「Hearts of Iron IV」開発日記2017年5月3日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はハンガリーについて。
前回:開発日記2017年4月26日――アナウンスとAIアップデート#1
概要
開発日記2017年5月3日は、ハンガリーについて。
ハンガリーはトリアノン条約によって海空軍の保有禁止や陸軍人員の制限など厳しい軍備制限を飲まされました。
- ゲーム中ではハンガリーは非武装国家として表現され、人的資源はなく、軍需工場の建設速度は50%に制限されている。条約からの離脱がプレイヤーの最初の目標となるが、それにはいくつかの方法がある。一番右のツリーにはブレッド協定がある。これは史実では1938年に締結されたもので、自由に再軍備することができるようになる。これは周囲の国家も賛同するに違いなく、仮に拒絶されたとしても、別の方法で条約を破棄することはできる。
- 武器を持つ権利を取り戻した後、軍をどのように再建するかについてのツリーが開ける。陸軍は、国土防衛ルートの重歩兵と攻撃に特化した機動重視の2つから選ぶことができる。空軍はどのように新しい機体を手に入れるかを選ぶことができる。すなわち、自力で開発するのか、他国とライセンス契約して獲得するのかだ(この方針ではライセンスがタダになる)。
- 政治的には、明らかな目標のひとつは領土の回復だ。平和的併合を通じてこうした領土のすべてを獲得することができる。相手が承諾すればだが。AIはプレイヤーが自分よりも弱いと考えればこれをブラフと見て、事態は急速に手に負えなくなり(トランシルヴァニア要求のイベントチェインはHoIの歴史上もっとも大規模なイベントチェインだ。25のイベントと16の異なる結果がある)、ヨーロッパの他の国の介入も起こりうる。
- 国家を史実でないルートに向かわせたいなら、ホルティを殺害してハンガリー人民共和国を再建することができるし、コミンテルンに加入することも自分の陣営を持つこともできる。
- 対照的な政治的立場として、ハンガリーが原則として王政であるという考えに取り組んだ。退位させられたカーロイ4世による1920年代初頭の2度の企てはハプスブルクを王位に戻すことに失敗し、ハンガリー議会は彼の帰国を禁止する法案を可決した。これによりカーロイ4世の弱い心は折れ、彼はその後すぐに死去する。この後、息子のオットー・フォン・ハプスブルクが家門を任されることになった。
- ハンガリーの君主主義者は、ハプスブルク家が永久にハンガリーの王位から締め出されるべきか、それともカーロイのみが歓迎されないのかということで分断されていた。ゲーム中では、プレイヤーはどちらかの勢力につくことになる。また、正統的な立憲君主を迎えて民主主義化することや、他国の特定の急進的なグループとのコネクションを持つ国王を迎えることもできる。
- 最後に、オットー・フォン・ハプスブルクを招いて王位につけることもできる。その場合、ハプスブルク家が過去の栄光を再復することもできる。これは困難な道で、ヨーロッパの他の国々はこれを許しはしないだろうし、主要な3陣営すべてを敵に回すことになるかもしれない。
- ハンガリーもまた2D、3Dの多くのアートが追加される。さらに新たな将軍や指導者も(実在の海軍提督も)ある。
質疑応答
Q1:参戦していない国に領土を渡すことってできるようになる?
A1:戦時にできるようにしたときから議論はしているが、1.4ではできない。
来週は、装備の転用(Equipment Conversion)について。
コメント
翻訳お疲れ様です。ハンガリーも楽しそうだけど、フィンランドは来ないかなぁ
一応枢軸だった時期があるやん…
これはもうスカンジナヴィア半島DLCが来るってことでいいのかな(期待
ご覧いただきありがとうございます。
北欧については前回の質疑応答でも言及がありましたし、どこかのタイミングでDLCが出てきそうですね。
ハンガリーでさえあれだけ広くてIFもありそうなのににほry