「Europa Universalis IV」開発日記1月17日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は絶対主義のシステムと絶対主義の時代について。
概要
1月17日分の開発日記は、絶対主義のシステムと絶対主義の時代について。
絶対主義のシステム
- 絶対主義のシステムは無料のパッチの内容だが、絶対主義の時代は拡張の内容となる。
- 絶対主義のシステムとはなにか? まずは政体から絶対君主制(Absolute Monarchy)を取り除いたことだ。ふたつ目に、技術による統治効率(administrative efficiency)を、各技術がもたらすものの10%にする。
- 政府は「絶対主義(Absolutism)」という値を持ち、これは0から100まで変動する。これが上昇すると統治効率は最大40%、規律(discipline)は最大5%まで上昇し、プレイヤーが支配している外国の中核州(cores)は絶対主義が最大だと3倍早く中核州でなくなる。
- 国家がとりうる絶対主義の値には上限があり、デフォルトは65、正統性(legitimacy)によって+20まで上昇、共和制になると30まで低下、宗教的統一性(religious unity)によって+5まで上昇、列強(great power)になると+5、帝国(empire)になると+5され、そのほかさまざまな要因で上下する。
- 絶対主義に関するイベントやアイディアは、絶対主義を直接上昇させるか、毎年上昇させるかのどちらかの効果を持つものもある。
- 絶対主義はほかの多くの数値のように上下するのではなく、プレイヤーの行動に結びついている。
- 反乱軍に対して厳しい処置(harsh treatment)を行ったり、安定度(stability)が上昇したり、プロヴィンスの自治度(autonomy)が低下するごとに、絶対主義が+1される。また、自治度が上昇するごとに2、通貨の切り下げを行うごとに1、反乱軍の要求を受け入れるごとに10、議会に議席を割り当てるごとに3、戦争による疲弊(war exhaustion)を低減するごとに1ずつ絶対主義は低下する。
- 以上の数値は開発中に変更される可能性があり、また新たに絶対主義に影響する行動が追加されたり、逆に除外されたりすることがある。
- MOD制作者にとって素晴らしいことに、絶対主義への影響は年代ごとに個別にスクリプトすることができる。
絶対主義の時代
- ここからは絶対主義の時代について。これは1620~1710年まで続く。
- ルール
- 絶対主義のシステムが利用可能になる。
- イングランド内戦(English Civil War)、Court & Country Disaster(注:たぶんこれだと思う)はこの時代でのみ発生する。
- 目標
- 1. 3つの貿易会社を持つ。
- 2. 3つの大学を所有し、支配下に置く。
- 3. 絶対主義を90%以上にする。
- 4. 5つ以上の文化を促進する。
- 5. 中国の皇帝になる。
- 6. 兵力の上限(force-limit)が200個連隊に達する。
- 7. 宗教戦争で勝利した側に立つ。
- Abilities
- 自治度の変動による不穏度(unrest)への影響が50%短縮(クールダウンが短くなる)
- 絶対主義が毎年1上昇
- ライバルの変更が50%安く早くなる
- ライバルに接している要塞は維持費が無料になる
- 統治効率+5%
- “Edict of Abolutism” の布告(Edict)を使用可能になる。これは国内の分離主義(separatism)が10年間低下する。
- 厳しい処置が50%安くなる
- フランス:射撃ダメージ(firedamage)が20%上昇
- オランダ:汚職(corruption)が0.2減少
- スウェーデン:人的資源(manpower)の回復が35%上昇
- 満州:八旗(Banners)が50%拡大(?)
質疑応答
Q1:絶対主義はできるだけ高くしたほうがいいわけではないの?
A1:絶対主義が高いときに起こることは、自由主義(Liberalism)と似ている。
来週は、革命の時代について。
コメント
>Doing harsh treatment on rebels, increasing stability and decreasing autonomy in a province each increase absolutism by +1.
おそらく反乱者の弾圧、安定度上昇、自治度の減少をするごとに絶対主義が+1されるってことです。
ありがとうございます。訂正しておきました。
読んでいて「なんだか変だなあ」とは思ってたんですが、それが一番しっくりきますね。