1度のクリックごとに空いているタイルにロボットPopを生産することができ、惑星をPopで満たすのに必要なクリック数を大幅に削減できる。
  • これはUIのみの変更であって、ロボットPop生産のメカニクスを変更するものではない点に注意してもらいたい。

AI政策と技術

  • AI政策の機能は矛盾していた。AIを非合法化すると、物言わぬロボット労働者を生産することはできなくなったが、知性を持つAIの研究やそれを宇宙船に搭載することは妨げられなかった。この問題に対処し、ロボットのさらなる利用法を開くため、AI政策の対象をロボット自身ではなくAIの知性とし、関連技術を変更した。知的AI技術は「陽電子AI(Positronic AI)」と名前を変え、それ自身は危険な技術ではなくなった(効果は研究速度+10%から+5%に変更)。それまでは単純に問題とならないため、AI政策はこの技術を研究するまで表示されないが、ひとたび現れると以下のような効果がある。
    • 非合法:知的AIは非合法である。ロボットやドロイドへの影響はない。知的戦闘コンピューターの研究や使用は禁止される。人工生命体の研究や生産は可能だが、知性は除去され、幸福を感じなくなり、本質的にはドロイドのちょっとしたアップグレード版となる。
    • 隷属:知的AIは合法だが、財産であるとみなされ、彼ら自身の自由は制限される。ロボットやドロイドへの影響はない。人工生命体の研究や生産は可能だが、こうした制限の結果としてエナジーや研究点の生産に少しペナルティが付く。また、彼らは派閥に加入できない。
    • 市民権:知的AIは完全な個人の権利を持つ。ロボットやドロイドへの影響はない。人工生命体は市民権を持ち、派閥にも加入できるが、人工生命体が財産である必要があるいくつかの特性(例えば所有するPopの幸福度を上げる「家庭内の慣習」のような)は失われ、新たなテンプレートを追加することができなくなる。

手動での解体

  • 最後に、AIの非合法化がロボットPopの粛清ではなくなったため、手動でロボットを解体するオプションを追加した。これはロボット、ドロイド、市民権を持たない人工生命体に対して行うことができ、通常の粛清方法である「虐殺」とまったく同様に機能し、比較的短期間でPopを解体し終える。

質疑応答

Q1:完全に知的な人工生命体が知的AIを違法としている帝国に捕らえられたらどうなるの?

A1:陽電子抑止剤を打たれて知性を取り除かれる。

Q2:「所有者」ってなに?

A2:今のところ、その惑星上のすべての自由なPopを指す。私は「所有者」Popと「被所有」Popを作ろうかと考えている。その場合はボーナスは全員ではなく所有者にのみ与えられる。

Q3:セクターAIはうまくロボット使えるの?

A3:生産しようとしているタイルに一番よいテンプレートを評価するようになっている。

Q4:ロボットみたいに特定のPopを粛清できるようにならないの?

A4:特定のPopの粛清をできなくした主な理由は、マイクロマネジメントの低減とバンクスでの新たな派閥/志向システムによる。

Q5:1.8のロボットや人工生命体では「負担の分担」はどうなるの?

A5:「負担の分担」はなくなり、代わりに奴隷やロボットの生産量を改善する技術が追加される。


来週は、戦闘バランス、艦船のコンポーネント、ネイキッドコルベット(初期状態のコルベット)について。

次回:開発日記#79――艦船コンポーネントとバランスの変更

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました