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「Europa Universalis IV」開発日記2017年4月18日

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記4月18日分が公開されていました。今回も1.21「ハンガリー」アップデートについて。

前回:開発日記2017年4月11日


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概要

4月18日分の開発日記は、1.21「ハンガリー」アップデートについて。今回はコンテンツデザイナーのTrin Tragula氏によるものです。

  • ハンガリーパッチでは、1444年の中央・南東ヨーロッパの極めて複雑な状況をよりよく捉えようとしている。そのために、新たなコンテンツの追加と、ハンガリー・オーストリア・ボヘミアに関する古いコンテンツの見直しを行った。

ハンガリー

  • ハンガリーはこのパッチで主に重点を置いたところで、20の新たなイベントと多くの既存イベントの見直しを行った。

ハンガリーの歴史的な背景については省略します。

マップの変更

  • 1.21パッチでは、ハンガリーがゲーム序盤でより大きな影響力を持ち、ハンガリーに追加したいくらかのプロヴィンスについて戦争することがよりリアルで面白くなることを目指している。
    • スロヴァキア/上ハンガリーは再び描き直され、Trencinという新たなプロヴィンスが王国の北端を守っている。この地域の一般的な開発度と交易品にはリアリティが反映され、変更されている。
    • FejérというプロヴィンスがSopronとPestの間に追加された。ハンガリーの首都が置かれるPestは内陸の貿易中心地でもあり、これによってハンガリーは貿易の流れをよりコントロールできるようになり、またすべての侵略者にとってPestの攻略がより重要になる。
    • 王国南部には1444年時点で最も重要な要塞であったBelgradeを追加した。スタート年月日以前に、ハンガリー王国は少なくないエネルギーをBelgradeの首長国を得るために費やし、サヴァ川・ドナウ川の合流点であるこの位置はこれ以降この地域の支配に関する鍵となるプロヴィンスとなる。

イベント

  • ハンガリーは新たなイベントの追加と既存イベントの見直しがある。これは幅が広く(すべてではないが)、以下でなにを、そしてなぜ追加したかの概要を述べる。
    • 序盤のイベントはフニャディ家の勃興を再現することを重視した。これによりプレイヤーはコルヴィニアン・ルネッサンス(注:ルネッサンス文化を奨励したマーチャーシュ1世はマティアス・コルヴィヌスとも呼ばれたことから来ていると思われる)を始めることができ、国家の富を増やし、Budapestにおけるinstitutionの伝播を急速に進める機会を得る。
    • この時代のハンガリーで特徴的なもののひとつが「黒軍(Black Army)」だ。非常に高価な常備の傭兵軍で、物量で勝る軍を撃破することが非常に多かった。ゲームでも黒軍を編成することができ、非常に強力な傭兵を、陸軍上限を消費し、より多くの費用をかけて雇用することができる。国内の貴族はこの傭兵軍を雇用することに懐疑的になるだろうし、次の王にこれを廃止するよう求めるだろう。また、充分に傭兵料が支払われない場合、この傭兵軍は反抗することもある。だが、傭兵料を支払う限り、プレイヤーは改革の時代まで傭兵の規律+10%の恩恵を受ける。
    • フス派がボヘミアで政権を握っている場合、カトリックの階級(estates)はハンガリー側につくことがある。彼らを助けることで、彼らはプレイヤーを自らの王とすべく、自国の一部に永続する請求権をもたらしてくれる。
    • オスマン帝国の前進、国境の城塞化、逃亡してきたバルカン半島のキリスト教徒定住に関するイベントは数多くある。
    • 既存の「オスマン帝国の前進(Advance of the Turks)」イベントは拡張され、ハンガリーの君主に選ばれるのがオーストリア・西ハンガリー・クロアチアの支持を得ている者か、それとも東ハンガリーの支持を得ている者かによってフォローアップイベントがある。これは王国がオスマン帝国によって徹底的に打ち負かされたときに発生する。
    • ハンガリー国内においてスロヴァキア人、クロアチア人、ヴラフ/ルーマニア人と交渉するイベントや、ゲームが進むと彼らの民族運動の発展についてのイベントもある。
    • ハンガリー国内でのプロテスタントや改革派の信仰の拡大は、ハンガリーのプレイヤーが改革を奨励するか、それともこれに対抗するためにイエズス会士を招くかを選べる専用イベントがある。
    • 史実では、ハンガリー王国は16世紀半ばにオスマン帝国、オーストリア、トランシルヴァニア公国に分割されたが、その間にも面白い体験ができるようにハンガリー人の運命に基づいたイベントを追加した。

ボヘミア

マップの変更

  • 機動や歴史的なディテールに深みを与えるため、MoraviaのプロヴィンスをBrnoOlomoucに分割し、Moraviaを反乱軍の国名として追加した(?)。
  • シレジアにはLeignitz/Legnicaのプロヴィンスを追加し、初期の開発度と交易品はこの地域の重要性をよりよく表すようにした。

イベント

  • 1444年以前のフス戦争により、ボヘミアの国民の多くは依然としてカトリックに対して異端となっている。ラディスラウス・ポストゥムスがボヘミア・ハンガリー国王となると推定されているが、事実上のボヘミア政府はイジー・ス・ポジェブラトをトップとするフス派が担っていた。
  • ハンガリーパッチ以前でもカトリックかフス派かという選択はできたが、この選択は以下のような大きな影響をもたらす。
    • フス派を政権につけるとヨーロッパでは嫌われるが、国内の強力な支持を得ることができる。フス派兵士の戦争経験から恩恵を得ることができるが、カトリックの階級は自身を守るため、外国の君主にボヘミア王冠を渡そうとする。
    • ボヘミアの異端者に対して教皇が行動を起こさない場合、フス派の運動はそうでない場合よりも早い段階での宗教改革の引き金となる。

その他の追加

  • ヴィスワ砂嘴(The Vistula Spit):1.21以前はKönigsbergとDanzigはヴィスワ湖の端で海峡によって接続されている。これはKönigsbergの要塞がDanzigとMarienburgの移動を妨害してしまうという不適切な結果をもたらしており、艦隊がいなければ迂回することもできない。この海峡は1444年時点では史実にはなく、ヴィスワ砂嘴は開放されておらず、ヴィスワ湖の内側の港はバルト海と接続していなかった。1.21ではヴィスワ砂嘴はKönigsbergまで続き、要塞にたどり着くことができ(川を渡ることにはなるが)、MarienburgとErmlandは港がない状態でスタートする。
  • オーストリア:オーストリアは補正をもたらす多くのイベントがあり、さらにハンガリーを支配するための関連のイベントが追加された。最も重要なのは、オスマン帝国の前進イベントにより、オーストリアはハンガリー王家に永続する請求権を得るが、ハンガリーはフニャディ家の候補者を王に選ぶ可能性が高く、オーストリアの君主とは深刻な関係悪化が起こる。
  • セルビア:セルビアは今回のパッチの主な目標ではないが、Belgradeのプロヴィンスを追加したことに関連して、ハンガリーから奪回できた際にセルビア人の国家がBelgradeを首都とするディシジョンを追加した。

Moddabilityの項は省略します。


来週は、1.21のすべての変更点について。1.21が4月下旬リリースというのは変更がないようです。

次回:開発日記2017年4月25日

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