パラド社開発スタジオのクレムリノロジー――Vic3発売の可能性はあるか

パラド社開発スタジオ所属のゲーム開発者の動向から、Vic3発売の可能性はあるのかを考えてみました。


スポンサーリンク

結論

私はVic3が発売される可能性は充分あると考えます。

というのは、2013年に退職したパラド社のゲームデザイナー、Chris King氏がパラド社に再入社しているからです。Chris King氏はCK2、EU3、Vic2など多くのパラドゲーのデザインを手がけてきた人物で、HoI4や「Stellaris」にもデザイナーとしてクレジットされています。

私としては、現在はこのChris King氏がゲームディレクターとなって、今年6月ごろからVic3が開発段階にあるのではないかと踏んでいます。

詳しく

はじめに

私はパラド社の歴史シミュレーションの中でVicシリーズが一番好みなのですが、昨年のクリスマスにVic2のベータパッチがリリースされて以降、Vicシリーズについてはなんの音沙汰もありません。

そこで、パラド社はもうVicシリーズを作る気がないのか、それとも開発中だけどまだ発表していないのかを、人員配置の点からいろいろ考えてみたのが本記事です。

現状と過去

まずは、現在どういう体制で開発が行われているのかというところを調べてみました。

現在、パラド社開発スタジオで開発中のタイトルとその開発ディレクターの組み合わせは以下のとおり。

  • CK2:Henrik Fåhraeus(Doomdark)氏――肩書きはゲームディレクター
  • EU4Johan Andersson(Johan)氏――EVPクリエイティブディレクター
  • StellarisMartin Anward(Wiz)氏――ゲームディレクター
  • HoI4Dan Lind(podcat)氏――ゲームディレクター

ただ、クレジットを見るとEU4にMartin Anward氏やHenrik Fåhraeus氏の名前が出ていたり、その逆もあるので、かっちり「このタイトルの担当は誰それ」となっているというよりは、責任者はとりあえず立てているけれども実際のディレクションは合議制ということなのかもしれません。

4Gamerのこちらの記事を見ると、Vic2の開発ディレクター(記事中では開発チーフ)はDan Lind氏だったとのことなので、Vic2の開発が終了してそのままHoI4の開発に移った、と見えます。そうするとVic2の開発チームもおそらくHoI4の開発に回ったのではないか(少なくとも時期的には整合しているように見えます)とも考えられます。

そうなると、Vic3の開発はやはり行われていないのではないかと思えてきますが……。

Chris King氏

このようなことを考えているときに、ある方から「Chris King氏がパラド社に戻ってきているみたいですよ」という情報をいただきました。

4GamerのGDC 2016についての記事には、「この講演では,同社の開発部門であるParadox Development Studioのシニアゲームデザイナー,Chris King氏がスピーカーを務めた」とあります。これが2016年3月17日のこと(ちなみにこの記事は「ゲーム開発にマルクス主義的視点が使える」という興味深い内容で、ツイッターなどで話題になっていたことを覚えている方も多いでしょう)。

氏のLinkedInのアカウントによれば、

  • 2013年6月にパラド社を退社、Crispon Gamesを設立。
  • 2015年5月にパラド社に戻り、シニアゲームデザイナーに就任(上記の記事にもある肩書き)。
  • 2016年6月からはゲームディレクターに就任。

とのことですが、気になるのは最後の「ゲームディレクター」という肩書き。「Stellaris」やHoI4にデザイナーとしてクレジットされているのは時期的におそらくシニアゲームデザイナーとしての仕事だと思いますが、ゲームディレクターという肩書きはDoomdark氏やWiz氏などと同様、タイトルの責任者としてのポジションだろうと推測できます

そして就任時期。2016年6月と言えば、「Stellaris」(5月リリース)、HoI4(6月リリース)とビッグタイトルが立て続けにリリースされた直後です。もちろんリリース後も開発チームに仕事はあるでしょうが、大元のシステム開発などの人員は余るはず。したがって、「Stellaris」やHoI4の開発チームを再編成してVic3開発チームが組まれたのではないかと考えることができるのではないでしょうか。

ちなみに、パラドフォーラムにも「Chris King氏はVic3のために戻ってきたのではないか」と考えた人がいるようです。

トップと開発チームが揃っていることを考えると、Vic3の開発は確実とまでは言えないにしろ、相当程度ありそうなことなのではないかなと思います。もちろん、Vic3ではなくて別の新しいタイトルという可能性は残っていますが……


今回の考察は、「当たらずといえども遠からず」くらいにはなっているんじゃないかと内心自画自賛しているのですが、みなさんとしてはいかがでしょうか。

なんにせよ、Vic3が開発されていて、無事に発売されることを祈ります。本当に。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『パラド社開発スタジオのクレムリノロジー――Vic3発売の可能性はあるか』へのコメント

  1. 名前:通りすがり 投稿日:2016/12/19(月) 22:48:18 ID:208e54701

    開発中止になった East vs. Westはもう出ないのでしょうかね?

  2. 名前:管理人 投稿日:2016/12/20(火) 10:58:35 ID:a4b7cb3a1

    開発中止になって以降、データが公開されたとかなんとかという話を聞いた覚えがありますし、もう発売はされないんじゃないでしょうかねえ。
    発売されるとしてもまた一から仕切り直しで開発ということになるんじゃないでしょうか。
    今回開発中と予測したタイトルがVic3ではなくて、East vs. Westみたいな冷戦期のゲームというのはありえるかもしれませんね。