「クフャトコフスキ支隊の軌跡」第27回も1941年6月、トブルクでの戦い。まだまだ先は長い……。
アイキャッチ画像は、リビアの戦いでイギリス軍が機甲部隊の作戦を立てている様子。
2015/11/15 内容を微修正、第28回へのリンクを追加、タグを修正。
1941年6月 トブルク
バトルアクス作戦は、ハルファヤ峠においてドイツ軍の8.8cm高射砲によりイギリス機甲部隊が大打撃を受けたことで、あえなく失敗に終わりました。
バトルアクス作戦の失敗の知らせを受け、トブルク要塞内には失望が広がりました。包囲を受けてもうすぐ3か月になろうとしている中で、解囲作戦の失敗は要塞内の将兵の士気に深刻な影響を及ぼしていました。
そんな中、モースヘッド司令官からクフャトコフスキ支隊に、ドイツ軍陣地への攻撃命令が下ります。モースヘッド少将は、防衛側にあって積極的に攻撃を仕掛けるタイプの指揮官でした。
戦闘序列
- A0 支隊司令部――クフャトコフスキ中佐
- B0 歩兵中隊司令部――ライェウスキ大尉
- B1 工兵分隊――ボチェク四等伍長
- C0 第1小隊第1分隊――マスロフスキ中尉
- C1 第1小隊第2分隊――ステファンスキ四等伍長
- C2 第1小隊第3分隊――ピサルチェク四等伍長
- D0 第2小隊第1分隊――ポプロスキ中尉
- D1 第2小隊第2分隊――レヴァンドスキ四等伍長
- D2 第2小隊第3分隊――ドゥダク四等伍長
- E0 第3小隊第1分隊――スジマンスキ中尉
- E1 第3小隊第2分隊――チャルネッキ四等伍長
- E2 第3小隊第3分隊――ドロブヌィ四等伍長
- F0 狙撃手――ソビエライスキ中尉
- G0 狙撃手――ヨズウィアク中尉
- H0 3インチ迫撃砲班――クビアク少尉
- I0 前進観測班――カチマレク中尉
- J0 ヴァレンタインII歩兵戦車――スチャルスキ少尉
- K0 ヴァレンタインII歩兵戦車――ピエトルザク少尉
- L0 司令部付中型トラック――コワルスキ少尉
コアユニット、サポートユニットの変更・追加はなし。
いつもどおり、ターン数は12ターンに設定。敵戦力は、前回は「引き分け」だったため、170%×前進戦0.5倍=85%となります。
作戦
今回はVPがバラバラに配置されているマップです。北の道路を西に移動し、VPを北から占領していきます。中央付近あたりまで占領できれば上々でしょう。
1~2ターン目
2ターン目にしてさっそく接敵。歩兵中隊の先頭を進んでいた第1小隊第1分隊が攻撃を受けました。
しかし、思ったより敵の配置が薄いように感じます。まだここらに隠れているのでしょうか。
3~4ターン目
たいした抵抗もなく、北端のVPを確保。ちょっと拍子抜けですが、敵は南に戦力を割いているらしく、画像には載っていませんが、南で偵察活動にあたっていた狙撃手が敵歩兵小隊と接敵して退却中です。
あとは北の道路の交差点付近に少しばかり戦力を残して包囲を警戒しつつ、南下していきます。
5~6ターン目
なかなかうまく敵を撃退できていません。敵側に防御地形(荒れ地)のある高台があるため、南下しようとすると側面攻撃を受けてしまいます。
そのため、北の道路から高台に進出して、高台の敵歩兵の排除に向かっているところです。
7~8ターン目
思うように西の高台の占領が進まず、亀の歩み状態。
さらに、発見できていませんが、南のどこかに機関銃陣地があるらしく、一部の歩兵の進出も停止。ただ、射撃を受けた方向と射線の関係でどこにいるかはなんとなくわかるので、それらしいところに砲撃をぶち込みましょう。
9~10ターン目
南側に敵機関銃陣地2、西側に対戦車砲陣地を確認。川の間のVPから木造の橋のあたりまでが強力な十字砲火に晒されています。
しかし、煙幕を焚いて射線を遮っている間に、西側の対戦車砲は排除できる予定。一方、南の機関銃陣地は砲撃で黙らせるしかなく、決定打に欠ける感じ。
11~12ターン目
敵機関銃班を一時的に撃破するも、すぐに態勢を立て直され、橋付近の歩兵が再び機関銃の標的になってしまいました。
しかし、中央部のVPまで確保できたので、まず負けはないはず。
戦闘終了
13ターンで戦闘終了。敵の司令官をあと一歩まで追い詰めましたが撃破できず、結果は「辛勝」。
終盤に敵の機関銃火でひどい損害が出てしまったので、無理押しは禁物ですね。
今回は敵のちゃんとした十字砲火を初めて体験したので、なかなかプレイしていて面白いマップでした。しかし、ヴァレンタインIIには煙幕弾が装備されていないため、敵の対戦車砲に狙われると隠れるしかなくてやりにくいですね……。
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