「Europa Universalis IV」開発日記2024年4月2日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はTatars・中央アジア・Mongol Hordesについて。1.37リリース前の開発日記です。
前回:開発日記2024年3月19日――ハンガリー・オーストリア・ボヘミア・ドイツ
開発日記
開発日記2024年4月2日分は、Tatars・中央アジア・Mongol Hordesについて。
- まず前回の開発日記以降のフィードバックに基づいて行った変更について。
- 技術20が必要だった建国可能国家は技術18でアンロックされるようにした。これはこれまで技術20が必要だった建国可能国家すべてに影響する。
- Andean EmpireとDivine KingshipはAristocraticアイディアではなくDivineアイディアを使用できる。
- High-Americanの国家は黒曜石の供給源から恩恵を受けられるようになった。
- ステップの遊牧国家には、既にゲームに史実のできごとがいくつか存在している。Russiaにおけるタタールのくびきの衰退、KazakhとSibirの人々の動揺、中国におけるTumu Crisisなどだ。私たちはthe Successors of the Golden Horde、the Khans of Central Asia、the Mongols of Northern Yuan in the Eastの3つのブランチを作ることにした。
- すべてのHordeミッションツリーには共通の征服ミッションがあるが、地域によって進み方が異なる。
- the Golden Hordeが分裂したことで、Crimea・Kazan・Great Horde・Nogaiは領土の再統一とthe Muscovitesとの戦いが最初のミッションとなる。
- ロシアを征服し、タタールのくびきを再確認した後は、モンゴル征服の最西部であるカルパチア盆地まで到達できる。the hordesの覇権を主張し、モンゴル帝国を復活させたいなら、今度は東の中央アジアのステップやその先に注意を向ける時だ。
- the Tatar Hordesにとって、これは他のhordesと報酬が重複することを意味する。the Hordesの地域ごとに征服ミッションの固有のブランチがある。
- TatarsはTatar Landsとロシアに関する固有のミッションがある。
- 中央アジアのHordesは中央アジアとペルシャに関する固有のミッションがある。
- OiratとMongoliaは中国に関する固有のミッションがある。
- こうしたブランチが他の地域にまったくないわけではなく、例えばTatarsと中央アジアのHordesは中国に関する同じミッションツリーにアクセスできるし、同様のことが他の組み合わせについても言える。
- 次のいくつかのミッションは中央アジアのHordesとMongolsで共有されている。征服ツリーの中央アジアと中国の部分を見てみよう。the Mongolsとthe Tatarsのように、ツリーを通してKazakhを従属国にでき、望むなら彼らの中核的な領土を与えることができる。中央アジアの大部分を征服すればKazakhをincorporated vassalにできる。これはより密接な関係にある従属国で、容易に統合できる。
- 中国では元朝の請求権を主張でき、中国を征服すれば、中国をMongol Brother Realmにし、進化する補正「Like a Dragon」が遊牧民プレイスタイルの助けになる。征服中にプレイヤーは自国を新たな挑戦や新たに領土となった土地の人々に適応させることができる。
- ペルシャではティムール以前のモンゴル支配とイル・ハン国の再興を中心とする。この地域はティムール朝が支配していて後継国がないため、中央アジアのHordesが望むならイル・ハン国を改革できる。他の地域についてはそこにBrother Realmを建国できる。このミッションではペルシャからインドやエジプトにも拡大できる。
- モンゴル帝国の全土を統一できれば、征服ツリーの最後のミッション「Pax Mongolica」を完了できる。
- モンゴル帝国は全プロヴィンスを直接領有する必要はなくなり、従属国も含めて建国できるようになった。Mongol Brother Realmsは通常、プレイヤーがモンゴル帝国を再建国するのを禁じているため、チャガタイ愛好家のみなさんにとってはチャガタイもMongol Brother Realmsを建国できる。さらに、モンゴル帝国のTier1改革「Great Mongol State」でSiberian Frontiersにもアクセスできるようになり、シベリアのほかの土地も獲得できるようになる。
- Mongol Brother Realmはプレイヤーがすべての後継国をひとつの旗の下に置けるようにするため、イル・ハン国、Golden Horde、元はもっとも強力な後継国の従属国にできるようになった。こうした国家はLiberty Desireをほとんど持たず、属国であることにより追加の資金を支払い、プレイヤー国家の騎兵にボーナスをもたらす。こうした国家は自ら宣戦布告することは可能だが、これについてみなさんの意見を伺いたい。
- モンゴルと中央アジアの違いを見ていこう。元については、Tumu Crisisの間、Oiratはさらなる選択肢を利用できるようになる。皇帝Zhu Qizhenを捕らえられれば中国征服のために利用できる。ミッション「Tumu Crisis」では補正「Captured the Emperor」をコア作成コストとプロヴィンスの戦勝点コストに関するものに変化させる。イベント「Reuniting the Mongols」はミッションツリーにもあり、Mongol文化をひとつにまとめる。
- モンゴルと中央アジアのHordesに関するRussianとTatarの征服については、the Golden Hordeの残党を征服し、彼らをMongol Brother Realmとし、Cossacksを雇用できるようにすることを中心とする。
- 中央アジアの違いを見てみよう。ミッション「Unification of Chagatai」を完了するとチャガタイ・ハン国を復興でき、モンゴル帝国の建国を目指せる。他のミッションはthe Kazakhsとシルクロードの中心に位置する国家を中心としたものだ。ペルシャに移ることを決めたらイル・ハン国を再建国することもできる。
- ミッションの二つ目のパートでは内政や経済を掘り下げる。これは先に述べたすべてのグループが利用できるが、元は他のグループとはブランチが特に異なる。さらに分岐ミッションでは寛容か信仰への献身かを選択する。
- Hordesが朝貢制度に頼っていたことはミッション「Strengthen the Basqaqs」で表現される。進貢国は長期的には望ましくないかもしれないが、追加報酬によってHost of Armiesを軌道に乗せることができる。
- Horde Administrationはゲームで表現するのに苦労した。こうしたミッションではTribal階級との関わりを調整・改革し、部族から貴族を引き上げ、ゲーム開始時にHordeが対処しなければならない不安定さの問題を取り除ける。Tribal AbsolutismのようなMax Absolutismから恩恵を得る特権があれば、それを利用するために階級の特権を最小限に抑えるインセンティブとなる。
- シルクロード沿いの重要な交易拠点を支配し、これをペルシャに拡大することで、東西の交易の流れを制御できる。
- 元については、「Domination」に取り組んでいたときにコミュニティからthe Emperor of Chinaの新たなミッションツリーを利用できるようにしてほしいという要望が非常に多かった。そこで新DLCの所有者がthe Emperor of Chinaのミッションを利用できるようにし、「Domination」の所有者がベースゲームに含まれる古いモンゴルのミッションツリーでプレイするときにもそうしたミッションを利用できるようにした。これは「Mandate of Heaven」のシステムであるEoCでのみ動作するため、DLCが必要であることに注意してほしい。元に関する変化はこれだけではなく、モンゴルと中国の特徴を特徴を表現するためにフレーバーミッションはかなり異なるものになる。
- この組み合わせでは元は65のミッションからなるミッションツリーを利用できる。フレーバーパートは中国とモンゴルの特徴の混合を中心とし、効率的な官僚機構で征服を支えながら非常に拡張主義的でいることを可能にする。
来週はティムール朝とムガル帝国について。
コメント
Tinto Talksの話題は取り上げないのですか?
EU4開発日記についての記事の公開終了などと合わせて後日少し詳しく説明する予定ですが、今のところは予定していません。