今回の面白そうなゲームまとめは3回目となる「あのゲームは今……」ということで、これまでこのシリーズで取り上げてきたゲームがその後どうなったのかをご紹介します。今回は「Kickstarterで面白そうなゲームまとめ 2016年1月17日号」「同2016年3月3日号」「Steam Greenlightで面白そうなゲームまとめ 2016年4月13日号+α」で取り上げたゲームのその後について。
Kickstarterで面白そうなゲームまとめ 2016年1月17日号
この記事では「TOKYO WARFARE」「Drusilla Dreams」「HUSH-HUSH 229」「Server Tycoon」の4本をご紹介しました。
各タイトルの詳細については元記事もどうぞご覧ください。
TOKYO WARFARE
東京・大阪など、日本の市街地で現代戦車が戦うというアクションゲームです。Kickstarterでの資金調達は19,000ユーロ目標のところ、3,372ユーロと17%程度にとどまり失敗。しかしながら2016年7月29日にSteamで発売されています。1,480円。
評価は「ほぼ好評」ですが、日本語のレビューでは「おすすめしません」が目立ちます。UIに問題を抱えているようです。
Drusilla Dreams
古代ローマを舞台にした短編ビジュアルノベル。Kickstarterでの資金調達は紹介時に既に達成(325ドル目標という非常に少額ですが)しており、2016年4月23日にSteamで発売されています。98円。評価は「不評」。レビューでもひどい言われようです……。
HUSH-HUSH 229
ステルスアクション+ビジュアルノベル。Kickstarterでの資金調達は目標20,000ドルのところ、最終的に2,128ドルしか集まらなかったというところで制作者が資金調達をキャンセルしています。Steamでの発売もされていない模様。
Server Tycoon
サーバー運営会社が舞台の経営シミュレーションです。Kickstarterでの資金調達は目標100,000ユーロのところ、17,453ユーロしか集まらなかったところで制作者が資金調達をキャンセルしています。
2016年3月の投稿には「まだ諦めていない」とタイトルがついていますが、その後の音沙汰はなし。
Kickstarterで面白そうなゲームまとめ 2016年3月3日号
この記事では「Need to Know」「Days of War」「Battalion 1944」「Deliver Us The Moon」の4本をご紹介しました。
各タイトルの詳細については元記事もどうぞご覧ください。
Need to Know
政府組織「自由省」の職員となってテロリストやスパイを摘発するシミュレーションゲームです。Kickstarterでの資金調達は目標29,000豪ドルに対して最終的に135,837豪ドルと、4倍以上を集めて終了。
紹介時は2016年12月リリース予定とされていましたが、現在は2017年第2四半期の予定とのこと。公式サイトで予約を受け付けています。13ドル(早期アクセスからなら20ドル)。
Days of War
第二次大戦が舞台のFPSです。Kickstarterでの資金調達は目標100,000ドルのところ、48,156ドルしか集まらなかったところで制作者が資金調達をキャンセルしています。
しかしながらゲームは2017年1月26日にSteamで早期アクセスとしてリリースされています。評価は「ほぼ不評」ですが、日本語のレビューを見るとそこまでひどいわけでもなさそうですし、現在も毎月アップデートが行われているようなので、今後は化ける可能性もあります。
内容についてはGamesparkなどでも紹介されています。
Battalion 1944
こちらも第二次大戦を舞台としたFPS。Kickstarterでの資金調達は目標100,000ユーロに対して最終的に317,281ユーロを集めて終了。
Steamにもストアページがありますが、まだ発売されていません。5月26日からクローズドアルファテストが始まるとのこと。発売予定は2017年冬だそうですが、有名シリーズである「Call of Duty: WWII」も11月発売とのことなので、こちらにプレイヤーを取られてしまいそうな気が……。
Deliver Us The Moon
人類を救うために月に送られた宇宙飛行士が主人公のアドベンチャーRPG。Kickstarterでの資金調達は目標100,000ユーロに対して最終的に103,770ユーロを集めて終了。
紹介時は2016年8月にエピソード1をリリース予定となっていましたが、現在は2017年リリースとなっています。Steamのページなどでは現在も投稿がされており、開発は続いているようです。
Steam Greenlightで面白そうなゲームまとめ 2016年4月13日号+α
この記事では「Kommissar」「Egypt Civilization」「Schwarzesmarken」「Urban Empire」の4本をご紹介しました。「Urban Empire」は既に発売されているものでしたので、ここでは前三者を改めて振り返ります。
各タイトルの詳細については元記事もどうぞご覧ください。
Kommissar
国家の真理省長官として国家体制の安定を図るシミュレーションゲーム。当初は2016年中に発売とされていましたが、Steamでは2017年4月6日に早期アクセスとしてリリースされています。898円。レビューは「おすすめします」「しません」が半々。まだ早期アクセスということもあってか、まだ未完成な状態のようです。現在もアップデートが続いており、今後はいい方向に向かうかもしれません。
Egypt Civilization
古代エジプトを舞台としたターンベースシミュレーション。2016年10月10日にSteamで発売されています。980円。評価は「非常に好評」。しかしながら、エジプトが舞台であることには変わりないので、リプレイ性に欠けるという指摘があるようです。
Schwarzesmarken – Kouketsu no Monshou
前回紹介した「マブラヴオルタネイティヴ」のスピンアウト作品。「マヴラヴ」シリーズは英語版の開発が遅れているのか、まだリリースされていないどころか、Steamページには1年近くまったく動きがありません。
『シュヴァルツェスマーケン』の2015年に日本で発売されたゲーム「シュヴァルツェスマーケン 紅血の紋章」はこちら。2016年には続編の「シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち」も発売されています。
2016年前半は正直なところちゃんと発売されるゲームをピックアップできていない感じがありますが、その中でも「Need to Know」や「Egypt Civilization」あたりは実際にやってみたいところです。
次回:
コメント
私も昔Kickstarterとかで見たあのゲームは「結局どうなったの?」ってなることが多いのでこういう記事ってありがたくて嬉しいです
お読みいただきありがとうございます。クラウドファンディングで「あれどうなったの?」というゲームってありますよね。調べてみると意外と計画倒れで終わっているのが多いという……。