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「Cities: Skylines II」開発日記#7――マップとテーマ

Cities: Skylines II

2023年7月31日、「Cities: Skylines II」開発日記#7が公開されました。本記事ではその内容を紹介します。今回はマップとテーマについて。本体リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#6――電気と水


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開発日記

開発日記#7は、マップとテーマについて。

  • 前作ではプレイ可能な地域は5×5のタイルであり、すべてをアンロックするとそのうち9タイルを購入できた。タイルは1.92×1.92km、プレイ可能地域の合計は92.16平方km、都市を建設できる最大面積は33.18平方kmだった。
  • 今作ではタイルがおよそ1/3の大きさになっているが、ほぼすべてをアンロックできるようになり、マップタイルは合計で441、プレイ可能地域は159平方kmある。前作のおよそ5倍だ。さらに、タイルは互いにつながっている必要はなく、技術的には孤立した小さな町を作ることもできるし、マップ端までタイルを買って新たな外部接続を作ることもできる。マップの高さの上限も以前よりずっと高くなった。
  • 前作ではマップの自然環境がテーマごとにあらかじめ設定されていたが、今作で言うテーマとは道路や建物のスタイルのことであり、新たなマップを始めるときにヨーロッパか北アメリカのテーマを選べる。

概要説明として、いつものように動画が公開されています。

新たな都市の開始

  • 新たな都市を始めるにはニューゲーム画面からマップを選択する必要がある。マップを選択すると、そのマップのデフォルトのテーマ、気候情報(詳しくは来週述べる)、マップが半球のどこに位置するかを示す緯度、季節のめぐり、利用できる建設可能地域、天然資源、マップ上に既に存在する外部接続などの詳細が表示される。
  • ゲームを始める前にオプションの設定ができ、都市の名前、テーマの変更、さまざまなゲームプレイオプションの有効化/無効化、チュートリアルのオン/オフを行える。こうしたオプションはマップのテーマと左側通行/右側通行の設定を除いて都市をロードする際に後で調整できる。

タイルのアンロック

  • 前作と同じく、マイルストーンに到達するごとに都市を拡張できるようになる。新たな都市は9タイルがアンロックされた状態で始まるが、これは前作とほぼ同じ大きさだ。タイル購入時にはマップを上から見下ろしたマップタイルUIが表示され、このときのカメラは移動や回転を行うことができる。タイルを選択すると建設可能地域・資源・コストなどの情報が表示され、タイルを右クリックすると選択が解除される。一度に複数のタイルを選択することもでき、購入前に合計コストを確認できる。コストは建設可能地域の面積と資源によって決まる。

マップ

  • 今作のマップを作成するにあたり、私たちはさまざまな風景がある多様なマップを作ることを目指した。どのマップも現実世界から着想を得ており、みなさんの見覚えのある者もあるかもしれない。

ARCHIPELAGO HAVEN

  • 四方を水に囲まれた大小の島々が連なる群島を元にしており、環礁・礁湖・半島・標高の低い小島が含まれる。都市は高速道路・鉄道線路・航路・空路によって外部接続が容易で、高速道路はマップを横切って2つの主要な島を結んでいる。

BARRIER ISLAND

  • バリアー島の形成に着想を得たマップで、湾によって区切られる本島に並行する長い島が特徴だ。こうした島々はほとんど平坦で、高速道路と鉄道線路が本島を横断しており、バリアー島に開始タイルが配置されているため、海路へのアクセスも容易だ。平坦な島々は空港建設によって空路での外部接続の恩恵も受けやすい。

GREAT HIGHLANDS

  • スコットランドの高地地方に着想を得たマップで山が多いが、ロッホとして知られる細長く深い湖もある。高速道路と鉄道線路が山々の間を走り、海沿いには海路とともに岩の多い島や恐るべき崖が散在している。

LAKELAND

  • フィンランドの湖水地方に着想を得たマップで、同じような形の穏やかな湖や小さな島がたくさんある。森林が多く、なだらかな丘がいくつかある平地もある。

MOUNTAIN VILLAGE

  • アルプス山脈の小都市に着想を得たマップで、マップを横切る川や山麓から伸びるなだらかな斜面がある。これは大きな川によって分断された広い渓谷を形成し、雪を被った山々の間に都市を建設できる。

RIVER DELTA

  • 湾曲した大きな川がなだらかな斜面を流れ、三角州を形成して海に流れ込んでいる。川はマップ端の丘に導かれ、広大な平地を形成している。三角州に拡張することで海路にアクセスできるようになり、島嶼地区を開発することもできるようになる。

SWEEPING PLAINS

  • ニュージーランドのカンタベリー平野に着想を得たこのマップは平らな草原が広がっており、広い海岸線を利用でき、マップの反対側では山脈が素晴らしい景観を作り出している。

TWIN MOUNTAIN

  • アイスランドの海岸線と象徴的な崖に着想を得たマップで、平らな頂上と急斜面がある2つの山がある。小さな川がマップを横切り、海に向かって流れている。海岸線には多くの崖や隠れた砂浜があり、海路にアクセスできる。既存の鉄道線路がないため、(注:外部とつながった)鉄道を作りたいならマップ端まで拡張する必要があるが、もちろん外部接続のない鉄道を作ることも可能だ。

WATERWAY PASS

  • 2つの巨大な山脈が自然な境界線を作り、プレイ可能な地域はマップ全体を横切る蛇行する川によって分断されている。一方には鉄道線路と高速道路があり、広い川岸は都市が成長する余地を多く残している。

WINDY FJORDS

  • フィヨルドに着想を得たマップで、険しい崖に囲まれた狭い細長い入り江が複数ある。山々の間には非常に広大な建築可能地域があり、狭い斜面を通じてフィヨルドにアクセスできる。

外部接続

  • マップには少なくとも1つの道路接続があり、ほとんどのマップには鉄道接続と海路があらかじめ存在する。すべてのマップには空路の接続と電力を輸出入するための送電線もある。一部のマップには開始時のタイルに複数の高速道路による接続もある。
  • マップの既存の外部接続に加えて、マップ端をアンロックすると道路・鉄道・船舶による接続を作ることができる。以前の開発日記で述べたように、電気や上下水道の接続も作成でき、そのサービスの取引を可能にする。空路は追加できないが、空港を建設すれば既存の空路による接続に自由に接続できる。

テーマ

ヨーロッパスタイル(左)と北アメリカスタイル(右)の中密度・高密度住宅。

  • 道路標識・信号機・都市サービスの車両モデル・道端の小道具を定義するもので、新たな都市を始めるときにヨーロッパか北アメリカを選ぶ。各マップには関連付けられたテーマがあるが、プレイヤーは好きなものを選ぶことができる。しかし都市を始めた後は変更できない。
  • 住宅・商業区画の建物の見た目のスタイルは区画作成時に選んだテーマによって決まる。デフォルトはマップのテーマだが、区画作成時に選択でき、両方のテーマが混在する都市を作ることもできる。一部の公共交通機関の停留所もテーマによって異なる見た目になり、区画の建物と同じくゲーム内でカスタマイズできる。

来週は気候と季節について。

次回:開発日記#8――気候と季節

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コメント

  1. 前作だと結局81タイル全部開放するMOD使って298平方kmにしてたから、実質半分くらいになるのかなぁ

    • 1で9×9が開発し切れるかって言うと微妙だけど見劣りするよな

    • 無茶な拡張するmod前提に判断するのは間違ってるだろう
      それも81タイルはシステムが殆ど付いていけてなかったし

    • そのMOD入れるユーザーが多かったから、じゃあ最初から全部開発できるようにしようってことだろうな

  2. 趣味でgoogleマップ眺めてる時に、ニューヨークのロングアイランドからメキシコまでの海岸線に、オランダとかベネチアの海岸線みたいな島や半島が延々続いてておもろいなって思ってたけど、バリアー島って名前だったんだなあ

  3. DLCで東アジアスタイル(日中韓台イメージ)とが来そうだなぁ

  4. 25タイルMODとほぼ一緒と考えると、サプライズ感はないけど見劣りはしない印象

    • 25タイルとの比較なら1.5倍くらいのサイズになる様な?

  5. 2で441タイル使うと1の43タイルぐらいになる
    25タイル比較で1.72倍

  6. 究極まで開発したときの広さというより、細かい単位で開発出来るようになるってことのほうが大きい
    平地だけとか交通の良い場所だけとかを開放出来て、序盤の自由が高くなる

  7. ググッてみると
    宮古島(158.9平方km)
    香川県さぬき市(158.6平方km)
    リヒテンシュタイン公国(160平方km)
    くらいの大きさってことらしい

  8. AIでマップ自動生成してくれる機能が追加されたらなお良し

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