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「Crusader Kings II」開発日記#50――戦争の理由

その他

CK2開発日記#50が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は開戦事由について。

前回:開発日記#49――MODとテレメトリー


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概要

開発日記#50は、開戦事由について。今回は品質管理担当のrageair氏によるものです。

  • 次の拡張はほとんどの内容が従う特定のテーマを設けるつもりでいる(残念ながら今回はこれ以上詳しくは言えない)が、誰で、またはどこでプレイするかにかかわらずできることにもいくつかの追加を行おうと思っている。
  • そのひとつとして計画しているのが「開戦事由(Casus Belli)の拡張」で、新しいものやよくリクエストされるCBをゲームに追加しようと思っている。これはゲーム序盤と終盤のCB(と同時にいくつかのよりロールプレイ的なCB)を増やすものだ。以下のものは最終的なものではないが、今のところ制作しているのは以下の通り。
  • 臣従の強制(Forced Vassalization):これは隣接する領地の領主を強制的にプレイヤーの封臣とするために使われる。あまりにも強くなりすぎることを避けるため、このCBは極めて強く制限されている。自分よりも低位で、領地が30プロヴィンス以下で、文化グループか宗教が自分と同じ相手のみが使用できる相手となる。また、直接コストとして威信値(prestige)がかかる。これによって、例えばイングランドが小さなウェールズやアイルランドの「保護」のために拡大することができるようになる。
  • De Jure公爵領の請求(De Jure Duchy Claim):これは大国がひとつのプロヴィンスを巡って戦争をし、大したものを得ることなく軍を失うことを避けるためのものだ。プレイヤーはこうした戦争をしばしば戦う価値のないものと考え、普通はこうした戦争をしない。これが聖戦に変わったり、公爵位の請求権者を招聘したりするのが、拡張においてはより有意義だ。このCBは最初の王国や帝国を形成するにあたって、征服について興味深い機会を提供する。征服された土地のすべての封臣はそのまま残る。このCBも威信値コストがある。
  • 公爵領内の征服(Ducal County Conquest):ゲームの最初に、運がなければプレイヤーは請求権の捏造で非常に長い時間を待たされる。このCBは伯爵と公爵が利用でき、プレイヤーの領地がある公爵領(公爵位が存在しなくてもよい)内のあらゆる伯爵領を巡って戦争できる。このCBは威信値とお金を消費し、その点請求権の捏造と似ている。
  • 大征服(Great Conquest):ムスリム、遊牧民、侵略を行える部族の領主としてプレイしていない場合、大国を治める領主としてプレイしているときは有力な拡張の手段がない。私たちは拡張が難しいままにはしておきたいが、プレイヤーに拡張のためのより安定した手段を与えたいとも考えている。このCBを使えるのは非常に強力な国(200以上のプロヴィンスを支配)に対してであり、他のキャラクターが王国全体に対して請求権を行使するときにも使える。自分と同じかそれ以上に強い相手と戦うことになるし、このCBを使うことで膨大な威信値と信仰値(piety)を消費する。
  • 人質の解放(Free Hostages):これは長らくリクエストされてきたCBで、さらわれた妾や妻、投獄された特定の人物(例えば友人や親族(?dynastant))を解放するために戦争することができる。救出された人物はほとんどの場合、プレイヤーの宮廷に戻る。逆に、標的の一族の誰か一人を投獄して人質を取ることもできる。

次回:開発日記#51――世界の屋根

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