「Cities: Skylines II」で拡張「Bridges & Ports」が発売延期コンソール版発売は10月目標

2024年4月18日、「Cities: Skylines II」で拡張「Bridges & Ports」発売が延期され、先日発売のDLC「Beach Properties」の本体取り込みと購入者への補償が発表されました。コンソール版発売は10月目標とのこと。

DLC「Beach Properties」発売時の記事はこちら。

拡張「Bridges & Ports」発売は2025年第1四半期に延期

We have an update from the Cities: Skylines team on the way forward, as well as the many meaningful changes we want to make in how we approach the game’s development and communicate with you.

Read the complete statement here: https://t.co/3jKGxQm9cU pic.twitter.com/KwRo83AcC6

— Cities: Skylines (@CitiesSkylines) April 18, 2024

2024年4月18日、パラドフォーラムにて、「Cities: Skylines II」で拡張「Bridges & Ports」の発売を2025年第1四半期に延期することが発表されました。

Steamストアページには既に新たな発売スケジュールが掲載されています。

延期の理由として、今回の発表ではまずDLC（「Beach Properties」）の発売を急いだことを謝罪し、今後は「本体とModツールの改善に完全に集中」し、「Colossal Order（「Cities: Skylines II」開発会社）は今後数か月の間、さらなる無料パッチとゲームのアップデートに注力」することが挙げられています。

コンテンツクリエーターパックについては開発チームとは別にParadox Interactiveとの協力で開発が進められ、Colossal Orderが行うのは実装作業のみのため、「Cities: Skylines II」の開発には影響しないとのこと。

DLC「Beach Properties」の本体取り込みと購入者への補償

同時に、2024年3月25日発売のアセットパック「Beach Properties」をゲーム本体に取り込み、購入者には返金することが発表されました。その理由として、「このDLCが急ごしらえであり、あのような状態で発売されるべきではなかったということに同意する」ためであると述べられています。

補償について、Steamで「Beach Properties」を個別に、あるいはSteamバンドル（拡張パスやBeach Propertiesバンドル）を通じて購入した場合は、「Beach Properties」の購入代金相当額が自動的にSteamウォレットに返金されるとのこと。それ以外のプラットフォームについてはFAQをご覧ください。返金処理は手作業で行われるため時間がかかるものの、1か月たっても返金されない場合は購入先に問い合わせてほしいとのこと。

（再掲画像）2024年第4四半期のクリエーターパック3つ、ラジオステーション3つがUltimate EditionとPremium Editionでの補償として提供されるものとされています。

一方、Ultimate EditionとPremium Edition（Ultimate Editionの物理メディア版）を購入した場合は、返金処理が困難なため、返金ではなく今後発売予定のクリエーターパック3つ、ラジオステーション3つ、合計39.99ドル相当のDLCを新たに提供することで補償とすることが発表されています。このクリエーターパック3つ、ラジオステーション3つは2024年第4四半期発売予定とのこと。

アセットパック「Beach Properties」の内容は、購入していなかった場合は2週間後に予定しているパッチで受け取ることになると述べられています。

コンソール版発売は10月「目標」

さらに、今回の発表では、しばらく触れられてこなかったコンソール版の発売時期について、10月を「目標（targeted）」としているとコメントされています。「コンソールでの発売に必要な最適化を行うのに苦労してきたが、4月に予定されているビルドで私たちがリリース候補版、そして10月を目標としたリリースビルドに進むのに十分な進捗を示すことを期待している」一方、「ビルドの進捗を確認して評価するまでは発売日を確定できないし、その場合でも不確実性は常に残る」とのこと。10月というのはあくまで目標であって確定ではないということを強調しています。

今回の発表で改めてゲーム本体の改善に注力することが発表されたほか、開発の優先順位を考える際にはコミュニティに関与してもらうことにし、少人数のプレイヤー代表と今年の開発について話し合うことも発表されています。今後「Cities: Skylines II」の開発がいい方向に向かうことを祈ります。