心理・社会に関するシステムを大幅に見直すRimWorld用Mod「Psychology (unofficial) v1.1-1.3」

心理・社会に関するシステムを大幅に見直すRimWorld用Mod「Psychology (unofficial) v1.1-1.3」のご紹介。バニラのポーンの相性についても少し触れています。

記事更新時点での対応バージョン：1.3

Modの内容

RimWorld心理・社会に関するシステムを大幅に見直すModです。

元は「Psychology」というModで、更新の止まったこのModを別の方が引き継ぎ、細かな点の修正も行ってくださっています。詳しい説明は日本語化Submod「[1.3] Psychology (unofficial) 日本語翻訳追加」の紹介ページに日本語で掲載されていますが、ここでも簡単にModの機能をご紹介します。

第一に、バニラではポーン同士がどれだけ仲よくなるか、あるいは仲が悪くなるかはCompatibilityという値によって制御されています（下で少し詳しく述べます）が、本Mod最大の機能としてこれを上の画像のような精神性の差異で上書きし、ポーン同士の関係をよりそれらしいものにしてくれます。

第二に、これに合わせて本Modでは同性愛者などの性的指向が性格ではなく「キンゼイ評価」という指標で表現されており、ポーン同士の恋愛はこのキンゼイ評価に基づいて行われるようになります（本機能はMod設定からオフにすることも可能）。

第三に、入植地のポーンの間で総長選挙が行われるようになります（本機能もMod設定からオフにすることが可能）。総長は入植地のポーンから陳情を受けたり、苦情を受けたり（総長の心情が低下・苦情を言ったポーンの心情が上昇）、ポーンから支持の言葉をかけられたり（総長の心情が上昇）といったことが起こるようになります。

22:00追記：

上記のほか、本Modではさまざまな性格も追加されており、ポーンをさらに特徴づけてくれます。人間関係に影響するものと外的要因に影響されるものが多め。

バニラのポーンの関係

上で書いたように、バニラではポーン同士がどれだけ仲よくなるか（あるいは仲が悪くなるか）はCompatibilityという値によって制御されています。この値はオプションから開発者モードを有効にすると上の画像のように表示されますが、ゲーム中でこの値を操作することはできません。また、CompatibilityはどうやらポーンにつけられるIDからゲーム中で計算される値のようで、セーブデータに直接書き込まれているわけではなく、セーブデータの編集でも簡単に操作できるものではありません。

なお、ポーンIDを変えることである程度操作できるという情報がredditに投稿されていますし、もちろんCharacter Editorなどで大量にポーンをコピペしてCompatibilityの高いポーンを使うなどということも可能です。ただし、ポーンの関係を自然に操作したい場合、バニラでは不可能ではありませんが、このようなかなり面倒なことをやらなければなりません。

本Modではポーン同士の関係が精神性の差異で上書きされますが、精神性は開発者モードを有効にするとゲーム中で簡単に調整できます。項目が多いのでバニラより手間がかからないかというと難しいところですが、少なくともバニラより納得感のある関係を作ることができるとは言えるでしょう。

インストール

Steamワークショップの該当ページから黄緑色の「＋サブスクライブ」ボタンを押せばインストールされます。なお、導入にはModにライブラリを提供するMod「HugsLib」「Harmony」の両方が必要です。なお、日本語化Submod「[1.3] Psychology (unofficial) 日本語翻訳追加」もあります。

アンインストールも同じボタンから「×サブスクリプションの解除」を行えばOK。

次に、メインメニューの「MOD」から「HugsLib」「Harmony」「Psychology (unofficial) v1.1-1.3」を有効状態にします。

最後に、「HugsLib」「Harmony」よりも下に「Psychology (unofficial) v1.1-1.3」を配置（上の日本語化Submodを使用する場合は、日本語化Submodをそのさらに下に配置）して再起動すれば使用できます。

これまでもRimWorldのModをご紹介してきましたが、本記事で普段使用しているModはすべてご紹介したことになります。今後は紹介したModを使って実際にどのようにプレイしているかという動画作成を計画しています。いつ投稿できるか目処は立っていませんが、公開した暁にはぜひご覧いただければと思います。