パラド社が2016年年間リポートを発表

2月14日、パラド社が2016年第4四半期並びに年間の事業報告を公表しました。決算発表によって株価は急騰。増収増益が続いているようです。

前四半期:2016年第3四半期


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概要

2月14日、パラド社はウェブサイトで2016年第4四半期並びに年間の事業報告を公表しました。

業績と株価

第4四半期は売上高が前年同期比56%増の1億9,840万クローナ(25億1,319万円。1クローナ12.6673円で計算。以下同じ)、営業利益が前年同期比96%増の8,590万クローナ(10億8,812万円)、最終利益は前年同期比95%増の6,810万クローナ(8億6,264万円)。

年間では、売上高が前年比8%増の6億5,370万クローナ(82億8,061万円)、営業利益が前年比27%増の3億0,800万クローナ(39億0,152万円)、最終利益は前年比27%増の2億4,040万クローナ(30億4,521万円)。

年間の売上高の伸びが悪く見えますが、2015年はCities: Skylinesで予想外の売上が立ったと以前の事業報告にありましたし、そこからさらにプラス成長というのはまずまずではないかと思います。でもHoI4とStellarisの2大タイトル発売をもってしてようやくちょいプラスって、Cities: Skylinesはどんだけ売れたんでしょうね……。

この好業績を好感してか、パラド社の株価はリポートが発表された2月14日に大きく上昇して現在は60クローナ手前。2月17日時点での時価総額(Market Cap)はYahoo! Financeによれば62億クローナ(785億円)。日本の上場企業で近いところでは、一太郎のジャストシステム(790億円)、牛丼の松屋フーズ(793億円)、愛知県第2位の地銀である愛知銀行(773億円)などがあります。そう考えると、意外に大きな企業であることがわかります。

第4四半期はCities: Skylines、Stellaris、HoI4、EU4、Tyrannyが売上を牽引したとのこと。第4四半期にはこの5タイトルがすべてDLCや本体を発売しているので、それが無事に当たったということなのでしょう。

CEOコメント

CEOのコメントでは、Steamの「the 100 best selling games of 2016(2016年売上本数?上位100タイトル)」にパラド社から5タイトル(Stellaris、Cities: Skylines、HoI4、EU4、CK2)がリスト入りしたとのこと。

また「上場以来『いつイグジット(株を全部売却して撤退)するのか?』とよく聞かれるが、起業してCEOをやっているのにそんな質問をされる意味がわからない。『どうやって大きくしていくのか?』というのが適切な質問だ」とあしらっています。Fredrik Wester氏は当分の間CEOを続けていく意欲があるようです。

中国での販売

以前、パラド社が中国テンセントから出資を受けたという記事を書きましたが、12月にStellarisとCities: Skylinesを、中国国内でテンセントのプラットフォームを使ってリリースしたとのこと。

現金の蓄積はモバイルゲーム参入の準備?

第3四半期の記事で「現金を妙に貯めている」ということを書きましたが、2016年末時点でも依然として2億4,691万クローナと多くの現金を保有しているようです。総資産が5億8,259万クローナなので、42%を現金および現金同等物で持っている計算。第3四半期末より割合としては微減ですが、2015年末から手許現金が5倍になっているというのはやはり気になります。

第3四半期の記事では「Vic3開発のためなのでは」と書きましたが、現在の私の見立てではVic3はとっくに開発が始まっているはずです。またWerewolf: The Apocalypseというブランドのライセンスを買ってゲーム開発をしているというのが少し前に報じられましたが、これについても5,000万クローナの支出を2016年中に既に行っているようです。

少し調べてみると、16年11月にdoope!でパラド社がモバイルゲームへの参入を本格化しようとしているという記事が出ており、本格化が17年1月以降とのことなので、これがその膨大な現金の投資先なのかもしれません。パラド社の採用ページでもモバイルゲーム開発の人材を募集しているようです。


2016年中の投資キャッシュフローは1億2,940万クローナなので、そのうち5,000万クローナがWerewolfへの投資ということを考えると、それ以外の投資支出はおよそ8,000万クローナ。これにはStellarisとHoI4も入っているので、それが半分くらいと考えれば4,000万クローナ(およそ5億円)がさらにそれ以外。Vic3の初期開発費用としてはありそうな水準ではないでしょうか。

つまりVic3は開発中に違いありません!(願望)

なお、当サイトはあくまでゲーム情報サイトですから、本記事はパラド社その他への投資の勧誘などを目的とするものではありませんし、情報に関して正確性に気をつけてはいますが、投資に際してはご自身で改めて正確な情報をご確認ください(という投資関係の決まり文句的なやつを念のため)。

次四半期:2017年第1四半期

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『パラド社が2016年年間リポートを発表』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2017/02/18(土) 22:35:40 ID:6d21181ac

    モバイルゲーム…ついにパラド社のゲームがスマホで楽しめる!ってことですかね?
    時間がいくらあっても足りなさそうな…
    そしてVic3も開発されてるのでしょうか?いやそうに違いない(断言)

  2. 名前:管理人 投稿日:2017/02/19(日) 09:58:13 ID:2545c888e

    モバイルゲームはどういうのになるのか、今から楽しみですね。
    しかしVic3も長らく楽しみにしているので、本当に出てほしいですねえ……。

  3. 名前:匿名 投稿日:2017/02/20(月) 06:12:08 ID:2cd80edcc

    そろそろ64bitエンジンにお金使わないといけないと思う

  4. 名前:匿名 投稿日:2017/02/21(火) 03:01:03 ID:92c630fa3

    そろそろ戦後から近未来までの現代が舞台の国家SLGが出ないかなー
    某フランスのメーカーさんが出してたりしますけどVicベースで作ってくれないかな