「Europa Universalis IV」開発日記2020年4月28日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はフス派とボヘミアについて。1.30「ヨーロッパ」+「Emperor」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2020年4月28日分は、フス派とボヘミアについて。
- 1444年のスタート時点でボヘミアはフス派のプロヴィンスを持った状態で始まるが、国境はカトリックのままだ。ゲーム序盤に「Return of the Hussites」イベントが発生し、ボヘミアはフス派の貴族であるイジー・ス・ポジェブラトを王に選ぶ機会がある。この連鎖イベントは以下の3つの結果となるように見直した。
- ボヘミアはフス派を国教としてローマと永久に決別する。
- フス派とカトリックは和解し、ボヘミアのフス派を維持したままカトリックに復帰する。これは通常、AIが追求する結果だ。
- ボヘミアはカトリックを正統とする積極的な政策を行い、教皇の支持を得るためにフス派を改宗させようとする。
- プロテスタントの宗教改革が始まると、フス派の国家はフスは独自の信仰を維持するか、国家とフス派のプロヴィンスすべてをプロテスタントに改宗するかの選択肢が与えられる。
- フス派はReligious Peaceのもとでのみ皇帝になることができる。
アダム派は教会の礼拝を完全な裸で行うべきだと信じていた奇妙な教団だ。数値は最終的なものではない。
- フス派はプロテスタントの国家と同じくアスペクト(Church Aspects)のシステムを使用するが、プロテスタントと区別するために固有のアスペクトのリストがある。私たちはこうしたアスペクトと宗教の基本ボーナスを比較的強力なものとし、外交的孤立を相殺できるようにした。もちろんボヘミアのコンテンツの見直しはRegular Defenestrations(窓外放出)のボタンなしには完成しない。
- これは興味のある方向けの、スクリプトの完全なリストだ。
- これは新しいボヘミアのミッションツリーで、1.30のリリース後に「Emperor」所有者が利用できる。
- 左上はボヘミアのフス派の問題に関連したもので、連鎖イベントをどう進めるかで条件と報酬が変わる。特筆すべき報酬は、ローマと決別した場合にミッション「Hussite Resurgence」を完了するとプラハにCenter of Reformationが出現するというものだ。ほとんど非カトリックのヨーロッパを避けるため、このCoRはAge of Reformation終了までではなく、100年間のみとした。
- ボヘミア王は神聖ローマ皇帝、ポーランド王、ハンガリー王などの称号を持っていた。ミッションツリーの大部分はこうした称号を取り戻し、中央ヨーロッパと帝国の支配的地位を確立することを狙っており、報酬にはポーランドとハンガリーに対する強力な開戦事由「Restoration of Union」が含まれる。
- ハンガリーを屈服させ、キリスト教にとって最大の脅威であるオスマントルコに対抗しなければならない。最初の「Humiliate Austria」ができれば、ボヘミアは選帝侯を征服するときのペナルティなしにブランデンブルクとザクセンの両方を従属国として保ったまま服従させることができる。
- 「Reformatio Sigismundi」はボヘミアが皇帝となり、Perpetual Dietを可決する必要があり、報酬として帝国の権威上昇に20%のボーナスがつく。
- 帝国に関するルートの最後である「Peace in Europe」は平和を保ったまま神聖ローマ帝国の領土を250プロヴィンスに拡張する必要があり、報酬として君主の外交スキル+1と恒久的なYears of separatism-5を得る。
来週はBurgundian Inheritanceとミッションツリーについて。
1.30アップデートは元は2019年のうちにリリースが予定されていたものですが、延期するにしてもずいぶん長くかかっている印象があります。一度開発日記で紹介した内容を繰り返し取り上げているところを見ると、ゲームディレクターが交代してかなり大規模に内容変更が行われたのかもしれません。
コメント
フス派追加されんの!?
まーた役人が窓から放り出されるのか