いつもはSteam Greenlightからが多いですが、今回は実に半年ぶりにKickstarterから面白そうなゲームを4本ご紹介。
TOKYO WARFARE
1つ目は、東京を舞台に戦車戦を繰り広げるアクションゲーム「TOKYO WARFARE」。2016年第1四半期にイニシャルリリース(東京・大阪・羽田)、完全版は2016年第4四半期とのこと。
戦車版FPSのような感じですが、トゥーンレンダリングというのでしょうか、そんな感じの少しアニメチックなグラフィックになっています。効果音も漫画のように文字で表示されるようです。
ゲームとしてはよくある戦車ものの感じですが、登場する車両が現代のものであったり、なにより舞台が東京や大阪など、日本の市街地に設定されているというのはかなり目新しいかなと。
もちろんキャンペーンモードだけでなくオンライン大戦も可能とのこと。
なんだかいろんな意味で日本では作られなさそうなゲームなので、期待したいところです。
ちなみにこのゲーム、期待されているのか、Gamesparkでも取り上げられています……が、Kickstarterでの資金集めは難航しているようです。
Drusilla Dreams
2つ目は、ローマ帝国第3代皇帝カリグラの妹・ドルシッラを主人公とした百合ビジュアルノベル「Drusilla Dreams」。リリース時期は未定。
なお、Steam Greenlitにも選ばれたようです。
カリグラの妹・ドルシッラがカリグラを追放して女皇帝となったら……という設定で、お気に入りの女奴隷・ルッカとの関係を描くノベルゲームです。
内容自体は普通のビジュアルノベルのようですが、古代ローマが舞台というのがすごい。私は初めて見ました。古代ローマが舞台のゲームというとストラテジーものがほとんどかと思いますが、まさかのビジュアルノベル。WWIをモチーフにした世界が舞台の「Because We’re here」を思い出します。どうしてそうなった。
ドルシッラというのはカリグラの妹なのですが、二人の間にはいろいろと疑惑があったとのこと。そもそもなぜカリグラが追放されてドルシッラが女皇帝という設定になっているのか、ちょっと気になるところです。
HUSH-HUSH 229
3つ目は、「メタルギアソリッド」のようなステルスアクションゲームとビジュアルノベルのハイブリッド「HUSH-HUSH 229」。リリース時期は不明。
PVを見た印象としては、「アクション要素を薄めてその分通信(ここがビジュアルノベル)のほうに力を入れたメタルギアソリッド」という感じ。ステルスアクションとしてはかなり単純化されている印象です。
ただ、プレイヤーは実際に潜入した工作員(MGSでいうスネーク)ではなく、彼らに指示を出すオペレーターの役回りの模様。昔、「オペレーターズサイド」というゲームがありましたが、あれを音声ではなくてコマンド入力でやる感じでしょうか。
このゲーム、どうやら最終的にはPS4やPS Vitaでも発売する予定だそうですが、Kickstarterでの資金調達がどうなるかは先行き不透明という感じです。
Server Tycoon
3つ目は、サーバー運営会社を経営していくシミュレーション「Server Tycoon」。リリース時期は未定。
お金を貯めてよりよいハードウェアに換装したり、サイバー攻撃などをうまく切り抜けてサーバー運営会社を経営するという非常に地味なゲームですが、AR技術を使ってタブレットにサーバールームを表示させたり(完全にゲーム内の状況が表示されるので、ARなのかというのはともかく)、それをOculusに対応させたりと、技術的にはかなり手がかかっている感じのゲームです(「それ必要なの?」というのはともかく)。
サーバーをうまく運営していくだけでなく、会社の株を売買したりもできるようですが、こちらも「それいるの?」とちょっと思ってしまったり……。
しかしながら、サーバー運営会社を舞台にしたゲームというアイディアは面白いなと思いました。グラフィックが近いのもあって「ゲーム発展途上国」を思い出します。
ただ、最近はヤギをシミュレートしてみたり、赤ん坊をシミュレートしてみたり、いろんなものをベースにしてゲームが出るので、もしかするとそうものめずらしいものではないのかもしれません……。
最初に取り上げた「TOKYO WARFARE」は値段にもよりますが、発売されたらぜひやってみたいところ。発売時期も明示されているので、期待しやすいですね。
Kickstarterでは、やっぱりお金を出すという行為が入るので、「いつごろまでに完成させます」というのがあるほうが資金調達もやりやすいと思うんですが、どうなんでしょうね。
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