2023年10月18日、「Cities: Skylines II」開発日記(舞台裏)#2が公開されました。本記事ではその内容を紹介します。今回はエディターについて。本体リリース前の開発日記です。
開発日記(舞台裏)
開発日記(舞台裏)#2は、エディターについて。
- 今回はエディターに関する計画についてだ。現在はこのゲームにそのエディターは含まれていないが、ベータテストが終わり次第、発売後にエディターを含めたアップデートを行う予定だ。
- 私たちは当初からみなさんのアイディアを実現するのに十分強力なエディターを搭載したいと考えていた。Mod制作コミュニティと密接に協力しながら開発を行っている。このツールは社内でも使用するが、目標はみなさんがこのゲームに独自のコンテンツを作成できるようにすることだ。創造の自由が「Cities: Skylines」の体験の真骨頂だ。
すべてを支配するひとつのエディター
- 前作では機能別に複数のエディターが用意されていたが、今作ではひとつのエディターですべての作業が可能だ。新たな建物はなにもない平らな世界に存在するわけではない。マップをロードしてその建物を環境の中に配置し、周囲に別の建物や道路を置くことで、その建物が都市でどのように見えるかがよりわかりやすくなる。同じことがマップにも言え、丘や谷の規模を思いどおりにするために景観を作りながら建物を配置できる。
ロードマップ
- エディターは現在ベータ版で、経験豊富なMod制作者とアセット作成者で構成されるmodding betaグループによってテストされている。エディターはいくつかのステップを経てリリースされる予定で、最初のステップにはマップの作成、アセットのインポート、コードMod、Paradox Modsを通じたセーブデータの共有が含まれる。
- カスタムマップの作成には景観の形成、川や湖の水源の設定、天然資源や森林の設置、都市の基礎的な外部接続の設定などがあるが、他に気温変動や天候のような気候の設定も行う。
- エディターの最初のリリースでは建物のカスタマイズをサポートしているが、将来的にはさらに多くのアセットタイプをサポートする予定だ。.fbxファイルをテクスチャーと一緒にインポートし、色を設定し、アセットを装飾し、ステータスの値を調整できる。既存アセットの編集も可能で、好きな建物に色付けや装飾を施して新たな外観を与えることができる。アセットのモデリングとテクスチャリングに関する技術情報はすべて、情報が入り次第更新される公式wikiで確認できる。
- このアップデートではコードの改造もサポートされる。このゲームには新しい技術が使用され、より深いシミュレーションが行われているため、前作のModはそのまま使用できないということをご承知おきいただきたい。
- この最初のアップデートではParadox Modsへの共有も可能になり、カスタムマップ・建物・コードMod・セーブデータの共有が行える。Paradox Modsは各プラットフォームの制限の範囲内で、PCに限らずすべてのプラットフォームで利用できる。コンソール向けに含まれるものについては発売が近くなってから詳しく述べる。
次のステップ
- エディターのリリースに続く私たちの目標は、より多くのアセットタイプを含むように機能を拡張することだ。乗り物・樹木・茂みを作成できるようにするとともに、市民モデルをインポートできるようにしたいと考えている。今作では樹木は苗木から成木になり、最後には枯れ木になるというライフサイクルを経るため、樹木のカスタマイズにはライフステージに対応した複数のモデルが必要となる。同様に市民もさまざまなライフステージを経るため、キャラクターモデルも子供から高齢者への変化を反映するものとなる。
- 今後の開発日記でキャラクターモデルの舞台裏を紹介する予定だ。この開発日記ではエディターがキャラクターのカスタマイズに対応したときにできることがわかるだろう。
みなさんのフィードバック
- 私たちはエディターの計画を意図的に変更可能なものにしている。私たちが計画している機能以外にも、Mod制作に役立つ改善や機能を実装する余地を残しておきたい。確約はできないが、エディターに対するみなさんからのフィードバックや要望を聞けるのを楽しみにしている。
次回はバランス調整について。
We're back with another development diary sharing our current and future plans for the Editor in Cities: Skylines II. And we want to hear what you want to create for the game.
👉 https://t.co/rk21nSD0Bl#CitiesSkylines2 pic.twitter.com/LzU0LpiLhk
— Colossal Order (@ColossalOrder) October 18, 2023
Colossal Orderのポスト(ツイート)を見ると、開発日記(舞台裏)は全6回の予定のようです。
コメント
これって発売後しばらくは自作マップすら作れないって事ですか…
今まで紹介されたゲームシステムがちゃんと動作して神ゲーなら何とかなるけど、
シムシティ2013みたいに致命的な欠陥とかあるとヤバいぞ。
普通にマップクリエイトあると思ってたのにないのか
ちょっとこれは勇足というか酷いのでは?
こういった情報を発売ギリギリで出すのはやっぱり印象悪いな
ゲーム本編も大丈夫なのか心配になってきたわ
なんか雲行き怪しくなってきたな……