2024年1月29日、コーエーテクモHDが2024年3月期第3四半期決算を発表しました。前年同期比で営業利益は減少が続いていますが、売上やそれ以外の利益は大幅な増額となっています。
前四半期:2024年3月期第2四半期(2023年第3四半期)
2024年3月期第3四半期(2023年第4四半期)決算
2024年1月29日、コーエーテクモHDが2024年3月期第3四半期決算を発表しました。以下、決算短信と決算説明会資料をもとに、今回の業績や会社の状況を見ていきます。
固定負債の大部分を占めていた転換社債型新株予約権付社債が1年以内に償還予定の負債となったことで、固定負債のほとんどが流動負債に移っています。
- 2024年3月期第3四半期累計業績:前年同四半期累計→当四半期累計(増減率)(単位は百万円)
- 売上高:49,439→61,136(+23.7%)
- 営業利益:22,994→20,316(-11.7%)
- 経常利益:16,880→33,825(+100.4%)
- 当期純利益:13,477→24,283(+80.2%)
パッケージゲームの新規発売がDLCのみだったためか、当四半期はパッケージゲームの販売本数についての情報はなし。
当四半期はパッケージゲームでDLC1本、スマートフォンゲームでIP許諾が1本新規リリース。オンライン・モバイル分野は四半期最高の売上を更新したとのこと。
売上の第3四半期累計値を見ると、パッケージ20,513百万円に対してオンライン・モバイルが36,280百万円と、パッケージゲームに対しておよそ1.8倍の売上になっています。当四半期はスマートフォンゲーム関連の外注加工費や広告費で営業利益が大きく押し下げられているようなので、売上が大きいからといって利益も大きいかというとそう単純ではないのでしょうが、コーエーテクモの事業の中でスマートフォンゲームの存在感がますます大きくなっているというのは間違いなさそうです。
2024年は既に発表されているとおり、「三國志8 Remake」の発売が予定されています。
目下のところは「三國志8 Remake」がどうなるのか気になっています。「三國志VII」の武将個人プレイはとても楽しめたので、同じく武将個人プレイとなる予定の「三國志8 Remake」にも期待しています。
コメント